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公開番号
2025114095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008545
出願日
2024-01-24
発明の名称
制御装置、制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 カスタム用紙のカラーキャリブレーションの結果を他の用紙にも適用できるように制御する。
【解決手段】 制御装置は、対象とする用紙に対するカラーキャリブレーションの結果の適用範囲を設定する設定手段を備え、前記設定手段は、前記対象とする用紙がユーザによる用紙に関する情報の編集が可能なカスタム用紙である場合、前記カラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙にも共通に適用可能とする第1範囲、及び前記カラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙に適用不可とする第2範囲、のいずれかに設定する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
対象とする用紙に対するカラーキャリブレーションの結果の適用範囲を設定する設定手段を備え、
前記設定手段は、前記対象とする用紙がユーザによる用紙に関する情報の編集が可能なカスタム用紙である場合、カラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙にも共通に適用可能とする第1範囲、及びカラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙に適用不可とする第2範囲、のいずれかに設定する
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記対象とする用紙について所定の条件を満たすかを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記所定の条件を満たすと判定した場合に、ユーザによる前記第1範囲及び前記第2範囲のうちいずれか一方の選択を受け付ける受付手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記受付手段は、
前記判定手段が前記所定の条件を満たさないと判定した場合に、ユーザによる前記第1範囲の選択を受け付けない
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記適用範囲はユーザインタフェースを介してユーザにより設定可能であって、
前記ユーザインタフェースは、前記判定手段が前記所定の条件を満たすと判定した場合に、前記第1範囲及び前記第2範囲のうちいずれか一方の選択を受け付ける第1表示状態で表示される
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記ユーザインタフェースは、前記判定手段が前記所定の条件を満たさないと判定した場合に、前記第2範囲の選択を受け付け、前記第1範囲の選択を受け付けない第2表示状態で表示されることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記所定の条件は少なくとも、前記対象とする用紙がカラーキャリブレーションを実行可能な用紙であることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の制御装置。
【請求項7】
用紙に関する前記情報として、用紙の種類ごとに複数のパラメータについての値が設定された用紙種類データを取得する第1取得手段を更に備え、
前記所定の条件は、前記第1取得手段が取得した前記用紙種類データにカラーキャリブレーションの目標値が設定されていることであることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
用紙に関する前記情報として、用紙の種類ごとに複数のパラメータについての値が設定された用紙種類データを取得する第1取得手段を更に備え、
前記所定の条件は、前記第1取得手段が取得した前記用紙種類データに、種類が異なる他の用紙に前記カラーキャリブレーションの結果を適用可能であることを示す適性情報が設定されていることであることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記適性情報は前記カスタム用紙の基準となる用紙の前記用紙種類データに予め設定され、前記基準となる用紙が前記カスタム用紙となる場合の前記適性情報であり、前記基準となる用紙に設定された前記適性情報が前記カスタム用紙の前記用紙種類データに複製されることを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
用紙に関する前記情報として、前記対象とする用紙の物性情報を取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段が取得した前記物性情報に基づき、種類が異なる他の用紙に前記対象とする用紙のカラーキャリブレーションの結果を適用可能であるかを決定する決定手段と、を更に備え、
前記所定の条件は、前記決定手段により、種類が異なる他の用紙に、前記対象とする用紙のカラーキャリブレーションの結果を適用可能であると決定されることであることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置により実行されるカラーキャリブレーションの適用範囲の制御に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタ等の画像形成装置では、記録ヘッドの経年劣化等によりインクの吐出量が変化するため、同一の画像データに基づいて画像を形成しても用紙等の記録媒体上に表現される色が変動してしまうことがある。そこで、安定した色を記録媒体上に表現するために、画像形成装置に入力された画像データを補正する、いわゆるカラーキャリブレーション(以下、キャリブレーション)が知られている。キャリブレーションでは、記録ヘッドにより記録媒体(以下、用紙という)にカラーパッチを記録し、カラーパッチの測色を行い、その測色結果に基づいて入力された画像データの補正処理を行う。
【0003】
特許文献1では、キャリブレーションの結果を他の用紙にも共通に適用する用紙を「共通キャリブレーション用紙」、キャリブレーション実行時に使用した用紙のみ適用する用紙を「個別キャリブレーション用紙」としている。これにより、キャリブレーションにより得られた値の適用範囲を切り分ける技術が開示されている。
【0004】
ところで、画像形成装置用の純正用紙及びメーカにより印刷結果が確認された特定の用紙について、用紙の特性に対応した機器の制御パラメータ等が設定された用紙データが用紙種類ごとに提供されている。またこうした用紙データが提供されていない、サードパーティ製の用紙については、「カスタム用紙」としてユーザが新たな用紙データを新規作成可能となっている。この「カスタム用紙」は、ユーザが既存の用紙データをベースにカスタマイズすることで作成される。ユーザは、サードパーティ製等の不特定の用紙の印刷品質や搬送性などを向上させたい場合に、「カスタム用紙」の追加と編集を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-212842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、「カスタム用紙」の場合、特許文献1では「個別キャリブレーション用紙」として用紙データが作成されることになっており、「共通キャリブレーション用紙」のカスタム用紙を作成することができなかった。なぜなら、キャリブレーション結果を他の用紙に適用して問題ないのは、プリントヘッドのインク吐出量差を正しく検知できる用紙、すなわち、カラーパッチ測色時に正しく反射光を測定できるような所定基準の特性が必要だからである。しかしサードパーティ製の用紙の特性は多様であり、必ずしもカラーパッチの測色時に正しく反射光を測定できるとは限らない。そのような特性不明の用紙を用いたキャリブレーションの結果を別の用紙に適用した場合には、本来の色で出力されるとは限らず、キャリブレーションとしての機能が成立しないからである。しかし、カスタム用紙であっても所定基準の特性を有するものもあり、一律に個別キャリブレーション用紙とするのは、用紙データの運用形態を狭める要因となっていた。
【0007】
そこで、本開示の目的は、カスタム用紙のカラーキャリブレーションの結果を他の用紙にも適用できるように制御することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、本開示の制御装置は、対象とする用紙に対するカラーキャリブレーションの結果の適用範囲を設定する設定手段を備え、前記設定手段は、前記対象とする用紙がユーザによる用紙に関する情報の編集が可能なカスタム用紙である場合、前記カラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙にも共通に適用可能とする第1範囲、及び前記カラーキャリブレーションの結果を前記対象とする用紙とは種類が異なる他の用紙に適用不可とする第2範囲、のいずれかに設定する。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、カスタム用紙についても、カラーキャリブレーションの結果を他の用紙にも共通に適用可能となり、用紙データの運用形態の幅が拡がり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の制御装置を含む制御システムの構成例を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。
用紙データ管理装置のハードウェア構成の例を示す図である。
本開示の制御装置を含む制御システムの機能構成を示す図である。
用紙データの構成例を示す図である。
用紙データ編集処理の全体の流れを示すフローチャートである。
キャリブレーション種別の設定処理を示すフローチャートである。
キャリブレーション種別を設定するためのUIの例を示す図である。
キャリブレーション処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態の用紙データの構成例を示す図である。
第2の実施形態におけるキャリブレーション種別の設定処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
第3の実施形態の制御システムの機能構成を示す図である。
第3の実施形態におけるキャリブレーション種別の設定処理を示すフローチャートである。
第4の実施形態の制御システムの機能構成を示す図である。
キャリブレーション実行を指示するためのUIの例を示す図である。
キャリブレーション制御処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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