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公開番号2025133222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031041
出願日2024-03-01
発明の名称副室式内燃機関
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類F02B 19/12 20060101AFI20250904BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】均質な混合気を形成しやすい副室式内燃機関を提供する。
【解決手段】副室式内燃機関は、ペントルーフ型の主燃焼室と、前記ペントルーフの稜線を跨いで突き出し前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、前記隔壁に配置される連通路と、前記ペントルーフの稜線上に配置され、前記連通路に混合気を案内する案内部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ペントルーフ型の主燃焼室と、
前記ペントルーフの稜線を跨いで突き出し前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、
前記隔壁に配置される連通路と、
前記ペントルーフの稜線上に配置され、前記連通路に混合気を案内する案内部と、
を備える、
副室式内燃機関。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
前記連通路が、前記稜線に沿った方向に形成される、
請求項１に記載の副室式内燃機関。
【請求項３】
燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備え、
前記案内部は、前記稜線からピストンの摺動方向の下死点方向に向かって突出し、前記燃料噴射弁側に、前記燃料噴射弁のある方向から前記摺動方向に曲がった曲部を有する、
請求項１に記載の副室式内燃機関。
【請求項４】
前記連通路が、前記稜線に沿った方向に形成され、
前記曲部を摺動方向の下死点方向に延長した面が、前記連通路の前記燃料噴射弁と反対側に位置する、
請求項３に記載の副室式内燃機関。
【請求項５】
前記曲部と前記連通路とが前記摺動方向において重なる位置に配置される、
請求項３に記載の副室式内燃機関。
【請求項６】
前記主燃焼室にタンブル流が形成され、
前記案内部は、前記タンブル流の上流に位置する、
請求項１から５のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、副室式内燃機関に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、副室式内燃機関が知られている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１の副室式内燃機関は、主燃焼室と、副燃焼室と、を備え、副燃焼室に点火装置と燃料噴射弁が配置される。特許文献１の副室式内燃機関は、副燃焼室内で混合気を生成し、この混合気に点火し火炎を形成する。副燃焼室で形成された火炎は、連通路を介して主燃焼室に噴射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－８５１８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
近年、主燃焼室または吸気ポートに燃料噴射弁を配置し、主燃焼室から副燃焼室に混合気を供給し、副燃焼室内の混合気を副燃焼室で燃焼させるパッシブタイプの副室式内燃機関が開発されている。このようなパッシブタイプの副室式内燃機関では、副室に向けて噴射した直噴燃料のうち、副室内に入らずに副室外を通過した燃料は、シリンダ中心を基準に燃料噴射弁とは反対側で濃い混合気を形成してしまう。また、ペントルーフ型のシリンダヘッドを用いる副室式内燃機関においてはペントルーフの稜線付近(吸気側と排気側の間)にも濃い混合気が溜まりやすい。
【０００５】
本開示の課題は、均質な混合気を形成しやすい副室式内燃機関を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る副室式内燃機関は、ペントルーフ型の主燃焼室と、前記ペントルーフの稜線を跨いで突き出し前記主燃焼室と隔壁を介して配置される副燃焼室と、前記隔壁に配置される連通路と、前記ペントルーフの稜線上に配置され、前記連通路に混合気を案内する案内部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
この構成によれば、ペントルーフの稜線上に配置された案内部が、連通路に向けて混合気を案内する。これによってペントルーフの稜線付近に濃い混合気が溜まることを抑制し、主燃焼室に均質な混合気が形成される。連通路に案内された混合気は副燃焼室に供給される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施形態による副室式内燃機関を示す図。
本開示の実施形態による副燃焼室部分の拡大図。
図１のＩ－Ｉ断面図。
本開示の実施形態による副室式内燃機関の燃料噴射時の噴霧状態を示す図。
本開示の実施形態による副室式内燃機関の案内部付近の噴霧状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【００１０】
図１に示すように、副室式内燃機関１は、主燃焼室２と、副燃焼室３と、連通路４と、案内部６と、点火装置７と、ピストン８と、燃料噴射弁９と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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