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公開番号2025124322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020292
出願日2024-02-14
発明の名称燃料噴射装置および往復動内燃機関
出願人三菱重工業株式会社,株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F02M 61/10 20060101AFI20250819BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料噴射装置および往復動内燃機関において、必要に応じて燃料噴射量を増減可能とする。
【解決手段】第1針弁と第2針弁を有する燃料噴射弁と、第1針弁に燃料を供給する第1燃料供給経路と、第2針弁に燃料を供給する第2燃料供給経路と、第1燃料供給経路と第2燃料供給経路の少なくともいずれか一方に設けられる開閉弁と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1針弁と第2針弁を有する燃料噴射弁と、
前記第1針弁に燃料を供給する第1燃料供給経路と、
前記第2針弁に燃料を供給する第2燃料供給経路と、
前記第1燃料供給経路と前記第2燃料供給経路の少なくともいずれか一方に設けられる開閉弁と、
を備える燃料噴射装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
第1針弁と第2針弁は、噴孔面積が相違する、
請求項1に記載の燃料噴射装置。
【請求項3】
作動油圧供給源と、前記作動油圧供給源と前記開閉弁とを連結する作動油供給経路と、前記作動油供給経路に設けられる制御弁とを有する、
請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置。
【請求項4】
前記燃料噴射弁は、先端部に噴孔が設けられる本体と、前記本体の内部に移動自在に設けられると共に移動位置に応じて前記第1燃料供給経路が前記噴孔に連通可能な前記第1針弁と、前記本体と前記第1針弁との間に移動自在に設けられると共に移動位置に応じて前記第2燃料供給経路が前記噴孔に連通可能な第2針弁とを有する、
請求項1に記載の燃料噴射装置。
【請求項5】
前記本体と前記第1針弁と前記第2針弁とは、同心状をなし、軸方向に相対移動可能であり、前記第2針弁に対して前記第1針弁が離間するように移動すると、前記第1燃料供給経路が前記噴孔に連通して燃料を噴射し、前記本体に対して前記第2針弁が離間するように移動すると、前記第2燃料供給経路が前記噴孔に連通して燃料を噴射する、
請求項4に記載の燃料噴射装置。
【請求項6】
前記噴孔は、周方向に間隔を空けて位置する第1噴孔と、前記第1噴孔に対して周方向または軸方向に対してずれた位置で周方向に間隔を空けて位置する第2噴孔とを有し、前記第1燃料供給経路は、前記第1噴孔に連通可能であり、前記第2燃料供給経路は、前記第1噴孔および前記第2噴孔に連通可能である、
請求項4または請求項5に記載の燃料噴射装置。
【請求項7】
前記第1針弁は、軸方向に沿うと共に基端部が前記第1燃料供給経路に連通して先端部が開口する第1燃流路を有し、前記第2針弁は、軸方向に沿って貫通する第2燃流路を有し、前記第1燃流路の先端部と前記第2燃流路の基端部との間に第1シート部が設けられる、
請求項6に記載の燃料噴射装置。
【請求項8】
前記本体は、前記第1噴孔が形成される第1チャンバと、前記第2噴孔が形成される第2チャンバと、前記第2燃料供給経路が連通する第3チャンバとを有し、前記第2チャンバと前記第3チャンバとの間に第2シート部が設けられ、前記第1針弁の移動に応じて前記第1シート部が開閉可能であり、前記第2針弁の移動に応じて前記第2シート部が開閉可能である、
請求項7に記載の燃料噴射装置。
【請求項9】
前記第1針弁および前記第2針弁が下降位置にあるとき、前記第1燃料供給経路および前記第2燃料供給経路が前記第1噴孔に連通せず、前記第1針弁が上昇位置にあるとき、前記第1燃料供給経路が前記第1噴孔に連通し、前記第2針弁が上昇位置にあるとき、前記第2燃料供給経路が前記第1噴孔および前記第2噴孔に連通する、
請求項8に記載の燃料噴射装置。
【請求項10】
燃焼室を有する内燃機関本体と、
前記燃焼室に燃料を噴射する請求項1に記載の燃料噴射装置と、
を備える往復動内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料噴射装置および往復動内燃機関に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
往復動内燃機関は、燃料噴射装置が搭載される。往復動内燃機関は、燃料噴射装置が燃焼室の高圧空気に燃料を噴射することで燃焼し、発生した燃焼エネルギにより駆動する。燃料噴射装置は、要求負荷に応じて燃料噴射量を調整している。また、近年、有害物質(例えば、二酸化炭素など)の発生量が少ないカーボンフリーの燃料を使用することが考えられている。しかし、カーボンフリーの燃料には、着火性や燃焼性が悪いものがあり、着火性や燃焼性の良い燃料と併用することが必要となる。この場合、燃料噴射装置は、カーボンフリーの燃料を主燃料として噴射し、着火性の良い燃料をパイロット燃料として噴射する。このような燃料噴射装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-180567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の燃料噴射装置は、要求負荷に応じて噴射量を増加させたい一方で、必要に応じて燃料噴射量を減少させたいという要望がある。この場合、燃料の最少噴射量は、噴孔から安定して噴射することができる量によって決まる。そのため、噴射弁の噴孔面積を小さくすることが考えられる。しかし、噴射弁の噴孔面積を小さくすると、要求負荷が大きくなったときに十分な噴射量を確保することができないという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、必要に応じて燃料噴射量を増減可能とする燃料噴射装置および往復動内燃機関を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の燃料噴射装置は、第1針弁と第2針弁を有する燃料噴射弁と、前記第1針弁に燃料を供給する第1燃料供給経路と、前記第2針弁に燃料を供給する第2燃料供給経路と、前記第1燃料供給経路と前記第2燃料供給経路の少なくともいずれか一方に設けられる開閉弁と、を備える。
【0007】
また、本開示の往復動内燃機関は、燃焼室を有する内燃機関本体と、前記燃焼室に燃料を噴射する請求項1に記載の燃料噴射装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の燃料噴射装置および往復動内燃機関によれば、必要に応じて燃料噴射量を増減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の舶用ディーゼルエンジンを表す概略図である。
図2は、第1実施形態の燃料噴射装置を表す概略構成図である。
図3は、燃料噴射装置の作動を表す概略構成図である。
図4は、第2実施形態の燃料噴射装置を表す概略構成図である。
図5は、燃料噴射弁を表す断面図である。
図6は、開閉弁の開放時における燃料噴射弁の作動を表す概略図である。
図7は、開閉弁の開放時における燃料噴射弁の作動を表すタイムチャートである。
図8は、開閉弁の閉止時における燃料噴射弁の作動を表す概略図である。
図9は、開閉弁の閉止時における燃料噴射弁の作動を表すタイムチャートである。
図10は、開閉弁の開閉動作時における燃料噴射弁の作動を表すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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