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公開番号
2025133464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031437
出願日
2024-03-01
発明の名称
睫毛用油性化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/31 20060101AFI20250904BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】曳糸性を有し、塗布直後から睫毛の毛束感(セパレート感)とロング感、ツヤ感に優れ、重ね塗りしてもダマになりにくい睫毛用油性化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)及び(B):
(A)マイクロクリスタリンワックス 13~33質量%、
(B)重量平均分子量5,500以上のトリメチルシロキシケイ酸 10~25質量%、(C)揮発性の液状油
を含有し、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が、0.5~2である睫毛用油性化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)及び(B):
(A)融点85℃以下のマイクロクリスタリンワックス 13~33質量%、
(B)重量平均分子量5,500以上のトリメチルシロキシケイ酸 10~25質量%、
(C)揮発性の液状油
を含有し、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が、0.5~2である睫毛用油性化粧料。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
成分(C)の含有量が、25~65質量%である請求項1記載のまつ毛用油性化粧料。
【請求項3】
成分(A)を含む全ワックスの含有量が、15質量%以上40質量%以下である請求項1又は2記載の睫毛用油性化粧料
【請求項4】
全ワックスの含有量に対する成分(A)の質量割合(A)/(全ワックス量)の質量割合が0.5以上である請求項1又は2記載の睫毛用油性化粧料
【請求項5】
さらに、成分(D)デキストリン脂肪酸エステルを含有する請求項1又2記載の睫用油性化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、睫毛用油性化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
睫毛用化粧料においては、睫毛にカールアップ効果やボリューム効果を与え、睫毛を美しく見せ、その化粧効果を持続させるための検討がなされている。特に、まつ毛への付着性を高め、ロング効果やボリューム効果を演出する1つの手段として、ポリマーや多糖類を用いて化粧料に曳糸性をもたせることがある。
例えば、特許文献1には、曳糸性の水溶性高分子である高重合ポリエチレングリコールを含有するマスカラ組成物が、睫毛のボリュームアップやロング効果を与えることが記載されている。また、特許文献2には、リジン誘導体変性シリコーンとシリコーン化プルランを含有する曳糸性組成物が、まつ毛を長く見せる効果に優れることが記載されている。さらに、特許文献3には、強度のある皮膜形成剤として、2種類のトリメチルシロキシケイ酸、固形状の炭化水素油、デキストリン脂肪酸エステル、粉体、揮発性油剤を配合した、ロング感と化粧膜のしなやかさを併せ持つマスカラ・アイライナー兼用化粧料組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-79940号公報
特開2007-314655号公報
特開2011-207865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の睫毛用化粧料は、睫毛の毛束が綺麗に分かれず、セパレート感やロング感において、十分満足できるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、マイクロクリスタリンワックスと、特定の重量平均分子量のトリメチルシロキシケイ酸を特定の割合で組合わせて用いることにより、前記課題を解決した睫毛用油性化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)融点85℃以下のマイクロクリスタリンワックス 13~33質量%、
(B)重量平均分子量5,500以上のトリメチルシロキシケイ酸 10~25質量%、
(C)揮発性の液状油
を含有し、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が、0.5~2である睫毛用油性化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の睫毛用油性化粧料は、曳糸性を有し、塗布直後から睫毛の毛束感(セパレート感)とロング感、ツヤ感に優れ、重ね塗りしてもダマになりにくいものである。
本発明において、「曳糸性」とは、物体の伸張特性が現れる、いわゆる「糸を曳く」性質であり、例えば「納豆の糸曳き」等がその一例として挙げられる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
成分(A)は、融点が85℃以下のマイクロクリスタリンワックスである。本発明において、融点は、JIS K-2235-5.3.2に準じて測定した値である。
成分(A)のマイクロクリスタリンワックスは、曳糸性を有し、セパレート感やロング感を向上させ、重ね塗りしてもダマにならず、睫毛の根元から毛先まで滑らかに塗布できる観点から、融点が84℃以下であるのが好ましく、83℃以下がより好ましい。また、同様の観点から、60℃以上が好ましく、63℃以上がより好ましく、65℃以上がさらに好ましい。
このようなワックスは、市販品を使用することができ、例えば、Multiwax W-445、W-835(以上、SONNEBORN社)、Hi-Mic-2065(日本精鑞社)等が挙げられる。
【0009】
成分(A)のマイクロクリスタリンワックスは、石油ワックスであり、側鎖を有する分子量の大きい飽和炭化水素を主成分とするものである。
マイクロクリスタリンワックスは、まつ毛への付着性の観点から、25℃における針入度が20~110であるのが好ましい。ここで、針入度は、25±0.1℃に保ったワックスの試料に、規定の針(針の質量2.5±0.02g、針保持具の質量47.5±0.02g、おもりの質量50±0.05g)が、5秒間に針入する長さを測定し、その針入距離(mm)を10倍した値を針入度とするものであり、JIS K-2235-5.4、もしくはASTM D-1321に準じて測定した値である。
【0010】
成分(A)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、経日での曳糸性維持、塗布後の睫毛のロング感とセパレート感、ツヤ感に優れ、重ね塗りしてもダマになりにくさの観点から、含有量は、全組成中に13質量%以上であり、14質量%以上が好ましく、16質量%以上がより好ましい。また、33質量%以下であり、31質量%以下が好ましく、28質量%以下がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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