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公開番号
2025120026
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015216
出願日
2024-02-02
発明の名称
液体吐出装置、その制御方法及びプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20250807BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】適切なクリーニングとワイパの劣化抑制とを共に実現する。
【解決手段】プリンタのCPUは、記録処理(S2)の後、ワイピング処理(S4)と、クリーニング処理(S6又はS7)と、を実行する。クリーニング処理は、ストッパにワイパの姿勢を保持させた状態で実行されるクリーニング処理(S6)と、ストッパにワイパの姿勢を保持させない状態で実行されるクリーニング処理(S7)と、に分類される。ストッパにワイパの姿勢を保持させた状態でクリーニング処理が実行されるときのクリーナからワイパへの押圧力は、ストッパにワイパの姿勢を保持させない状態でクリーニング処理が実行されるときのクリーナから前記ワイパへの押圧力よりも大きい。CPUは、記録処理(S2)が第1条件で実行される場合はクリーニング処理(S6)を実行し、記録処理(S2)が第1条件と異なる第2条件で実行される場合はクリーニング処理(S7)を実行する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルが開口したノズル面及び前記ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、ワイパと、クリーナと、前記ノズル面と前記ワイパとを相対的に移動させる第1移動機構と、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させる第2移動機構と、制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記アクチュエータの駆動により、前記ノズルから記録媒体に対して液体を吐出させる第1吐出処理と、
前記第1移動機構の駆動により、前記ワイパと前記ノズル面とを互いに接触させた状態で前記ワイパと前記ノズル面とを前記ノズル面と平行な方向に相対的に移動させることで、前記ノズル面をワイピングする、ワイピング処理と、
前記第2移動機構の駆動により、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させることで、前記ワイパと前記クリーナとを互いに接触させ、前記ワイパをクリーニングする、クリーニング処理と、を実行し、
前記クリーニング処理中の前記ワイパの姿勢を保持する保持機構をさらに備え、
前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力は、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力よりも大きく、
前記制御部は、
前記第1吐出処理が第1条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理を実行し、
前記第1吐出処理が前記第1条件と異なる第2条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理を実行することを特徴とする、液体吐出装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1条件は、直近の前記クリーニング処理の終了後における前記ノズルからの液体の吐出量が所定量を超えるという条件であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記直近のクリーニング処理は、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で実行されるクリーニング処理であることを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1条件は、前記ノズルから吐出される液体が、固形分が析出する液体であるという条件であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記ノズルは、固形分が析出する第1液体を吐出する第1ノズルと、前記第1液体よりも固形分が析出し難い第2液体を吐出する第2ノズルと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1条件は、前記第1ノズルからの前記第1液体の吐出量の前記第2ノズルからの前記第2液体の吐出量に対する比率が所定値を超えるという条件であることを特徴とする、請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記所定値は1であることを特徴とする、請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記ワイパの環境温度を検知する温度センサをさらに備え、
前記第1条件は、前記環境温度が第1所定温度以上という条件であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記ワイパの環境温度を検知する温度センサをさらに備え、
前記第1条件は、前記環境温度が第2所定温度以下という条件であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記ワイパの環境湿度を検知する湿度センサをさらに備え、
前記第1条件は、前記環境湿度が所定湿度以下という条件であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル面をワイピングするワイパとワイパをクリーニングするクリーナとを備えた液体吐出装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワイパにクリーニング部材(クリーナ)を接触させてワイパに付着した液体を除去すること(クリーニング処理)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-190360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クリーニング処理中にワイパの姿勢が保持されないと、クリーニングが適切に実現されないという問題が生じ得る。当該問題を抑制するため、ワイパの姿勢を保持する保持機構を設け、クリーニング処理中のワイパの姿勢を保持することが考えられる。
【0005】
しかしながら、ワイパの姿勢が保持された状態でクリーニング処理が実行されるときのクリーナからワイパへの押圧力が、ワイパの姿勢が保持されない状態でクリーニング処理が実行されるときのクリーナからワイパへの押圧力よりも大きい場合に、クリーニング処理の際に常にワイパの姿勢を保持すると、上記押圧力によってワイパの劣化が促進されてしまう。
【0006】
本発明の目的は、適切なクリーニングとワイパの劣化抑制とを共に実現可能な液体吐出装置、その制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液体吐出装置は、ノズルが開口したノズル面及び前記ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、ワイパと、クリーナと、前記ノズル面と前記ワイパとを相対的に移動させる第1移動機構と、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させる第2移動機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記アクチュエータの駆動により、前記ノズルから記録媒体に対して液体を吐出させる第1吐出処理と、前記第1移動機構の駆動により、前記ワイパと前記ノズル面とを互いに接触させた状態で前記ワイパと前記ノズル面とを前記ノズル面と平行な方向に相対的に移動させることで、前記ノズル面をワイピングする、ワイピング処理と、前記第2移動機構の駆動により、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させることで、前記ワイパと前記クリーナとを互いに接触させ、前記ワイパをクリーニングする、クリーニング処理と、を実行し、前記クリーニング処理中の前記ワイパの姿勢を保持する保持機構をさらに備え、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力は、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力よりも大きく、前記制御部は、前記第1吐出処理が第1条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理を実行し、前記第1吐出処理が前記第1条件と異なる第2条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理を実行することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る制御方法は、ノズルが開口したノズル面及び前記ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、ワイパと、クリーナと、前記ノズル面と前記ワイパとを相対的に移動させる第1移動機構と、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させる第2移動機構と、を備えた液体吐出装置の制御方法であって、前記アクチュエータの駆動により、前記ノズルから記録媒体に対して液体を吐出させる第1吐出処理と、前記第1移動機構の駆動により、前記ワイパと前記ノズル面とを互いに接触させた状態で前記ワイパと前記ノズル面とを前記ノズル面と平行な方向に相対的に移動させることで、前記ノズル面をワイピングする、ワイピング処理と、前記第2移動機構の駆動により、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させることで、前記ワイパと前記クリーナとを互いに接触させ、前記ワイパをクリーニングする、クリーニング処理と、を実行し、前記液体吐出装置は、前記クリーニング処理中の前記ワイパの姿勢を保持する保持機構をさらに備え、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力は、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力よりも大きく、前記第1吐出処理が第1条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング処理を実行し、前記第1吐出処理が前記第1条件と異なる第2条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング処理を実行することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るプログラムは、ノズルが開口したノズル面及び前記ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、ワイパと、クリーナと、前記ノズル面と前記ワイパとを相対的に移動させる第1移動機構と、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させる第2移動機構と、を備えた液体吐出装置を、前記アクチュエータの駆動により、前記ノズルから記録媒体に対して液体を吐出させる第1吐出手段、前記第1移動機構の駆動により、前記ワイパと前記ノズル面とを互いに接触させた状態で前記ワイパと前記ノズル面とを前記ノズル面と平行な方向に相対的に移動させることで、前記ノズル面をワイピングする、ワイピング手段、及び、前記第2移動機構の駆動により、前記ワイパと前記クリーナとを相対的に移動させることで、前記ワイパと前記クリーナとを互いに接触させ、前記ワイパをクリーニングする、クリーニング手段、として機能させ、前記液体吐出装置は、前記クリーニング手段による処理中の前記ワイパの姿勢を保持する保持機構をさらに備え、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング手段による処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力は、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング手段による処理が実行されるときの前記クリーナから前記ワイパへの押圧力よりも大きく、前記第1吐出手段による処理が第1条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させた状態で前記クリーニング手段による処理を実行し、前記第1吐出手段による処理が前記第1条件と異なる第2条件で実行される場合、前記保持機構に前記ワイパの姿勢を保持させない状態で前記クリーニング手段による処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、保持部材でワイパの姿勢を保持することで、適切なクリーニングを実現できる。また、第1吐出処理が第1条件で実行される場合はワイパの姿勢を保持する一方、第1吐出処理が第2条件で実行される場合はワイパの姿勢を保持しない。これにより、クリーニング処理の際に常にワイパの姿勢を保持する場合に比べ、ワイパの劣化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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