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公開番号
2025110773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004809
出願日
2024-01-16
発明の名称
紙幣処理方法
出願人
グローリー株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
G07D
11/13 20190101AFI20250722BHJP(チェック装置)
要約
【課題】記番号の識別を伴う紙幣処理であって、適切な紙幣処理を実現する。
【解決手段】紙幣処理方法は、入金部21から装置の内部へ紙幣を順次送り込み、装置の内部へ送り込まれた紙幣を識別部25によって順次識別し、第1金種でかつ第1記番号であると識別部によって識別された第1紙幣を、搬送部4によって第1金種用の第1収納部31-34へ搬送しかつ第1収納部に収納し、第1紙幣が識別部によって識別された後に、第1金種でかつ第2記番号であると識別部によって識別された第2紙幣を、制御部(コントローラー15)による第1記番号と第2記番号との比較に基づいて、搬送部によって第2収納部35へ搬送する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
入金部から装置の内部へ紙幣を順次送り込み、
前記装置の内部へ送り込まれた紙幣を識別部によって順次識別し、
第1金種でかつ第1記番号であると前記識別部によって識別された第1紙幣を、搬送部によって前記第1金種用の第1収納部へ搬送しかつ前記第1収納部に収納し、
前記第1紙幣が前記識別部によって識別された後に、前記第1金種でかつ第2記番号であると前記識別部によって識別された第2紙幣を、制御部による前記第1記番号と前記第2記番号との比較に基づいて、前記搬送部によって第2収納部へ搬送する、
紙幣処理方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第1記番号と前記第2記番号との類似を判断し、
前記第1記番号と前記第2記番号とが類似している場合、前記搬送部によって前記第2紙幣を前記第2収納部へ搬送し、
前記第1記番号と前記第2記番号とが類似していない場合、前記搬送部によって前記第2紙幣を前記第1収納部へ搬送しかつ前記第1収納部に収納する、
請求項1に記載の紙幣処理方法。
【請求項3】
前記制御部は、前記識別部によって識別された前記第1記番号と前記第2記番号との照合において不一致の文字の数が所定数n以下の場合、前記第1記番号と前記第2記番号とは類似していると判断する、
請求項2に記載の紙幣処理方法。
【請求項4】
前記第1収納部に収納される紙幣の記番号を記憶部によって記憶し、
前記装置の出金処理において、前記第1収納部が、収納している紙幣を出金用紙幣として繰り出し、
前記出金処理において前記第1収納部が繰り出した紙幣を前記識別部によって識別すると共に、識別された記番号と、記憶されている記番号との照合を前記制御部によって行い、
前記制御部は、前記識別された記番号と、前記記憶されている記番号との間で不一致の文字の数が前記所定数n以下の場合、前記識別された記番号と、前記記憶されている記番号とは同じであるとみなす判断をする、
請求項3に記載の紙幣処理方法。
【請求項5】
前記所定数nは、変更可能である、
請求項3又は4に記載の紙幣処理方法。
【請求項6】
前記所定数nは、前記識別部の識別能力に基づいて設定される、
請求項5に記載の紙幣処理方法。
【請求項7】
前記制御部は、前記第2記番号と、前記第2紙幣が前記識別部によって識別される前に、前記識別部によって前記第1金種であると識別されて前記第1収納部に収納される紙幣からなるグループであって、前記第2紙幣に連なったm枚の紙幣からなるグループに含まれる記番号それぞれと、を比較し、
前記第2記番号に類似する記番号が前記グループに含まれる場合、前記搬送部によって前記第2紙幣を前記第2収納部へ搬送する、
請求項2~6のいずれか1項に記載の紙幣処理方法。
【請求項8】
前記m枚は、変更可能である、
請求項7に記載の紙幣処理方法。
【請求項9】
前記第1収納部は、紙幣を重ねて収納する、
請求項1~8のいずれか1項に記載の紙幣処理方法。
【請求項10】
前記第2収納部は、前記装置の出金処理において、収納している紙幣を出金用紙幣として繰り出さない、
請求項1~9のいずれか1項に記載の紙幣処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、紙幣処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の現金自動取引装置が記載されている。利用者が入金取引を選択した場合、現金自動取引装置は、入金処理を行う。入金処理において、現金自動取引装置は、入出金口に投入された紙幣を、鑑別部によって鑑別する。鑑別部は、紙幣の鑑別と記番号の識別とを行う。現金自動取引装置は、識別できなかった文字数が所定のしきい値を超えた紙幣を、入金不可紙幣として、入出金口へ返却する。
【0003】
利用者が出金取引を選択した場合、現金自動取引装置は、出金処理を行う。出金処理において、現金自動取引装置は、リサイクル庫から繰り出された紙幣を、鑑別部によって鑑別する。鑑別部は、紙幣の鑑別と記番号の識別とを行う。現金自動取引装置は、識別できなかった文字数が所定のしきい値を超えた紙幣を、出金不可紙幣として、一時保留部へ収納する。
【0004】
紙幣の記番号は、紙幣処理において、様々な用途に利用される。特許文献2には、従来の紙幣処理機が記載されている。紙幣処理機は、補充処理を行う。補充処理は、紙幣収納カセットに、出金用の紙幣を補充する処理である。補充処理において、紙幣処理機は、入出金部に投入された紙幣を、識別部が識別した後に、紙幣収納カセットに収納する。補充処理時に識別部によって順次識別された複数の記番号が連番であった場合、紙幣処理機は、補充された紙幣が、官封券の帯封を解いた新券であると判断する。特許文献3に記載された従来の貨幣処理装置も、前記紙幣処理機と同様に、識別された記番号に基づいて、補充された紙幣が官封券の帯封を解いた新券であることを判断する。
【0005】
紙幣処理装置は、紙幣の記番号を、収納している紙幣の管理に利用する場合もある。例えば特許文献4には、紙幣の記番号を使って、収納部の在高を確定する紙幣処理方法が記載されている。具体的に、この紙幣処理方法では、収納部に収納されている紙幣の記番号を、紙幣の収納順に並べたリストを記憶している。収納部から紙幣が繰り出された場合に、繰り出された紙幣の記番号を読み取ってリストと照合することにより、その繰り出し後に、収納部に収納されている紙幣が確定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6119374号公報
特許第6966116号公報
特開2019-46373号公報
特開2022-20406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
紙幣処理装置の識別部が、紙幣の記番号の全文字を正確に読み取ることは難しい。全文字の識別ができたことをもって、記番号の識別ができたと判断する場合、記番号の識別ができなかった紙幣の数が大幅に増えてしまう。特許文献1にも記載されているように、従来の紙幣処理装置は、処理効率の低下を抑制するために、一記番号につき数文字の識別不可を許容している。
【0008】
ところが、数文字の識別不可が許容されると、識別した記番号と、記憶している記番号との照合精度が悪くなる場合がある。例えば類似している記番号同士を照合する場合である。記番号同士が類似しているとは、複数の記番号の間で異なる文字数が所定数以下であることを意味する。連番である複数の記番号は、類似している。連番である複数の記番号において文字が異なる数は、一つ又は二つであるからである。数文字の識別不可が許容されると、識別した記番号と記憶している記番号との照合時に数文字が一致しなくても、紙幣処理装置は、記番号が同じであると判断する。紙幣処理装置が、類似している複数の記番号が全て同じ記番号であると判断してしまうおそれがある。紙幣処理装置には、処理効率の低下を抑制することと、記番号の照合精度の低下を抑制することとを実現できる紙幣処理が求められる。
【0009】
ここに開示する技術は、記番号の識別を伴う紙幣処理であって、適切な紙幣処理を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ここに開示する技術は、紙幣処理方法に係る。この紙幣処理方法は、以下のステップを含む。つまり、
入金部から装置の内部へ紙幣を順次送り込み、
前記装置の内部へ送り込まれた紙幣を識別部によって順次識別し、
第1金種でかつ第1記番号であると前記識別部によって識別された第1紙幣を、搬送部によって前記第1金種用の第1収納部へ搬送しかつ前記第1収納部に収納し、
前記第1紙幣が前記識別部によって識別された後に、前記第1金種でかつ第2記番号であると前記識別部によって識別された第2紙幣を、制御部による前記第1記番号と前記第2記番号との比較に基づいて、前記搬送部によって第2収納部へ搬送する。
(【0011】以降は省略されています)
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