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公開番号2025130081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2025104095,2021162994
出願日2025-06-19,2021-10-01
発明の名称車両充電システム
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 7/02 20160101AFI20250829BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 優先順位が低い車両であっても待たされずに充電を開始でき、更に全体の充電電流が所定の値を超えることのない車両充電システムを提供する。
【解決手段】 車両6を充電するための複数の充電器1と、充電器1を制御する充電制御装置2とを備え、充電制御装置2は系統からの受電電力情報を基に車両充電に使用可能な電流の上限値を設定し、充電器1に接続されて充電量が所定の電力量に達していない車両6が複数あったら、その複数の車両に対して上限値を分割して同一電流値で充電を実施する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両を充電するための複数の充電器と、前記充電器を制御する充電制御装置とを備えた車両充電システムであって、
前記充電制御装置は、系統からの受電電力情報を基に、車両充電に使用可能な電流の上限値を設定し、前記充電器に接続されて充電量が所定の電力量に達していない車両が複数あったら、その複数の車両に対して前記上限値を分割して同一電流値で充電を実施することを特徴とする車両充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両充電システムに関し、特に複数台の車両の充電が可能な車両充電システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車等の蓄電池を搭載した車両を充電するための充電器を複数備えた車両充電システムがある(例えば、特許文献1参照)。
このように複数の充電器を備えることで、増加する電動車両に対応して充電の待ち時間を削減できた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-66278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の充電器を備えた上記従来のシステムは、複数台の車両が充電される場合、充電電流の総量がデマンド値等の設定された値を超えるような事態が発生する。このような場合は、接続した順番で優先順位が決められ、優先順位の低い車両は充電を待たされる場合が発生し、効率的な充電ができなかった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、優先順位が低い車両であっても待たされずに充電を開始でき、更に全体の充電電流が所定の値を超えることのない車両充電システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、車両を充電するための複数の充電器と、充電器を制御する充電制御装置とを備えた車両充電システムであって、充電制御装置は、系統からの受電電力情報を基に、車両充電に使用可能な電流の上限値を設定し、充電器に接続されて充電量が所定の電力量に達していない車両が複数あったら、その複数の車両に対して上限値を分割して同一電流値で充電を実施することを特徴とする。
尚、所定の電力量とは、例えば車両が一定の距離を走行可能な電力量である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、後から充電を開始した車両であっても、所定の電力量に達していなければ、他の車両と同一電流で充電が行われるため、後から充電を開始した利用者に対して、充電が後回しにされる様な不快感を抱かせることが無い。
そして、充電する車両の数が増えても全体の充電電流が上限値を超えることが無いよう制御されるため、商用電力の契約電流、デマンド値、或いは遮断器の容量を超えないよう制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両充電システムの一例を示す構成図である。
充電制御装置のブロック図である。
充電制御の流れを示すフローチャートである。
充電制御の流れを示すフローチャートである。
輪番充電制御する場合の優先順位と充電電流の関係を示す表図である。
均等充電制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は車両充電システムの一例を示す構成図である。図1に示すように、車両充電システムは、複数の充電器(充電器)1、個々の充電器1を制御する充電制御装置2を有している。また、3は系統からの受電電力である商用電源、4はスマートメータから成る電力量計、5は電路Lを開閉する遮断器を含む開閉器、6は充電されるEV等の車両、7は商用電源3が供給される充電器1以外の負荷を示している。
充電制御装置2は電力量計4と通信線L1を介して接続され、各充電器1は、商用電源3から電力の供給を受け、充電制御装置2と通信線L2で接続されている。
【0010】
図2は充電制御装置2のブロック図を示している。充電制御装置2は、電力量計4から通信線L1を介して電力情報(電流情報)を入手する第1通信部21、個々の充電器1と通信線L2を介して通信する複数の第2通信部22、後述する上限値等を記憶する記憶部23、充電制御方式を設定する操作部24、充電器1を制御すると共に充電制御装置2を制御する充電制御装置CPU25等を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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