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公開番号2025132342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029826
出願日2024-02-29
発明の名称印刷方法、インクセット及び印刷物の製造方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20250903BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】被塗物に付着させた液体のにじみを抑制することができる印刷方法の提供を目的とする。
【解決手段】被塗物上に、25℃におけるせん断速度1s-1での粘度が1.00×103mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s-1での粘度が3.50×102mPa・s以下である第一の液体を付着させる第一の工程と、前記被塗物に付着した前記第一の液体上に、第二の液体をノズルから吐出して印刷する第二の工程と、を有する印刷方法。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
被塗物上に、25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が1.00×10

mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が3.50×10

mPa・s以下である第一の液体を付着させる第一の工程と、
前記被塗物に付着した前記第一の液体上に、第二の液体をノズルから吐出して印刷する第二の工程と、
を有することを特徴とする印刷方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第一の液体の25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が、3.00×10

mPa・s以下である、請求項1に記載の印刷方法。
【請求項3】
前記第一の液体の25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が、3.00×10

mPa・s以上である、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項4】
前記第一の液体の25℃におけるせん断速度0.1s
-1
での粘度が、3.00×10

mPa・s以上である、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項5】
前記第一の液体の静的表面張力(C)m/Nm及び前記第二の液体の静的表面張力(D)m/Nmが、下記式(1)を満たす、請求項1または2に記載の印刷方法。
(数1)
C(m/Nm)-D(m/Nm)≦10(m/Nm)・・・式(1)
【請求項6】
前記第二の液体の25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が、3mPa・s以上3.0×10mPa・sである、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項7】
前記第一の液体の固形分が40質量%以上である、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項8】
前記被塗物が多孔質基材である、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項9】
インクジェット法によって、前記被塗物上に、前記第一の液体及び前記第二の液体の少なくともいずれかを吐出する、請求項1または2に記載の印刷方法。
【請求項10】
25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が1.00×10

mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が3.50×10

mPa・s以下である第一の液体と、
25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が、3mPa・s以上3.0×10mPa・sである第二の液体と、
を含むことを特徴とするインクセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷方法、インクセット及び印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、異なる種類のインクを重ねて記録媒体上に画像を形成するインクジェット印刷方式が知られている。例えば、ボトル用のラベル印刷において、ボトルや内容物の色が濃い場合などはそれらの色がラベルに透過してデザインの見栄えを損なわないようにカラーインクと組合せて白色インクで隠蔽性をだすことで、ボトルや内容物の色がラベルを透過するのを防いでいる。布帛用の印刷においては、布帛の色を白色インクで隠蔽してからカラーインクを印刷することで、カラーでのグラフィックを実現している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、従来のインクでは、建物の外装や内装、フロア、床、路面用途で塗装する際に、被塗物の色が濃い基材、凹凸がある基材やポーラス形状の基材において、被塗物を隠蔽するインクを印刷した後、続けて被塗物を隠蔽するインクの上に異なるインクを印刷した際に、被塗物を隠蔽するインクが厚膜化できず十分被塗物の色を隠蔽できないという問題があった。また、被塗物を隠蔽するインクの上に異なるインクを印刷した際に、インクがにじんでしまうという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、被塗物に付着させた液体のにじみを抑制することができる印刷方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態に係る印刷方法は、被塗物上に、25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が1.00×10

mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が3.50×10

mPa・s以下である第一の液体を付着させる第一の工程と、
前記被塗物に付着した前記第一の液体上に、第二の液体をノズルから吐出して印刷する第二の工程と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施形態に係る印刷方法によれば、被塗物に付着させた液体のにじみを抑制することができる印刷方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置としての液体吐出装置を示す概略側面図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る印刷装置としての液体吐出装置を示す概略平面図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る印刷装置におけるインクジェットノズルのノズル閉鎖時の状態を示す概略構成図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る印刷装置におけるインクジェットノズルのノズル開放時の状態を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(印刷方法及び印刷装置)
本発明の一実施形態に係る印刷方法は、第一の工程と、第二の工程とを有し、更に必要に応じてその他の工程を有することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置は、第一の手段と、第二の手段とを有し、更に必要に応じてその他の手段を有することができる。
第一の工程は、第一の手段によって実行することができ、第二の工程は、第二の手段によって実行することができる。
【0009】
本発明の一実施形態に係る印刷方法を用いることにより、被塗物に付着させた液体のにじみを抑制することができる。特に、建物の外装や内装、フロア、床、路面用途で塗装する際に、被塗物の色が濃い基材、凹凸がある基材やポーラス形状の基材において、被塗物を隠蔽するインクや塗料を印刷または塗装した後、続けて被塗物を隠蔽するインクや塗料の上に異なるインクを印刷した際に、被塗物を隠蔽するインクや塗料を厚膜化して十分被塗物の色を隠蔽して、且つ、被塗物を隠蔽するインクの上に異なるインクを印刷した際に、インクのにじみを抑制して印刷することができる。
【0010】
<第一の工程及び第一の手段>
第一の工程は、被塗物上に、25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が1.00×10

mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が3.50×10

mPa・s以下である第一の液体を付着させる工程である。
第一の手段は、被塗物上に、25℃におけるせん断速度1s
-1
での粘度が1.00×10

mPa・s以上であり、25℃におけるせん断速度5,000s
-1
での粘度が3.50×10

mPa・s以下である第一の液体を付着させる手段である。
第一の工程は、第一の手段によって実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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