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公開番号2025090069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205047
出願日2023-12-05
発明の名称端子台
出願人不二電機工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01R 9/00 20060101AFI20250610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 端子の接続状態を確認するためのインジケータを設けつつ、端子台を小型化する。
【解決手段】 外面に端子差込口を有するケースと、前記ケース内に設けられ、前記端子差込口から差し込まれた端子が接続される導電部材と、前記導電部材と対向するように設置され、その間に差し込まれた前記端子を前記導電部材へ押圧して接続する押圧部材と、前記端子を押圧する押圧部材をその端子から離すように移動させるための操作部材とを具備し、前記操作部材が、工具を係合させる係合部を備え、その係合部に係合した工具によって操作できるものであり、前記係合部が、前記導電部材と前記押圧部材との間に前記端子が差し込まれた接続状態において、前記工具と係合できる状態となり、前記端子が差し込まれていない非接続状態において、前記工具と係合できない状態となるように構成する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
外面に端子差込口を有するケースと、
前記ケース内に設けられ、前記端子差込口から差し込まれた端子が接続される導電部材と、
前記導電部材と対向するように設置され、その間に差し込まれた前記端子を前記導電部材へ押圧して接続する押圧部材と、
前記端子を押圧する押圧部材をその端子から離すように移動させるための操作部材とを具備し、
前記操作部材が、工具を係合させる係合部を備え、その係合部に係合した工具によって操作できるものであり、
前記係合部が、前記導電部材と前記押圧部材との間に前記端子が差し込まれた接続状態において、前記工具と係合できる状態となり、前記端子が差し込まれていない非接続状態において、前記工具と係合できない状態となるように構成されていることを特徴とする端子台。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記操作部材が、前記接続状態において、前記係合部に前記工具を係合できる係合位置へ移動し、前記非接続状態において、前記係合部に前記工具を係合できない非係合位置へ移動するように構成されている請求項1記載の端子台。
【請求項3】
前記非係合位置が、前記係合部の少なくとも一部が前記ケースの外面又は内面と近接して対向し、前記工具と係合できなくなる位置である請求項2記載の端子台。
【請求項4】
前記ケースが、外面に前記操作部材を外部へ露出する操作窓をさらに有し、
前記係合位置が、前記操作窓から前記係合部が前記工具と係合できるように露出する位置であり、
前記非係合位置が、前記操作窓の縁部に前記係合部の少なくとも一部が前記工具と係合できないように隠れる位置である請求項2記載の端子台。
【請求項5】
前記係合部が、前記操作部材の操作する場合に引っ掛かる引掛面を有するものである請求項1記載の端子台。
【請求項6】
前記押圧部材が、前記導電部材との間に前記端子が差し込まれた場合に、その端子に押されて弾性変形するものであり、
前記係合部が、前記導電部材と前記押圧部材との間から前記端子が抜き取られた場合に、その押圧部材の復元力によって前記係合位置から前記非係合位置へ移動するように構成されている請求項2記載の端子台。
【請求項7】
外面に端子差込口を有するケースと、
前記ケース内に設けられ、前記端子差込口から差し込まれた端子が接続される導電部材と、
前記導電部材と対向するように設置され、その間に差し込まれた前記端子を前記導電部材へ押圧して接続する押圧部材と、
前記端子を押圧する押圧部材をその端子から離すように移動させるための操作部材とを具備し、
前記操作部材が、所定方向から工具を係合させる係合部を備え、その係合部に係合した工具によって操作できるものであり、
前記係合部は、前記導電部材と前記押圧部材との間に前記端子が差し込まれた接続状態において、前記工具と係合できるように露出し、前記端子が差し込まれていない非接続状態において、前記所定方向から見てその少なくとも一部が他の部材に隠れるように構成されていることを特徴とする端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な速結端子台は、端子を、ケース内に互いに対向させて設置された導電部材と板バネとの間に差し込み、その板バネの弾性を利用して導電部材に押し付けて接続する構造になっている。このため、端子の接続状態をケース外部から確認し難い。
【0003】
特許文献1には、端子の接続状態をケース外部から確認できるようにした端子台が開示されている。具体的には、この端子台は、端子を抜き取る際に、板バネを導電部材から離すように移動させる操作部材に対し、端子の接続状態を確認するための専用の表示部を設け、この表示部がケースから見え隠れすることで確認できるようになっている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に係る端子台では、専用の表示部を設けた分だけ操作部材が大型化し、これに伴って端子台も大型になるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3246402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、端子の接続状態を確認するためのインジケータを設けつつ、端子台を小型化することを主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る端子台は、外面に端子差込口を有するケースと、前記ケース内に設けられ、前記端子差込口から差し込まれた端子が接続される導電部材と、前記導電部材と対向するように設置され、その間に差し込まれた前記端子を前記導電部材へ押圧して接続する押圧部材と、前記端子を押圧する押圧部材をその端子から離すように移動させるための操作部材とを具備し、前記操作部材が、工具を係合させる係合部を備え、その係合部に係合した工具によって操作できるものであり、前記係合部が、前記導電部材と前記押圧部材との間に前記端子が差し込まれた接続状態において、前記工具と係合できる状態となり、前記端子が差し込まれていない非接続状態において、前記工具と係合できない状態となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、操作部材に元々設けられた係合部に工具を係合できるか否かで接続状態を確認できる。このため、接続状態確認専用のインジケータを別途設ける必要がなく、端子台を小型化できる。
【0009】
詳述すると、この種の端子台は、小型化が進んでおり、これに伴って操作部材も小さくなって作業者が直接手で操作し辛くなっている。このため、操作部材を例えばマイナスドライバーなどの工具で操作できるように、その工具と係合する係合部が設けられることがある。この係合部は、導電部材と押圧部材との間から端子を抜き取る際に使用するため、接続状態で係合できればよく、非接続状態では係合できなくてもよい。出願人は、この点に着目し、係合部への工具の係合の可否で端子の接続状態を確認できるようにし、端子台の小型化を実現した。
【0010】
ここで、工具と係合できる状態とは、係合部に工具を無理なく係合できる状態であり、逆に、工具と係合できない状態とは、係合部に工具を無理なく係合できない状態である。したがって、係合部に工具を無理やり係合させることができる状態は、工具と係合できる状態ではなく、工具と係合できない状態に含まれる。具体的には、通常、係合部へは、所定方向から工具を係合させて操作するが、この所定方向から工具を係合できない状態は、工具と係合できない状態に該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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