TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025117355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012150
出願日2024-01-30
発明の名称基板処理方法、基板処理装置及び基板処理システム
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/316 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】プラズマによるダメージを抑制する基板処理方法、基板処理装置及び基板処理システムを提供する。
【解決手段】表面に金属膜と絶縁膜とを有する基板を準備する工程と、前記基板に芳香族化合物を供給し、前記金属膜上に選択的にブロッキング層を形成する工程と、形成した前記ブロッキング層を用いて、前記絶縁膜上に選択的に対象膜を形成する工程と、前記基板に第1の熱処理を施し、前記金属膜上の前記ブロッキング層を除去する工程と、を有する、基板処理方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
表面に金属膜と絶縁膜とを有する基板を準備する工程と、
前記基板に芳香族化合物を供給し、前記金属膜上に選択的にブロッキング層を形成する工程と、
形成した前記ブロッキング層を用いて、前記絶縁膜上に選択的に対象膜を形成する工程と、
前記基板に第1の熱処理を施し、前記金属膜上の前記ブロッキング層を除去する工程と、を有する、
基板処理方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記ブロッキング層を形成する温度は、前記芳香族化合物の沸点より低い温度である、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記対象膜を形成する温度は、前記芳香族化合物の沸点より低い温度である、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記対象膜を形成する温度は、25℃~150℃の範囲内である、
請求項3に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記芳香族化合物は、アニリン、ピリジン、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサンのうちの1つである、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記第1の熱処理の温度は、芳香族化合物の沸点より高い温度である、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記第1の熱処理の温度は、80℃~400℃の範囲内である、
請求項6に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記ブロッキング層を形成した後、前記対象膜を形成する前に、前記基板に第2の熱処理を施し、前記絶縁膜上に残存する前記芳香族化合物を脱離させる工程をさらに有する、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記第2の熱処理の温度は、25℃~150℃である、
請求項8に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記ブロッキング層を形成する工程と、前記対象膜を形成する工程と、を繰り返す、
請求項1に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、基板処理装置及び基板処理システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、誘電体層と金属層とを含有する基材を提供する工程と、前記基材上にセルフアセンブル単層を形成する分子を含有する反応ガスに前記基材を暴露する工程と、その後、堆積ガスに前記SAMを含む前記基材を暴露することにより前記金属層の表面と比べて選択的に前記誘電体層の表面上に金属酸化物膜を堆積する工程と、を含む基材の加工方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7330664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一の側面では、本開示は、プラズマによるダメージを抑制する基板処理方法、基板処理装置及び基板処理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、一の態様によれば、表面に金属膜と絶縁膜とを有する基板を準備する工程と、前記基板に芳香族化合物を供給し、前記金属膜上に選択的にブロッキング層を形成する工程と、形成した前記ブロッキング層を用いて、前記絶縁膜上に選択的に対象膜を形成する工程と、前記基板に第1の熱処理を施し、前記金属膜上の前記ブロッキング層を除去する工程と、を有する、基板処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一の側面によれば、プラズマによるダメージを抑制する基板処理方法、基板処理装置及び基板処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る処理システムPSの一例を示す図。
処理装置の一例を示す図。
本実施形態に係る基板処理方法を説明するフローチャートの一例。
本実施形態に係る基板処理方法の各工程における基板Wの構造を示す模式図の一例。
ブロッキング層が形成される範囲を示す上面模式図の一例。
参考例に係る基板処理方法の各工程における基板の構造を示す模式図の一例。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
〔処理システム〕
本実施形態に係る処理システムPSの一例について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る処理システムPSの一例を示す図である。
【0010】
処理システムPSは、処理装置PM1~PM4と、真空搬送室VTMと、ロードロック室LL1~LL3と、大気搬送室LMと、ロードポートLP1~LP3と、全体制御部CUとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
雄端子
3日前
個人
後付地震遮断機
7日前
個人
超精密位置決め機構
8日前
愛知電機株式会社
電力機器
今日
東レ株式会社
積層多孔質膜
11日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
株式会社ExH
電流開閉装置
1か月前
ヒロセ電機株式会社
端子
今日
CKD株式会社
巻回装置
10日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
23日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
住友電装株式会社
端子
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
矢崎総業株式会社
電線
18日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
17日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
17日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
1か月前
株式会社ダイヘン
変圧器
29日前
住友電装株式会社
端子台
1か月前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
10日前
ローム株式会社
チップ部品
21日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
9日前
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
TOWA株式会社
製造装置
15日前
ローム株式会社
チップ部品
21日前
ローム株式会社
チップ部品
21日前
個人
“hi-light surf.”
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
23日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
23日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
18日前
ローム株式会社
チップ部品
21日前
続きを見る