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公開番号2024163438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079033
出願日2023-05-12
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シール部材の破損が抑制された蓄電装置を提供する。
【解決手段】中間集電体を介して厚さ方向に複数積層された電池セルを有するバイポーラ型積層体10と、その外縁を覆うシール部材20とを備える蓄電装置100であって、上記厚さ方向において、バイポーラ型積層体の末端に位置する電池セルを端部セルCX1、CX2とし、それ以外の電池セルを内部セルCY1、CY2とした場合、端部セルおよび上記内部セルは、正極活物質層1および負極活物質層3が形成された塗工部と未塗工部と、をそれぞれ有し、蓄電装置を厚さ方向から平面視した場合、端部セルは、上記未塗工部を塗工部の外縁の内側に有し、かつ、塗工部の外縁は上記シール部材と接し、内部セルは、上記未塗工部を塗工部の外縁の外側に有し、かつ、上記塗工部の外縁は上記シール部材と接しない、蓄電装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中間集電体を介して厚さ方向に複数積層された電池セルを有するバイポーラ型積層体と、前記バイポーラ型積層体の外縁を覆うシール部材と、を備える蓄電装置であって、
前記電池セルは、前記厚さ方向において、正極活物質層、セパレータおよび負極活物質層をこの順に有し、
前記厚さ方向において、前記バイポーラ型積層体の末端に位置する前記電池セルを端部セルとし、前記端部セル以外の前記電池セルを内部セルとした場合、
前記端部セルおよび前記内部セルは、前記正極活物質層および前記負極活物質層が形成された塗工部と、前記正極活物質層および前記負極活物質層が形成されていない未塗工部と、をそれぞれ有し、
前記蓄電装置を前記厚さ方向から平面視した場合、
前記端部セルは、前記未塗工部を前記塗工部の外縁の内側に有し、かつ、前記塗工部の外縁は前記シール部材と接し、
前記内部セルは、前記未塗工部を前記塗工部の外縁の外側に有し、かつ、前記塗工部の外縁は前記シール部材と接しない、蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電池の分野において、積層体の外縁をシール部材で覆った蓄電装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、バイポーラ電極がセパレータを介して積層されてなる電極積層部と、電極積層部を取り囲むように配置されたシール部とを備えたバイポーラ電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-087414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
蓄電装置においては、内部(積層体の内部)を減圧環境とすることが想定される。その場合、積層体の外部との気圧差により、末端に位置する電池セルが内部に凹む恐れがあり、かつ、これに伴いシール部材が引っ張られてシール部材が破損する恐れがある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シール部材の破損が抑制された蓄電装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]
中間集電体を介して厚さ方向に複数積層された電池セルを有するバイポーラ型積層体と、上記バイポーラ型積層体の外縁を覆うシール部材と、を備える蓄電装置であって、上記電池セルは、上記厚さ方向において、正極活物質層、セパレータおよび負極活物質層をこの順に有し、上記厚さ方向において、上記バイポーラ型積層体の末端に位置する上記電池セルを端部セルとし、上記端部セル以外の上記電池セルを内部セルとした場合、上記端部セルおよび上記内部セルは、上記正極活物質層および上記負極活物質層が形成された塗工部と、上記正極活物質層および上記負極活物質層が形成されていない未塗工部と、をそれぞれ有し、上記蓄電装置を上記厚さ方向から平面視した場合、上記端部セルは、上記未塗工部を上記塗工部の外縁の内側に有し、かつ、上記塗工部の外縁は上記シール部材と接し、上記内部セルは、上記未塗工部を上記塗工部の外縁の外側に有し、かつ、上記塗工部の外縁は上記シール部材と接しない、蓄電装置。
【発明の効果】
【0008】
本開示においては、シール部材の破損が抑制された蓄電装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示における蓄電装置を例示する概略断面図である。
本開示における端部セルおよび内部セルを例示する概略平面図である。
本開示における蓄電装置が課題を解決できるメカニズムを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示における蓄電装置について、詳細に説明する。本明細書において、ある部材に対して他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」または「下に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある部材に接するように、直上または直下に他の部材を配置する場合と、ある部材の上方または下方に、別の部材を介して他の部材を配置する場合との両方を含む。また、本明細書において「バイポーラ型」とは、バイポーラ電極を有することを意味する。バイポーラ電極については後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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