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公開番号2025116225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025093575,2021031992
出願日2025-06-04,2021-03-01
発明の名称害虫防除組成物
出願人アース製薬株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A01N 53/08 20060101AFI20250731BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物を用いる場合であっても、沈殿物が生じることなく、当該ピレスロイド化合物の脂肪族炭化水素に対する溶解性を充分に確保した害虫防除組成物を提供すること。
【解決手段】脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)、環状テルペノイド(B)、及び炭素数5~17の脂肪族炭化水素(C)を含有し、前記脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)に対する前記環状テルペノイド(B)の質量比が0.6以上である、害虫防除組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)、環状テルペノイド(B)、及び炭素数5~17の脂肪族炭化水素(C)を含有し、
前記脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)に対する前記環状テルペノイド(B)の質量比が0.6以上である、害虫防除組成物。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)が、シフルトリン、モンフルオロトリン及びピレトリンからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の害虫防除組成物。
【請求項3】
前記環状テルペノイド(B)が、メントン、メントール、カルボン、チモール、プレゴン、p-メンタン-3,8-ジオール、1,8-シネオール、ピネン及びツジョンからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は請求項2に記載の害虫防除組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫防除組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
害虫防除組成物は、害虫に対して防除効果を示す害虫防除成分を有効成分として含有するものであり、その施用対象は、人間、家畜、ペット、農産物、住居など多岐に渡る。害虫防除成分としては、例えば、ピレスロイド系化合物、カーバメイト系化合物、有機リン系化合物等が挙げられる。
【0003】
害虫防除組成物は、用途に応じて様々な剤型で使用される。例えば、害虫防除組成物は、液剤、エアゾール剤等として使用される。また、その際には害虫防除組成物の流動性を向上させたり、結晶化を防止したりするために、脂肪族炭化水素等の溶剤を用いて害虫防除成分を溶解させることが従来なされている。
【0004】
例えば、特許文献1及び特許文献2には、ピレスロイド系化合物に溶剤として脂肪族炭化水素を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-062086号公報
特開2018-095577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者らの検討によると、特定のピレスロイド化合物(例えば、シフルトリン、モンフルオロトリン、ピレトリン等)は、脂肪族炭化水素に対する溶解性が低く、害虫防除組成物中に沈殿する等の問題が生じる場合があることがわかった。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、上述したような脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物を用いる場合であっても、沈殿物が生じることなく、当該ピレスロイド化合物の脂肪族炭化水素に対する溶解性を充分に確保した害虫防除組成物を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定量の環状テルペノイドを害虫防除組成物に含有させることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は下記<1>~<3>に関するものである。
<1>脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)、環状テルペノイド(B)、及び炭素数5~17の脂肪族炭化水素(C)を含有し、
前記脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)に対する前記環状テルペノイド(B)の質量比が0.6以上である、害虫防除組成物。
<2>前記脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物(A)が、シフルトリン、モンフルオロトリン及びピレトリンからなる群から選択される少なくとも1種である、<1>に記載の害虫防除組成物。
<3>前記環状テルペノイド(B)が、メントン、メントール、カルボン、チモール、プレゴン、p-メンタン-3,8-ジオール、1,8-シネオール、ピネン及びツジョンからなる群から選択される少なくとも1種である、<1>又は<2>に記載の害虫防除組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明の害虫防除組成物は、脂肪族炭化水素難溶性ピレスロイド化合物を用いる場合であっても、沈殿物が生じることなく、当該ピレスロイド化合物の脂肪族炭化水素に対する溶解性を充分に確保できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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