TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025110391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2025003862
出願日2025-01-10
発明の名称コネクタ端子およびコネクタ
出願人シバス エレクトロニクス (シアメン) カンパニー リミテッド,タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人大場国際特許事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気的接触の信頼性および安定性を向上させ、サイズを減少させ、製造コストを低くし、端子嵌合中の挿抜力を低減させることができるコネクタ端子およびコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ端子1は、円筒形本体10と環状部13と、複数の第1のばねアーム11と、複数の第2のばねアーム12とを備える。第1のばねアーム11の2つの端部が、それぞれ円筒形本体10および環状部13に接続される単純支持梁であり、第2のばねアーム12は、片持ち梁であり、第1のばねアーム11および第2のばねアーム12は、挿入される相手側端子の外周面との同時の電気的接触のために、周方向において交互に配置されている。コネクタ端子1は、単純支持梁および片持ち梁からなるハイブリッド構造を有することにより電気的接触の信頼性および端子の安定性を向上させ、サイズを減少させ、製造コストを低くし、嵌合中の挿抜力を低減させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタ端子であって、
軸方向において反対側にある前端部と後端部とを有する、円筒形本体(10)と、
前記円筒形本体(10)の前に、前記円筒形本体(10)に対して軸方向において反対側に配置されている、環状部(13)と、
前記円筒形本体(10)と前記環状部(13)との間に接続され、前記円筒形本体(10)の周方向において間隔を置いて配設されている、複数の第1のばねアーム(11)と、
前記円筒形本体(10)の前記前端部から前方に向けて延在し、前記円筒形本体(10)の前記周方向において間隔を置いて配設されている、複数の第2のばねアーム(12)と
を備え、
前記第1のばねアーム(11)の2つの端部が、それぞれ前記円筒形本体(10)および前記環状部(13)に接続され、したがって前記第1のばねアーム(11)は単純支持梁であり、
前記第2のばねアーム(12)の一方の端部が、前記円筒形本体(10)に接続され、他方の端部が、懸架されており、したがって前記第2のばねアーム(12)は、片持ち梁であり、
前記第1のばねアーム(11)および前記第2のばねアーム(12)は、挿入される相手側端子の外周面との同時の電気的接触のために、前記円筒形本体(10)の前記周方向において交互に配置されている、
コネクタ端子。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
窓(100)が、前記環状部(13)と2つの隣り合った第1のばねアーム(11)との間に形成され、各第2のばねアーム(12)は、対応する窓(100)内に懸架されている、
請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項3】
前記環状部(13)および前記円筒形本体(10)は、同軸であり、前記環状部(13)の直径は、前記円筒形本体(10)の直径よりも小さい、
請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項4】
前記環状部(13)は、相手側端子の挿入を可能にする前開口部(130)を有し、円錐形ガイド面(13a)が、前記相手側端子の挿入を案内するために、前記環状部(13)の前記前開口部(130)の内面に形成されている、
請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項5】
前記第1のばねアーム(11)の前端部および後端部が、それぞれ前記環状部(13)および前記円筒形本体(10)に接続され、内方に突出する第1のコンタクト部(11a)が、前記第1のばねアーム(11)の前記前端部に形成されており、
前記第2のばねアーム(12)の後端部が、前記円筒形本体(10)に接続され、内方に突出する第2のコンタクト部(12a)が、前記第2のばねアーム(12)の前端部の内面に形成されており、
前記相手側端子が前記コネクタ端子(1)に挿入されると、前記複数の第1のばねアーム(11)の前記第1のコンタクト部(11a)および前記複数の第2のばねアーム(12)の前記第2のコンタクト部(12a)は、前記相手側端子を囲繞し、前記相手側端子の前記外周面と同時に電気的に接触する、
請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項6】
前記第1のばねアーム(11)は、
前記円筒形本体(10)の前記前端部に接続されている後端部を有し、前記円筒形本体(10)の前記軸方向に沿って前方に延在する、第1の軸方向延長アーム(111)と、
前記第1の軸方向延長アーム(111)の前端部に接続されている後端部を有し、前記円筒形本体(10)の前記軸方向に対して前方に向けて斜めに延在する、第1の傾斜延長アーム(112)と
を備え、
前記第1の傾斜延長アーム(112)の前端部が、前記環状部(13)に接続されており、前記第1のコンタクト部(11a)は、前記第1の傾斜延長アーム(112)の前記前端部の内面に形成されている、
請求項5に記載のコネクタ端子。
【請求項7】
前記第2のばねアーム(12)は、
前記円筒形本体(10)の前記前端部に接続されている後端部を有し、前記円筒形本体(10)の前記軸方向に沿って前方に延在する、第2の軸方向延長アーム(121)と、
前記第2の軸方向延長アーム(121)の前端部に接続されている後端部を有し、前記円筒形本体(10)の前記軸方向に対して前方に向けて斜めに延在する、第2の傾斜延長アーム(122)と
を備え、
前記第2の傾斜延長アーム(122)の前端部が、懸架されており、前記第2のコンタクト部(12a)は、前記第2の傾斜延長アーム(122)の前記前端部の内面に形成されている、
請求項5に記載のコネクタ端子。
【請求項8】
円形位置決め段(10d)は、前記円筒形本体(10)の前記後端部の外側に形成されており、コネクタハウジング(2)に前記コネクタ端子(1)をロックするために、前記コネクタハウジング(2)内でロック要素(3)のロックばね(30)と当接するために使用される、
請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項9】
前記円筒形本体(10)の前記後端部に接続されており、ケーブルとの電気的接続のために前記ケーブルへの圧着に使用される、圧着部(14)
をさらに備える、請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項10】
前記圧着部(14)は、
U字形であり、前記ケーブルの導体芯線への圧着に適している、第1の圧着部(141)と、
U字形であり、前記ケーブルの外層への圧着に適している、第2の圧着部(142)と
を備え、
前記第1の圧着部(141)は、前記円筒形本体(10)の前記後端部と前記第2の圧着部(142)との間に接続されている、
請求項9に記載のコネクタ端子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、中国国家知識産権局において2024年1月15日に出願された中国特許出願第CN202420095545.4号の利益を主張し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
本発明は、コネクタ端子、およびコネクタ端子を備えるコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
先行技術においては、一般的に、高耐久性コネクタ(heavy duty connector)における端子のためには2つの構造があり、一方は完全な片持ち梁構造であり、もう一方は完全な単純支持梁構造である。完全な片持ち梁構造の端子は、変形が起こりやすく、それが電気的接触の不良および不安定さを引き起こすことがある。完全な支持梁構造の端子は、相手側端子との嵌合のときの挿抜力が大き過ぎるまたは小さ過ぎるため、制御が難しく、また、端子製品のサイズが比較的大きい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の不利な点のうちの少なくとも1つの側面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、コネクタ端子が提供される。コネクタ端子は、軸方向において反対側にある前端部と後端部とを有する、円筒形本体と、円筒形本体の前に、円筒形本体に対して軸方向において反対側に配置されている、環状部と、円筒形本体と環状部との間に接続され、円筒形本体の周方向において間隔を置いて配設されている、複数の第1のばねアームと、円筒形本体の前端部から前方に向けて延在し、円筒形本体の周方向において間隔を置いて配設されている、複数の第2のばねアームとを備える。
第1のばねアームの2つの端部が、それぞれ円筒形本体および環状部に接続され、したがって第1のばねアームは単純支持梁であり、第2のばねアームの一方の端部が、円筒形本体に接続され、他方の端部が、懸架(suspend)されており、したがって第2のばねアームは片持ち梁であり、第1のばねアームおよび第2のばねアームは、挿入される相手側端子の外周面との同時の電気的接触のために、円筒形本体の周方向において交互に配置されている。
【0006】
本発明の例示的実施形態によれば、窓が、環状部と2つの隣り合った第1のばねアームとの間に形成され、各第2のばねアームは、対応する窓内に懸架されている。
【0007】
本発明の別の例示的実施形態によれば、環状部および円筒形本体は、同軸であり、環状部の直径は、円筒形本体の直径よりも小さい。
【0008】
本発明の別の例示的実施形態によれば、環状部は、相手側端子の挿入を可能にする前開口部を有し、円錐形ガイド面が、相手側端子の挿入を案内するために、環状部の前開口部の内面に形成されている。
【0009】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1のばねアームの前端部および後端部が、それぞれ環状部および円筒形本体に接続され、内方に突出する第1のコンタクト部が、第1のばねアームの前端部に形成されており、第2のばねアームの後端部が、円筒形本体に接続され、内方に突出する第2のコンタクト部が、第2のばねアームの前端部の内面に形成されており、相手側端子がコネクタ端子に挿入されると、複数の第1のばねアームの第1のコンタクト部および複数の第2のばねアームの第2のコンタクト部は、相手側端子を囲繞し、相手側端子の外周面と同時に電気的に接触する。
【0010】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1のばねアームは、円筒形本体の前端部に接続されている後端部を有し、円筒形本体の軸方向に沿って前方に延在する、第1の軸方向延長アームと、第1の軸方向延長アームの前端部に接続されている後端部を有し、円筒形本体の軸方向に対して前方に向けて斜めに延在する、第1の傾斜延長アームとを備える。第1の傾斜延長アームの前端部が、環状部に接続されており、第1のコンタクト部は、第1の傾斜延長アームの前端部の内面に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
1か月前
日東精工株式会社
端子部品
1か月前
株式会社ExH
電流開閉装置
22日前
レナタ・アーゲー
電池
1か月前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
20日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
27日前
株式会社クオルテック
空気電池
1か月前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
7日前
エイブリック株式会社
半導体装置
22日前
株式会社メルビル
ステージ
29日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
1か月前
三洲電線株式会社
撚線
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
23日前
矢崎総業株式会社
電線
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
1か月前
太陽誘電株式会社
コイル部品
1か月前
株式会社ダイヘン
変圧器
13日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
22日前
株式会社村田製作所
電池
1か月前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
21日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
1日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
1か月前
住友電装株式会社
端子台
21日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
20日前
株式会社高田製作所
電源切替器
1か月前
続きを見る