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公開番号
2025126548
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022824
出願日
2024-02-19
発明の名称
ショウキョウエキスの製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
36/9068 20060101AFI20250822BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】6-ジンゲロールを低減しながら、フルクトシルジペプチドを多く含むショウキョウエキスを製造する方法の提供。
【解決手段】次の工程(1)及び(2):
(1)ショウキョウを水又は30%(v/v)以下のエタノール水溶液にて抽出する工程
(2)40~60%(v/v)のアルコール水溶液中で、工程(1)により得られた抽出物に活性炭を接触させる工程
を含む、ショウキョウエキスの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の工程(1)及び(2):
(1)ショウキョウを水又は30%(v/v)以下のエタノール水溶液にて抽出する工程
(2)40~60%(v/v)のアルコール水溶液中で、工程(1)により得られた抽出物に活性炭を接触させる工程
を含む、ショウキョウエキスの製造方法。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
アルコール水溶液が、エタノール水溶液又は1,3-ブチレングリコール水溶液である請求項1記載のショウキョウエキスの製造方法。
【請求項3】
活性炭の使用量が、工程(1)により得られた抽出物の固形分質量に対して0.1~100質量倍量である請求項1又は2記載のショウキョウエキスの製造方法。
【請求項4】
フルクトシルジペプチドを100ppb以上含有し、6-ジンゲロールの含有量が1ppm未満であるショウキョウエキス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショウキョウエキスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ショウキョウは、ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガ(Zingiber officinale Roscoe)の根茎であり、芳香性健胃薬として古くから用いられている生薬である。ショウキョウの主要成分としては、ジンゲロール類(6-ジンゲロール、8-ジンゲロール、10-ジンゲロール等)やショウガオールが知られており、その血流上昇等の作用によりショウキョウの抽出物は育毛剤等に応用されている。
【0003】
しかしながら、ジンゲロール類には強い皮膚刺激性があることから、ジンゲロール類を実質的に含有しないショウキョウエキスが検討され、ショウキョウを20、50又は70%(v/v)の含水アルコールにて抽出した後、抽出液に活性炭を加えて活性炭処理する水溶液ショウキョウエキスの製造方法が報告されている(特許文献1)。
【0004】
一方、ショウキョウには、Fru-Val-TyrやFru-Ile-Tyr等のフルクトシルジペプチドが含まれており、当該フルクトシルジペプチドはしわの予防改善作用及び発毛抑制作用を有することが報告されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-48845号公報
特開2010-180240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2では、ショウキョウの抽出物をクロマトグラフで分離精製することによりフルクトシルジペプチドを製造している。しかしながら、この方法は操作が煩雑なため工業的生産性の点で課題がある。また、特許文献1の方法は、ショウキョウエキス中の辛味・刺激成分であるジンゲロール類、特に6-ジンゲロールを低減できるが、フルクトシルジペプチド量も少ないという問題があった。
従って、本発明は、6-ジンゲロールを低減しながら、フルクトシルジペプチドを多く含むショウキョウエキスを製造する方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、ショウキョウの抽出法について種々検討したところ、ショウキョウを水又は30%(v/v)以下のエタノール水溶液にて抽出した後、40~60%(v/v)のアルコール水溶液中で、抽出物に対して活性炭を接触させることで、フルクトシルジペプチド量が多く、かつ6-ジンゲロール量が少ないショウキョウエキスが得られることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の1)及び2)に係るものである。
1)次の工程(1)及び(2):
(1)ショウキョウを水又は30%(v/v)以下のエタノール水溶液にて抽出する工程
(2)40~60%(v/v)のアルコール水溶液中で、工程(1)により得られた抽出物に活性炭を接触させる工程
を含む、ショウキョウエキスの製造方法。
2)フルクトシルジペプチドを100ppb以上含有し、6-ジンゲロールの含有量が1ppm未満であるショウキョウエキス。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、6-ジンゲロールを低減しながら、フルクトシルジペプチドを多く含むショウキョウエキスを製造することができる。従って、本発明のショウキョウエキスは、フルクトシルジペプチドの有益な生理機能の発現が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ショウキョウの水又はエタノール抽出液の成分分析結果を示す図。
ショウキョウエキスの成分分析結果を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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