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公開番号2025144391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044142
出願日2024-03-19
発明の名称電池パック及び電池パックの製造方法
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類H01M 50/507 20210101AFI20250925BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造工程を容易化できる電池パックを提供する。
【解決手段】電池パック30は、左ホルダ31Lを有している。左ホルダ31Lは、樹脂によって成形されている樹脂部32と、樹脂部32によって保持されている複数のリード板41とを有している。複数のリード板41は、第1電池セル33の端子33aに接続している第1リード板41と、別の電池セル33の端子33aに接続している第2リード板41とを含んでいる。樹脂部32には、左右方向において樹脂部32を貫通する貫通孔32bが形成されている。貫通孔32bは、この2つのリード板41の外縁41eの間に位置している。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが第1の方向における第1の側の端部に端子を有している、複数の電池セルと、
前記複数の電池セルの前記第1の側に配置され、樹脂によって成形されている樹脂部と、前記樹脂部によって保持されている複数のリード板とを含む前記第1ホルダと
を有し、
前記複数の電池セルは、前記第1の方向に対して交差している第2の方向で並んでいる第1電池セルと第2電池セルとを含み、
前記複数のリード板は、前記第1電池セルの前記端子に接続し第1縁を有している第1リード板と、前記第2電池セルの前記端子に接続し、前記第2の方向において前記第1縁と対向している第2縁を有している第2リード板とを含み、
前記樹脂部には、前記第1の方向において前記樹脂部を貫通する貫通孔が形成され、
前記貫通孔は、前記第1リード板の前記第1縁と前記第2リード板の前記第2縁との間に位置している
電池パック。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1リード板の前記第1縁と、前記第2リード板の前記第2縁は、前記貫通孔の内側で露出している部分を有している
請求項1に記載される電池パック。
【請求項3】
前記複数の電池セルは、第3電池セルをさらに含み、
前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記第1電池セルと、前記第2電池セルと、前記第3電池セルは、正三角形の3つの頂点にそれぞれ位置し、
前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記貫通孔は前記正三角形の中心に位置している
請求項1に記載される電池パック。
【請求項4】
前記複数の電池セルは、第3電池セルと第4電池セルとをさらに含み、
前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記第1電池セルと、前記第2電池セルと、前記第3電池セルと、前記第4電池セルは、正方形の4つの頂点にそれぞれ位置し、
前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記貫通孔は前記正方形の中心に位置している
請求項1に記載される電池パック。
【請求項5】
回路基板を更に有し、
前記第1ホルダは、前記回路基板に電気的に接続している信号線と、第3リード板とを有し、
前記信号線は、前記第3リード板の第3縁に沿っており、
前記樹脂部には、前記樹脂部を前記第1の方向に貫通し且つ前記信号線と前記第3リード板の前記第3縁との間に位置している貫通孔が形成されている
請求項1に記載される電池パック。
【請求項6】
前記信号線と、前記第3リード板の前記第3縁は、前記貫通孔の内側で露出している部分を有している
請求項5に記載される電池パック。
【請求項7】
前記第1リード板の前記第1縁に凹部が形成され、
前記第1縁に形成されている前記凹部の内縁は前記貫通孔の内側で露出している
請求項1に記載される電池パック。
【請求項8】
前記第2リード板の前記第2縁に凹部が形成され、
前記第2縁に形成されている前記凹部の内縁は前記貫通孔の内側で露出している
請求項7に記載される電池パック。
【請求項9】
前記第1リード板の前記第1縁は、前記第2リード板の前記第2縁に向かって延びている凸部を有し、
前記凸部が前記貫通孔の内側で露出している
請求項1に記載される電池パック。
【請求項10】
前記第2リード板の前記第2縁には凹部が形成され、
前記貫通孔は、前記第1リード板の前記第1縁と、前記第2縁の前記凹部の内縁との間に位置している
請求項9に記載される電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パック及び電池パックの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電動車両(電動四輪車両、電動二輪車、及び電動アシスト自転車を含む)には、複数の電池セルで構成される電池パックが搭載される。例えば、下記特許文献1及び2では、円柱状の複数の電池セルを有する電池パックが開示されている。電池パックは、複数の電池セルの端子を接続するための複数のリード板を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-053205号公報
国際公開2013/077205号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池パックの製造工程では、一般的に、複数の電池セルに複数のリード板の位置を合わせ、電池セルの端子とリード板とを溶接する。ところが、電池セルの位置とリード板の位置とがずれてしまい、溶接作業がスムーズに行えない場合がある。特に、電池セルの数及びリード板の数が多くなると、それらの位置合わせの作業は繁雑となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示で提案する電池パックは、それぞれが第1の方向における第1の側の端部に端子を有している、複数の電池セルと、前記複数の電池セルの前記第1の側に配置され、樹脂によって成形されている樹脂部と、前記樹脂部によって保持されている複数のリード板とを含む前記第1ホルダとを有している。前記複数の電池セルは、前記第1の方向に対して交差している第2の方向で並んでいる第1電池セルと第2電池セルとを含んでいる。前記複数のリード板は、前記第1電池セルの前記端子に接続し第1縁を有している第1リード板と、前記第2電池セルの前記端子に接続し、前記第2の方向において前記第1縁と対向している第2縁を有している第2リード板とを含んでいる。前記樹脂部には、前記第1の方向において前記樹脂部を貫通する貫通孔が形成されている。前記貫通孔は、前記第1リード板の前記第1縁と前記第2リード板の前記第2縁との間に位置している。
【0006】
この電池パックによると、その製造工程を容易化できる。例えば、互いに接続されている複数のリード板を有する基材を利用して、インサート成形によって第1ホルダが形成され、その後に、貫通孔に差し込んだパンチによって、互いに接続されているリード板が分離されるという工程が可能となる。これにより、複数のリード板を得るためのプレス加工の回数やプレス加工に要する部品数を減らすことができる。また、第1ホルダと電池セルの位置を合わせれば、複数のリード板の位置と電池セルの位置とを一致させることができる。その結果、リード板と電池セルの溶接作業を容易化できる。
【0007】
(2)(1)の電池パックにおいて、前記第1リード板の前記第1縁と、前記第2リード板の前記第2縁は、前記貫通孔の内側で露出している部分を有してよい。
【0008】
(3)(1)又は(2)の電池パックにおいて、前記複数の電池セルは、第3電池セルをさらに含んでいる。前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記第1電池セルと、前記第2電池セルと、前記第3電池セルは、正三角形の3つの頂点にそれぞれ位置してよい。また、前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記貫通孔は前記正三角形の中心に位置してよい。この構造によると、貫通孔と電池セルとの間に十分な距離を確保することが容易となる。
【0009】
(4)(1)又は(2)の電池パックにおいて、前記複数の電池セルは、第3電池セルと第4電池セルとをさらに含んでいる。前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記第1電池セルと、前記第2電池セルと、前記第3電池セルと、前記第4電池セルは、正方形の4つの頂点にそれぞれ位置してよい。前記第1の方向に前記複数の電池セルを見たとき、前記貫通孔は前記正方形の中心に位置してよい。この構造によると、貫通孔と電池セルとの間に十分な距離を確保することが容易となる。
【0010】
(5)(1)~(4)のいずれかの電池パックにおいて、前記第1ホルダは、回路基板に電気的に接続している信号線と、第3リード板とを有してよい。前記信号線は、前記第3リード板の第3縁に沿って配置されてよい。前記樹脂部には、前記樹脂部を前記第1の方向に貫通し且つ前記信号線と前記第3リード板の前記第3縁との間に位置している貫通孔が形成されてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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