TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025118184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013337
出願日
2024-01-31
発明の名称
コントローラ、加熱システム、プログラム、及び、加熱方法
出願人
日本アビオニクス株式会社
代理人
個人
主分類
H05B
3/00 20060101AFI20250805BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】加熱部が加熱対象を加熱するときの加熱温度の時間変化をトップハット形状に近い形状の時間変化とする。
【解決手段】コントローラ20は、加熱対象Wを加熱するヒータツール22を制御する。コントローラ20は、ヒータツール22が加熱対象Wを加熱するときの加熱温度を温度センサ25により測定する温度測定部42Aと、測定された加熱温度に基づいて供給電力を制御する電力制御部42Bと、を備える。電力制御部42Bは、供給電力を第1電力まで上昇させて前記第1電力で保持し、温度測定部42Aにより測定された加熱温度が所定の閾値温度に到達したことに基づいて前記第1電力に保持している前記供給電力を第2電力に下げて当該第2電力で保持し、その後に加熱対象Wに対する加熱を終了する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
供給電力に応じた熱エネルギーで加熱対象を加熱する加熱部を制御するコントローラであって、
前記加熱部が前記加熱対象を加熱するときの加熱温度を温度センサにより測定する温度測定部と、
測定された前記加熱温度に基づいて前記供給電力を制御する電力制御部と、を備え、
前記電力制御部は、
前記加熱部により前記加熱対象を加熱する際に前記供給電力を第1電力まで上昇させて前記第1電力で保持し、
測定された前記加熱温度が所定の閾値温度に到達したことに基づいて前記第1電力に保持している前記供給電力を第2電力に下げて当該第2電力で保持し、その後に前記加熱対象に対する加熱を終了する、
コントローラ。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記温度測定部は、前記温度センサにより検出される温度を前記温度センサの検出遅れ時間に基づいて補正し、補正後の温度値を前記加熱温度として得る、
請求項1に記載のコントローラ。
【請求項3】
前記加熱対象を加熱する温度の指定を受け付ける受付部をさらに備え、
前記電力制御部は、前記受付部により受け付けられた前記温度を前記温度センサの検出遅れ時間に基づいて補正し、補正後の値を前記閾値温度とする、
請求項1に記載のコントローラ。
【請求項4】
前記電力制御部は、前記加熱温度が前記閾値温度に到達したタイミングから所定期間経過したことを検出したときに前記加熱対象に対する加熱を終了する、
請求項1に記載のコントローラ。
【請求項5】
前記電力制御部は、前記加熱部での消費電力を検出し、検出した消費電力をフィードバック値として前記供給電力をフィードバック制御する、
請求項1に記載のコントローラ。
【請求項6】
前記電力制御部は、前記加熱部に出力される電圧又は電流をフィードバック値として前記電圧又は電流をフィードバック制御することで前記供給電力を制御する、
請求項1に記載のコントローラ。
【請求項7】
請求項1に記載のコントローラと、
前記加熱部を備え、前記加熱部により前記加熱対象を加熱することで、前記加熱対象を構成する第1部品と第2部品とを接合する接合機と、
を備える加熱システム。
【請求項8】
コンピュータを請求項1に記載のコントローラとして機能させるプログラム。
【請求項9】
供給電力に応じた熱エネルギーで加熱対象を加熱する加熱部を用いて前記加熱対象を加熱する加熱方法であって、
前記供給電力を第1電力まで上昇させて前記第1電力で保持するステップと、
前記加熱部が前記加熱対象を加熱するときの加熱温度が所定の閾値温度に到達したことに基づいて前記第1電力に保持している前記供給電力を第2電力に下げて当該第2電力で保持し、その後に前記加熱対象に対する加熱を終了するステップと、
を有する加熱方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コントローラ、加熱システム、プログラム、及び、加熱方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1が開示するように、供給電力に応じた熱エネルギーで加熱対象を加熱する加熱部に供給される前記供給電力を制御する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-20358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の加熱は、熱圧着のためのものであるが、加熱対象に加えられる熱量及びピーク温度の制御を目的として、複雑な加熱パターンを用いており、熱圧着時の接合は加熱温度(加熱部の温度又は加熱対象の温度)の昇温中に行っている。しかし、例えば、ヒートパルスによる熱圧着では、加熱温度の時間変化が、トップハット形状の時間変化であることが好ましい。ここで、トップハット形状の時間変化とは、図5に示すような、加熱温度が加熱開始時に立ち上がり(換言すると急激に上昇し)、その後、一定期間、一定に保たれ、その後立ち下がる(換言すると急激に減少する)時間変化をいう。このようなトップハット形状の時間変化により、熱圧着時の加熱不足が防止される。なお、加熱温度をトップハット形状の時間変化で変化させることが好ましい場合があることは、熱圧着のための加熱には限られない。
【0005】
本発明は、加熱部が加熱対象を加熱するときの加熱温度の時間変化をトップハット形状に近い形状の時間変化とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係るコントローラは、供給電力に応じた熱エネルギーで加熱対象を加熱する加熱部を制御するコントローラであって、前記加熱部が前記加熱対象を加熱するときの加熱温度を温度センサにより測定する温度測定部と、測定された前記加熱温度に基づいて前記供給電力を制御する電力制御部と、を備え、前記電力制御部は、前記加熱部により前記加熱対象を加熱する際に前記供給電力を第1電力まで上昇させて前記第1電力で保持し、測定された前記加熱温度が所定の閾値温度に到達したことに基づいて前記第1電力に保持している前記供給電力を第2電力に下げて当該第2電力で保持し、その後に前記加熱対象に対する加熱を終了する。
【0007】
本発明に係る加熱装置は、前記コントローラと、前記加熱部を備え、前記加熱部により前記加熱対象を加熱することで、前記加熱対象を構成する第1部品と第2部品とを接合する接合機と、を備える。
【0008】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを上記コントローラとして機能させる。
【0009】
本発明に係る加熱方法は、供給電力に応じた熱エネルギーで加熱対象を加熱する加熱部を用いて前記加熱対象を加熱する加熱方法であって、前記供給電力を第1電力まで上昇させて前記第1電力で保持するステップと、前記加熱部が前記加熱対象を加熱するときの加熱温度が所定の閾値温度に到達したことに基づいて前記第1電力に保持している前記供給電力を第2電力に下げて当該第2電力で保持し、その後に前記加熱対象に対する加熱を終了するステップと、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、加熱部が加熱対象を加熱するときの加熱温度の時間変化をトップハット形状に近い形状の時間変化とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社コロナ
電気機器
1か月前
日本精機株式会社
駆動装置
3か月前
個人
非衝突型ガウス加速器
3日前
日本精機株式会社
回路基板
2か月前
株式会社遠藤照明
照明装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
個人
節電材料
11日前
アイホン株式会社
電気機器
3日前
株式会社プロテリアル
シールド材
3か月前
メクテック株式会社
配線基板
1か月前
マクセル株式会社
配列用マスク
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
3か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
個人
電子機器収納ユニット
3か月前
イビデン株式会社
配線基板
6日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
トキコーポレーション株式会社
照明器具
1か月前
メクテック株式会社
配線モジュール
1か月前
日産自動車株式会社
電子機器
25日前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
1か月前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
1か月前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
1か月前
カシン工業株式会社
PTC発熱装置
18日前
新電元工業株式会社
充電装置
1か月前
信越ポリマー株式会社
配線基板
3か月前
新光電気工業株式会社
配線基板
2か月前
富士電子工業株式会社
高周波焼入装置
13日前
昭栄化学工業株式会社
焼成型導電性ペースト
1か月前
マクセルイズミ株式会社
加熱ユニット
1か月前
株式会社タクミ精工
除電ブラシ
2か月前
TDK株式会社
配線基板
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
14日前
株式会社デンソー
電子装置
2か月前
株式会社デンソー
電子機器
10日前
株式会社デンソー
電子装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る