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公開番号2025126507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022735
出願日2024-02-19
発明の名称通信ケーブル及びワイヤーハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 11/02 20060101AFI20250822BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】伝送特性の安定化を図り、端末加工性を向上させることが可能な通信ケーブル及びワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】通信ケーブル1は、導体11とその外周の絶縁体12とを有する線心10が2本対撚りされた対撚線TWと、対撚線TWの外側に充実状態で設けられると共に、主成分が絶縁体12と同じとなる樹脂で構成されたシース20と、対撚線TWとシース20との間に介在し、粘度が300CS以上1000CS以下となるシリコーンオイルによって構成されるシリコーンオイル層30とを備え、対撚線TWとシース20との密着力が5N以上、且つ、絶縁体断面積(mm2)×絶縁体引張強度(MPa)N以下とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導体とその外周の絶縁体とを有する線心が2本対撚りされた対撚線と、
前記対撚線の外側に充実状態で設けられると共に、主成分が前記絶縁体と同じとなる樹脂で構成されたシースと、
前記対撚線と前記シースとの間に介在し、粘度が300CS以上1000CS以下となるシリコーンオイルによって構成されるシリコーンオイル層と、を備え、
前記対撚線と前記シースとの密着力が5N以上、且つ、絶縁体断面積(mm

)×絶縁体引張強度(MPa)N以下とされている
ことを特徴とする通信ケーブル。
続きを表示(約 51 文字)【請求項2】
請求項1に記載の通信ケーブルを備えることを特徴とするワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ケーブル及びワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2本の線心を対撚りしシースを押し出して形成された通信ケーブルが知られている。このような通信ケーブルは、シースがチューブ状に押し出されるチューブ押出と、シースが充実に押し出される充実押出との2通りによって製造される(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ここで、チューブ押出によって製造された通信ケーブルは、シースがチューブ状であるため、対撚線とシースとの間に間隙が生じ、外部応力によりシースとの間隙や、対撚線の位置関係が変化し易く、伝送特性が安定しない傾向がある。一方、充実押出によって製造された通信ケーブルは、チューブ押出される通信ケーブルよりも伝送特性が安定し易い傾向にある。そこで、充実押出された通信ケーブルの使用が検討されている。
【0004】
また、通信ケーブルは、線心の絶縁体とシースとに同種の材料を用いることで、使用環境の温度の影響があってもケーブル全体の誘電率・誘電正接の変化が少なく、良好な伝送特性を得られることが知られている。そこで、線心の絶縁体とシースとに同種の材料を用いた充実押出による通信ケーブルの使用が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-155824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、線心の絶縁体とシースとに同種の材料を用いた充実押出による通信ケーブルは、材料としての融点が近しいため、シース押出時の樹脂温度で線心の絶縁体が溶けて対撚線の絶縁体とシースとの張り付きが生じ易いものであった。そして、対撚線の絶縁体とシースとに張り付きが生じると、シースを剥ぎ取る端末加工時にシースだけを剥くことが困難となっていた。
【0007】
このような問題に対して、充実押出前に対撚線の周囲にタルク等の粉末状の潤滑材を配置することが考えられるが、実際には粉末状の潤滑材を対撚線の周囲に隙間なく敷き詰めることは困難であり、結局張り付きが生じて端末加工性が良いものとはいえなかった。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、伝送特性の安定化を図り、端末加工性を向上させることが可能な通信ケーブル及びワイヤーハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る通信ケーブルは、導体とその外周の絶縁体とを有する線心が2本対撚りされた対撚線と、前記対撚線の外側に充実状態で設けられると共に、主成分が前記絶縁体と同じとなる樹脂で構成されたシースと、前記対撚線と前記シースとの間に介在し、粘度が300CS以上1000CS以下となるシリコーンオイルによって構成されるシリコーンオイル層と、を備え、前記対撚線と前記シースとの密着力が5N以上、且つ、絶縁体断面積(mm

)×絶縁体引張強度(MPa)N以下とされている。
【0010】
また、本発明に係るワイヤーハーネスは、上記に記載の通信ケーブルを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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