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公開番号2025126834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023261
出願日2024-02-19
発明の名称異常検出装置及び異常検出方法
出願人マクセル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250822BHJP(計算;計数)
要約【課題】入力画像から精度よく異常を検出する。
【解決手段】異常検出装置は、複数の画像データを用いて予め学習された学習済みモデルであって、入力された画像を処理した結果として得られる異常マップから異常スコアを演算する第1演算部と、入力された画像の少なくとも一部の領域にベクトルを演算し、演算されたベクトルに基づく異常スコアを演算する第2演算部と、前記第1演算部により演算された異常スコアと、前記第2演算部により演算された異常スコアとに基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画像データを用いて予め学習された学習済みモデルであって、入力された画像を処理した結果として得られる異常マップから異常スコアを演算する第1演算部と、
入力された画像の少なくとも一部の領域にベクトルを演算し、演算されたベクトルに基づく異常スコアを演算する第2演算部と、
前記第1演算部により演算された異常スコアと、前記第2演算部により演算された異常スコアとに基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する出力部と、
を備える異常検出装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1演算部による演算処理と、前記第2演算部による演算処理とは、並列に処理が行われ、
前記出力部は、少なくともいずれか一方による異常スコアが所定値以上である場合、入力された画像に異常が検出されたことを示す情報と、いずれの演算部により異常が検出されたかを示す情報とを対応付けて出力する、
請求項1に記載の異常検出装置。
【請求項3】
前記第1演算部による演算処理、及び前記第2演算部による演算処理のうち、いずれか一方の処理が先に行われ、
先に行われた演算処理による異常スコアが、予め定められた所定値以上である場合、後の演算処理は行われない、
請求項1に記載の異常検出装置。
【請求項4】
前記第1演算部は、入力された画像に基づき、Student-Teacherフレームワークを用いた知識蒸留によってPDN(Patch Description Network)のパラメータを学習し、
前記第2演算部は、前記第1演算部により構築されたStudentモデルによる出力画像からマハラノビス距離を演算し、演算されたマハラノビス距離に基づく異常スコアを演算する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
【請求項5】
前記第1演算部と前記第2演算部とは、同一の画像に対して複数回の演算を行い、
前記第1演算部による演算回数と、前記第2演算部による演算回数とは互いに異なる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記第1演算部により演算された異常スコアと、前記第2演算部により演算された異常スコアとの加重加算、又は加重平均に基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記第1演算部により演算された異常スコアが予め設定された第1の閾値以上である場合、又は前記第2演算部により演算された異常スコアが予め設定された第2の閾値以上である場合、入力された画像に含まれる物体は異常を有していることを示す情報を出力する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
【請求項8】
複数の画像データを用いて予め学習された学習済みモデルであって、入力された画像を処理した結果として得られる異常マップから異常スコアを演算する第1演算部と、
入力された画像に対し要素ごとにセグメンテーションマップを生成し、それぞれの領域の大きさ、色、及び個数の少なくともいずれかに基づき、異常スコアを演算する第2演算部と、
前記第1演算部により演算された異常スコアと、前記第2演算部により演算された異常スコアとに基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する出力部と、
を備える異常検出装置。
【請求項9】
複数の画像データを用いて予め学習された学習済みモデルであって、入力された画像を処理した結果として得られる異常マップから異常スコアを演算する第1演算工程と、
入力された画像を複数の領域に分割し、分割された領域ごとにマハラノビス距離を演算し、演算されたマハラノビス距離に基づく異常スコアを演算する第2演算工程と、
前記第1演算工程により演算された異常スコアと、前記第2演算工程により演算された異常スコアとに基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する出力工程と、
を有する異常検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常検出装置及び異常検出方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大量の画像に基づき学習されたモデルを用いて、画像内に含まれる物体の異常を検出することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-64356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述したような物体の異常検出方法を用いた場合、学習のために用いられた画像から判断できるような異常については、異常の有無を推論することができるが、異常検出の対象物によっては、異常を検出することができない場合があった。たとえば、複数物品が1つのパッケージに包装されたような製品の異常を検出しようとする場合、パッケージに含まれる個々の物品の欠陥については異常を検出することができるかもしれないが、パッケージに含まれる物品の数が異常であるような場合には、異常を検出することが容易でなかった。
【0005】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みて行われたものであり、入力画像から精度よく異常を検出することが可能な異常検出装置及び異常検出方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の画像データを用いて予め学習された学習済みモデルであって、入力された画像を処理した結果として得られる異常マップから異常スコアを演算する第1演算部と、入力された画像の少なくとも一部の領域にベクトルを演算し、演算されたベクトルに基づく異常スコアを演算する第2演算部と、前記第1演算部により演算された異常スコアと、前記第2演算部により演算された異常スコアとに基づき、入力された画像に含まれる物体の異常についての情報を出力する出力部と、を備える異常検出装置である。
【0007】
[2]また、本発明の一態様は、上記[1]に記載の異常検出装置において、前記第1演算部による演算処理と、前記第2演算部による演算処理とは、並列に処理が行われ、前記出力部は、少なくともいずれか一方による異常スコアが所定値以上である場合、入力された画像に異常が検出されたことを示す情報と、いずれの演算部により異常が検出されたかを示す情報とを対応付けて出力するものである。
【0008】
[3]また、本発明の一態様は、上記[1]に記載の異常検出装置において、前記第1演算部による演算処理、及び前記第2演算部による演算処理のうち、いずれか一方の処理が先に行われ、先に行われた演算処理による異常スコアが、予め定められた所定値以上である場合、後の演算処理は行われないものである。
【0009】
[4]また、本発明の一態様は、上記[1]から[3]のいずれかに記載の異常検出装置において、前記第1演算部は、入力された画像に基づき、Student-Teacherフレームワークを用いた知識蒸留によってPDN(Patch Description Network)のパラメータを学習し、前記第2演算部は、前記第1演算部により構築されたStudentモデルによる出力画像からマハラノビス距離を演算し、演算されたマハラノビス距離に基づく異常スコアを演算するものである。
【0010】
[5]また、本発明の一態様は、上記[1]から[4]のいずれかに記載の異常検出装置において、前記第1演算部と前記第2演算部とは、同一の画像に対して複数回の演算を行い、
前記第1演算部による演算回数と、前記第2演算部による演算回数とは互いに異なるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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