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公開番号2025133058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2025027526
出願日2025-02-25
発明の名称防錆剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250903BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】防錆被膜による金属表面の摩擦係数の低下を抑制することができる防錆剤組成物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(I)で表される分子量が30以上140以下のアミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上22以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、及び水(成分D)を含有する防錆剤組成物。
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(前記一般式(I)において、R1はヒドロキシ基又はエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基であり、R2はヒドロキシ基若しくはエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基、又は水素である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(I)で表される分子量が30以上140以下のアミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上22以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、及び水(成分D)を含有する防錆剤組成物。
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2025133058000005.jpg
36
170
(前記一般式(I)において、R

はヒドロキシ基又はエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基であり、R

はヒドロキシ基若しくはエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基、又は水素である。)
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記成分Aの含有量が0.1質量%以上50質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項3】
前記成分B’の含有量が0.1質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項4】
前記成分C’の含有量が0.1質量%以上50質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項5】
前記成分Dの含有量が10質量%以上97質量%以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項6】
前記成分C’の含有量に対する前記成分B’の含有量の質量比(成分B’の含有量/成分C’の含有量)が0.1以上2以下である、請求項1に記載の防錆剤組成物。
【請求項7】
下記一般式(I)で表される分子量が30以上140以下のアミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)、炭素数が7以上21以下の炭化水素基を有するモノカルボン酸(成分C)及び水(成分D)を配合してなる防錆剤組成物。
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2025133058000006.jpg
36
170
(前記一般式(I)において、R

はヒドロキシ基又はエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基であり、R

はヒドロキシ基若しくはエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基、又は水素である。)
【請求項8】
前記成分Aの配合量が0.5質量%以上60質量%以下である、請求項7に記載の防錆剤組成物。
【請求項9】
前記成分Bの配合量に対する前記成分Cの配合量の質量比(成分Bの配合量/成分Cの配合量)が0.1以上1.5以下である、請求項8に記載の防錆剤組成物。
【請求項10】
金属部分を有する物品の金属表面に、請求項1~9のいずれかに記載の防錆剤組成物に由来する防錆被膜を形成する防錆工程を有する、物品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防錆剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄、銅、アルミニウムといった金属は、加工されて様々な分野の工業製品に用いられている。金属は空気中の酸素によって酸化され、簡単に錆びてしまうため、金属部分を有する物品(以下、「金属物品」とも称する)の金属表面には一般に錆止め油等の油系防錆剤を塗布する等の防錆処理が施される(例えば、下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-164987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、油系防錆剤は高い防錆性能を有するが、油系防錆剤による防錆処理がされた金属物品は、当該防錆処理が行われた工程よりも後の工程(例えば、当該金属物品を部品の一部として使用する組み立て工程等。以下、単に後工程とも称する)での作業直前に当該金属物品の金属表面から不要な油系防錆剤を除去する必要があるため、作業工程が増えてしまう。
【0005】
当該課題に対し、後工程での作業前に除去する必要がない防錆被膜を形成することができる水系防錆剤の使用が考えられる。金属物品が水系防錆剤組成物によって防錆処理された場合、当該金属物品の表面から水系防錆剤組成物に由来する防錆被膜を除去することなく、当該金属物品を使用する組み立て工程等の後工程前に供されることがあるが、このような場合、水系防錆剤組成物に由来する防錆被膜によって金属物品表面の摩擦係数が低下し、金属物品を固定又は金属物品に固定されるボルトやナット等の留め具が外れやすくなったり、締付け異常が発生したりすることがあった。
【0006】
また、当該防錆被膜を形成させるための防錆剤組成物は、輸送や保管期間、使用する際の容易性を鑑みた場合、組成物としての安定性を有することが重要である。
【0007】
本発明の課題は、防錆被膜による金属表面の摩擦係数の低下を抑制することができる防錆剤組成物、並びに物品の製造方法、及び物品の防錆方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
下記一般式(I)で表される分子量が30以上140以下のアミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)と前記成分Aとの塩(成分B’)、炭素数が8以上22以下のモノカルボン酸(成分C)と前記成分Aとの塩(成分C’)、及び水(成分D)を含有する防錆剤組成物である。
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2025133058000001.jpg
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170
(前記一般式(I)において、R

はヒドロキシ基又はエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基であり、R

はヒドロキシ基若しくはエーテル基を有する炭素数1以上20以下の炭化水素基、又は水素である。)
【0009】
また、本発明は、
前記一般式(I)で表される分子量が30以上140以下のアミン(成分A)、炭素数が6以上22以下のジカルボン酸(成分B)、炭素数が7以上21以下の炭化水素基を有するモノカルボン酸(成分C)及び水(成分D)を配合してなる防錆剤組成物である。
【0010】
また、本発明は、前記金属物品の金属表面に、前記防錆剤組成物に由来する防錆被膜を形成する防錆工程を有する、物品の製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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