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公開番号2025115322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009815
出願日2024-01-25
発明の名称情報処理装置、健康状態管理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 5/16 20060101AFI20250730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】計測条件の違いに応じて適切な計測手段での計測を可能とする。
【解決手段】ユーザの健康状態を示す情報を計測する複数の計測手段を有する計測部と、前記複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定部とを備え、前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第1の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第2の計測手段と、を含み、前記計測部は、決定された前記計測手段を用いて前記健康状態を示す情報を計測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザの健康状態を示す情報を計測する複数の計測手段を有する計測部と、
前記複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定部と、
を備え、
前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第１の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第２の計測手段と、を含み、
前記計測部は、前記手段決定部で決定された前記計測手段を用いて前記健康状態を示す情報を計測する、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記複数の計測手段の信頼度を取得する信頼度取得部をさらに備え、
前記手段決定部は、前記信頼度取得部で取得された前記信頼度に基づいて一つの計測手段を決定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
計測条件を示すセンサ情報を取得するセンサ情報取得部をさらに備え、
前記手段決定部は、前記センサ情報取得部で取得された前記センサ情報に基づいて一つの計測手段を決定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
決定された前記計測手段を示す情報を保存する情報保存部をさらに備え、
前記手段決定部は、前記情報保存部で保存された前記計測手段を示す情報に基づいて一つの計測手段を決定する、
請求項１乃至請求項３のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項５】
ユーザが操作する情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な解析装置を有する健康状態管理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記ユーザの健康状態を示す情報を計測する複数の計測手段を有する計測部と、
前記複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定部と、
を備え、
前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第１の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第２の計測手段と、を含み、
前記計測部は、前記手段決定部で決定された前記計測手段を用いて前記健康状態を示す情報を計測する、
健康状態管理システム。
【請求項６】
ユーザの健康状態を示す情報を計測する複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定ステップと、
前記手段決定ステップで決定された前記計測手段を用いて前記健康状態を示す情報を計測する計測ステップと、
を備え、
前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第１の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第２の計測手段と、を含む、
情報処理方法。
【請求項７】
コンピュータを、
ユーザの健康状態を示す情報を計測する計測部に含まれる複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定部として機能させるものであって、
前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第１の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第２の計測手段と、を含み、
前記手段決定部で決定された前記計測手段を用いて前記計測部に前記健康状態を示す情報を計測させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、健康状態管理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、被験者（ユーザ）の自律神経と健康状態の関係や、慢性的な睡眠不足や高ストレスの状態と事故のリスクとの関連に関する研究が行われている。また、メンタルヘルス対策や不安全行動の防止対策等、様々なシーンで自律神経の状態を計測し健康状態を判定する技術が求められている。
【０００３】
特許文献１には、生体情報測定装置が、照明光を生体へ照射する照明部と、前記生体を撮像する撮像部と、前記撮像部の撮像により生成された画像における位置毎に対応付けられた画素データのうち、前記生体における前記照明光が照射された領域である照射領域内の画素データと前記生体における前記照明光が照射されていない領域である非照射領域内の画素データとの差分に基づいて生体情報を算定する算定部とを備えることが開示されている。
【０００４】
また、特許文献２には、周囲に複数のカメラが配置されたユーザの生体情報を計測するバイタルデータ出力方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の技術によれば、屋外等の非常に明るい場所や屋内等の非常に暗い場所において、常に同等の計測結果を得ることが難しく、また、被験者（ユーザ）の肌の色などの条件によっては所望の計測結果が得られない等、計測条件の違いに応じて適切な計測手段での計測を行うことが出来なかった。
【０００６】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切な計測手段での計測を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザの健康状態を示す情報を計測する複数の計測手段を有する計測部と、前記複数の計測手段から一つの計測手段を決定する手段決定部とを備え、前記複数の計測手段は、非接触方式で前記情報を計測する第１の計測手段と、接触方式で前記情報を計測する第２の計測手段と、を含み、前記計測部は、決定された前記計測手段を用いて前記健康状態を示す情報を計測することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、計測条件の違いに応じて適切な計測手段で計測をすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、第１の実施の形態にかかる健康状態管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図２は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図３は、情報処理装置のハードウェア構成の他の一例を示す図である。
図４は、第１の実施の形態にかかる健康状態管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。
図５は、第１の実施の形態にかかる計測手段決定処理の機能ブロック図である。
図６は、画面生成部が生成する画面の一例を示す図である。
図７は、客観評価データの計測シーンの一例を示す図である。
図８は、第１の計測手段で用いられるガイド枠の例を示す図である。
図９は、第１の計測手段で設定された肌領域の一例を示す図である。
図１０は、第２の計測手段における計測の様子を示す図である。
図１１は、ユーザに提示される設問画面の一例を示す図である。
図１２は、健康状態管理システムにおける精神的健康状態の判定処理の流れを示すフローチャートである。
図１３は、健康状態管理システムにおける客観指標の算出の流れを表すフローチャートである。
図１４は、第２の実施の形態にかかる計測手段決定処理の機能ブロック図である。
図１５は、第２の実施の形態にかかる健康状態管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。
図１６は、各計測手段で得られる脈波信号のＳＮ比を算出する手順を示すフローチャートである。
図１７は、算出された脈波信号のパワースペクトルの一例を示す図である。
図１８は、第３の実施の形態にかかる計測手段決定処理の機能ブロック図である。
図１９は、第３の実施の形態にかかる健康状態管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。
図２０は、第４の実施の形態にかかる計測手段決定処理の機能ブロック図である。
図２１は、第４の実施の形態にかかる健康状態管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、健康状態管理システム、情報処理方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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