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公開番号2025118919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025083017,2022542658
出願日2025-05-19,2021-01-08
発明の名称溝の輪郭を最適化するために複数のゾーンを有するガス分配プレート
出願人ラム リサーチ コーポレーション,LAM RESEARCH CORPORATION
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H01L 21/3065 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】溝の輪郭を最適化するために複数のゾーンを有するガス分配プレートを提供する。
【解決手段】基板処理システムにおいて、処理チャンバに処理ガスを注入するためのガス分配装置は、1つの第1の孔および複数の第2の孔を有する上方プレートと、下方プレート304と、を含む。下方プレートは、下方プレートの上面324と上方プレートの下面とのいずれか一方に形成された陥凹領域328を有する。陥凹領域は、上方プレートと下方プレートとの間にプレナム空間332を画定する。下方プレートはさらに、陥凹領域内に位置する隆起した囲い336を有する。囲いは、プレナム空間を第1のプレナム340と第2のプレナム344に分離し、第1のプレナムは、上方プレートの中央孔と流体連通しており、第2のプレナムは、上方プレートの複数の外側の孔と流体連通している。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
基板処理システムのガス分配装置であって、前記ガス分配装置は、
1つの第1の孔および複数の第2の孔を有する上方プレートと、
下方プレートと、を備え、前記下方プレートは
(i)前記下方プレートの上面と(ii)前記上方プレートの下面とのいずれか一方に形成された陥凹領域であって、前記陥凹領域は、前記上方プレートと前記下方プレートとの間にプレナム空間を画定する、陥凹領域、および
前記陥凹領域内に位置する隆起した囲いであって、前記囲いは、前記プレナム空間を第1のプレナムと第2のプレナムに分離し、前記第1のプレナムは、前記第1の孔と流体連通しており、前記第2のプレナムは、前記複数の第2の孔と流体連通している、囲い
を有する、ガス分配装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記上方プレートは、レセプタクルを有し、前記第1の孔および前記複数の第2の孔は、前記レセプタクルの中に位置している、ガス分配装置。
【請求項3】
請求項2に記載のガス分配装置であって、前記レセプタクルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを有する中央インジェクタを受け入れるように構成される、ガス分配装置。
【請求項4】
請求項3に記載のガス分配装置であって、さらに前記中央インジェクタを有し、前記第1の孔は、前記レセプタクル内の中央に位置し、前記第1のチャネルは、前記第1の孔と同一線上にあり、かつ流体連通している、ガス分配装置。
【請求項5】
請求項4に記載のガス分配装置であって、前記第2のチャネルは、前記複数の第2の孔と同一線上にあって流体連通している環状底部を有する、ガス分配装置。
【請求項6】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記第1の孔は、前記上方プレートの中央に位置し、前記複数の第2の孔は、前記第1の孔の径方向外向きに位置している、ガス分配装置。
【請求項7】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記第1の孔の面積は、前記複数の第2の孔の全面積と実質的に同じである、ガス分配装置。
【請求項8】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記第1のプレナムと前記第2のプレナムは、同一平面上にある、ガス分配装置。
【請求項9】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記囲いの高さは、前記陥凹領域を取り囲んでいる前記下方プレートと前記上方プレートのうち対応するいずれか一方の外側部分の高さと同じである、ガス分配装置。
【請求項10】
請求項1に記載のガス分配装置であって、前記第1のプレナムは、複数の第1の突出部を有し、前記囲いは、複数の第2の突出部を有し、前記複数の第2の突出部の各々が、前記複数の第1の突出部のそれぞれの突出部を取り囲む、ガス分配装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年1月13日に出願された米国仮出願第62/960,390号の利益を主張するものである。上記出願の開示全体を参照して本願に援用する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本開示は、基板処理システムの処理チャンバに処理ガスを注入するためのガス分配装置に関する。
【背景技術】
【0003】
本明細書に記載している背景説明は、本開示の状況を全体的に提示することを目的としている。この背景の項に記載している範囲で、現在明記している発明者の研究、および出願時に先行技術として適格ではない可能性がある説明の側面は、明示的にも黙示的にも本開示に対抗する先行技術であるとは認められない。
【0004】
半導体ウエハなどの基板のエッチング、堆積、および/またはその他の処理を実施するために基板処理システムを用いてよい。基板上で実施してよい例示的なプロセスとして、プラズマ強化化学蒸着(PECVD)プロセス、化学強化プラズマ蒸着(CEPVD)プロセス、スパッタリング物理蒸着(PVD)プロセス、イオン注入プロセス、および/またはその他のエッチング(例えば化学エッチング、プラズマエッチング、反応性イオンエッチングなど)、堆積、および洗浄プロセスがあるが、これらに限定されない。
【0005】
基板は、基板処理システムの処理チャンバ内のペデスタル、静電チャック(ESC)などの基板支持体に配置されてよく、および1種類以上の処理ガスを含むガス混合物を処理チャンバに導入してよい。例えば、プラズマ系エッチングプロセスでは、1つ以上の前駆体を含むガス混合物を処理チャンバに導入し、プラズマを打って基板をエッチングする。
【発明の概要】
【0006】
基板処理システムのガス分配装置は、1つの第1の孔および複数の第2の孔を有する上方プレートと、下方プレートとを含む。下方プレートは、下方プレートの上面と上方プレートの下面とのいずれか一方に形成された陥凹領域を有する。陥凹領域は、上方プレートと下方プレートとの間にプレナム空間を画定する。下方プレートはさらに、陥凹領域内に位置する隆起した囲いを有する。囲いは、プレナム空間を第1のプレナムと第2のプレナムに分離し、第1のプレナムは、第1の孔と流体連通しており、第2のプレナムは、複数の第2の孔と流体連通している。
【0007】
他の特徴として、上方プレートは、レセプタクルを有し、第1の孔および複数の第2の孔は、このレセプタクルの中に位置している。レセプタクルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを有する中央インジェクタを受け入れるように構成される。ガス分配装置はさらに、中央インジェクタを有し、第1の孔は、レセプタクル内の中央に位置し、第1のチャネルは、第1の孔と同一線上にあり、かつ流体連通している。第2のチャネルは、複数の第2の孔と同一線上にあって流体連通している環状底部を有する。
【0008】
他の特徴として、第1の孔は、上方プレートの中央に位置し、複数の第2の孔は、第1の孔の径方向外向きに位置している。第1の孔の面積は、複数の第2の孔の全面積と実質的に同じである。第1のプレナムと第2のプレナムは、同一平面上にある。囲いの高さは、陥凹領域を取り囲んでいる下方プレートと上方プレートのうち対応するいずれか一方の外側部分の高さと同じである。
【0009】
他の特徴として、第1のプレナムは、複数の第1の突出部を有し、囲いは、複数の第2の突出部を有し、複数の第2の突出部の各々が、複数の第1の突出部のそれぞれの突出部を取り囲む。第1のプレナムは、4つの突出部を有するクローバーの葉の形状である。第2のプレナムは、囲いの複数の第2の突出部のうちの隣同士の対の間に位置する複数の第3の突出部を有する。囲いは、ジグザグ路を有し、ジグザグ路は、複数の第2の突出部のうちの隣同士の対を接続し、複数の第1の突出部のうちの隣同士の対の間に内向き突出する。ジグザグ路は、複数の第3の突出部のそれぞれの突出部に流路を画定する。流路は、複数の第1の突出部のうちの隣同士の対の間、および複数の第2の突出部のうちの隣同士の対の間にある、複数の第3の突出部のそれぞれの突出部に向かって径方向外向きに延在する。流路の径方向内向きの端部は、複数の第2の孔と同一線上にある。
【0010】
他の特徴として、下方プレートは、第1のプレナムから下方プレートの下面まで延在する複数の第1の孔と、第2のプレナムから下方プレートの下面まで延在する複数の第2の孔とを有する。複数の第2の孔は、複数の第1の孔の径方向外向きに位置している。
(【0011】以降は省略されています)

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