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公開番号2025131013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028475
出願日2024-02-28
発明の名称端子付き電線及び端子付き電線で用いられる端子
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/70 20060101AFI20250902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】流動性を有する封止材を硬化させることで封止部を形成する場合であっても、コネクタハウジングの端子収容室への挿入力が増大してしまうことを抑制することが可能な端子付き電線及び端子付き電線で用いられる端子を提供する。
【解決手段】端子付き電線3は、電線4と、電線4の導体41に電気的に接続される電線接続部52を有する端子5と、導体41の露出部411を覆う封止部6と、を備えている。また、電線接続部52は、導体41を電気的に接続した状態で固定する導体固定部522と、絶縁被覆42を固定する被覆固定部523と、導体固定部522と被覆固定部523とを連結し、導体41の露出部411が載置される継部524と、を備えている。そして、電線接続部52の外面52bのうちの少なくとも継部524の外面5242となる部位に、封止材61の付着を抑制することが可能な撥油部52421が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタハウジングの端子収容室に挿入される端子付き電線であって、
導体と前記導体を被覆する絶縁被覆とを備える電線と、
前記導体に電気的に接続される電線接続部を有する端子と、
流動性を有する封止材を硬化させることで形成されて、前記導体の露出部を覆う封止部と、
を備え、
前記電線接続部は、
前記導体を電気的に接続した状態で固定する導体固定部と、
前記絶縁被覆を固定する被覆固定部と、
前記導体固定部と前記被覆固定部とを連結し、前記導体の露出部が載置される継部と、
を備えており、
前記電線接続部には、
前記電線が配置される側に位置する内面と、
前記電線が配置される側とは反対側に位置する外面と、
前記内面と前記外面とを連設する端面と、
が形成されており、
前記外面のうちの少なくとも前記継部の外面となる部位に、前記封止材の付着を抑制することが可能な撥油部が形成されている、
端子付き電線。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記外面のうちの少なくとも前記継部の外面となる部位に、撥油性材料を塗布することで前記撥油部が形成されている、
請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載された端子付き電線で用いられる、
端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線及び端子付き電線で用いられる端子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の従来の端子付き電線としては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1では、端子付き電線は、導体と導体を被覆する絶縁被覆とを有する電線と、電線の端末部(先端部分)における導体の露出部に電気的に接続される電線接続部を有する端子と、を備えている。
【0003】
さらに、特許文献1では、端子付き電線が、導体の露出部を全体的に覆うように形成された封止部を備えるようにしている。こうすることで、導体と電線接続部との接触箇所に水が浸入してしまうことを抑制できるようにし、以て、導体と電線接続部との接触箇所に水が浸入することに起因するガルバニック腐食を防止できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-225171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術では、流動性を有する封止材を導体の露出部を覆うように塗布した状態で封止材を硬化させることで、導体と電線接続部との接触箇所に水が浸入してしまうことを抑制する封止部が形成されるようにしている。そのため、導体の露出部を覆うように塗布した際に、封止材が流動して電線接続部の側方に流れ出てしまい、電線接続部の側部に封止材が付着してしまうおそれがある。そして、電線接続部の側部に封止材が付着した状態で封止材を硬化させると、電線接続部の側方に大きく膨らんだ封止部が形成されてしまう。
【0006】
このように、電線接続部の側方に大きく膨らんだ封止部が形成されると、端子付き電線をコネクタハウジングの端子収容室に挿入する際に、封止部がコネクタハウジングの壁部に干渉してしまうおそれがある。そして、封止部がコネクタハウジングの壁部に干渉してしまうと、端子付き電線のコネクタハウジングへの挿入力が増大してしまったり、端子付き電線をコネクタハウジングの端子収容室に挿入することができなくなってしまったりするおそれがある。
【0007】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、流動性を有する封止材を硬化させることで封止部を形成する場合であっても、コネクタハウジングの端子収容室への挿入力が増大してしまうことを抑制することが可能な端子付き電線及び端子付き電線で用いられる端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様に係る端子付き電線は、コネクタハウジングの端子収容室に挿入される端子付き電線であって、導体と前記導体を被覆する絶縁被覆とを備える電線と、前記導体に電気的に接続される電線接続部を有する端子と、流動性を有する封止材を硬化させることで形成されて、前記導体の露出部を覆う封止部と、を備え、前記電線接続部は、前記導体を電気的に接続した状態で固定する導体固定部と、前記絶縁被覆を固定する被覆固定部と、前記導体固定部と前記被覆固定部とを連結し、前記導体の露出部が載置される継部と、を備えており、前記電線接続部には、前記電線が配置される側に位置する内面と、前記電線が配置される側とは反対側に位置する外面と、前記内面と前記外面とを連設する端面と、が形成されており、前記外面のうちの少なくとも前記継部の外面となる部位に、前記封止材の付着を抑制することが可能な撥油部が形成されている。
【0009】
本発明の態様に係る端子は、上記端子付き電線で用いられるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、流動性を有する封止材を硬化させることで封止部を形成する場合であっても、コネクタハウジングの端子収容室への挿入力が増大してしまうことを抑制することが可能な端子付き電線及び端子付き電線で用いられる端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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