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公開番号2025126976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023395
出願日2024-02-20
発明の名称車両の制御システム
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類F02D 41/40 20060101AFI20250825BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気の悪化を抑制しながら燃焼音を低減できる車両の制御システムを提供する。
【解決手段】車両の制御システムは、車両に搭載される内燃機関と、前記内燃機関の燃料噴射弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、静音モードとして、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射を分割噴射する、または、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射後の後噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第1静音制御と、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射の前噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第2静音制御と、を有し、前記静音モード中に、前記車両の状態に応じて、前記第1静音制御および前記第2静音制御のいずれか一方を実行する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される内燃機関と、
前記内燃機関の燃料噴射弁を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
静音モードとして、
前記燃料噴射弁の主燃焼噴射を分割噴射する、または、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射後の後噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第1静音制御と、
前記燃料噴射弁の主燃焼噴射の前噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第2静音制御と、を有し、
前記静音モード中に、前記車両の状態に応じて、前記第1静音制御および前記第2静音制御のいずれか一方を実行する、
車両の制御システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記内燃機関から排出される粒子状物質を捕集する捕集フィルタをさらに備え、
前記制御装置は、前記静音モード中に前記粒子状物質が前記捕集フィルタに所定値以上堆積していることを検知した場合、前記第1静音制御を実行する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項3】
前記内燃機関から排出される排気を浄化する触媒と、
前記触媒に添加する添加剤を噴射する添加剤噴射装置と、
をさらに備え、
前記制御装置は、前記静音モード中に前記添加剤の残量を検知し、前記残量が所定残量未満となった場合、前記第1静音制御を実行する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記内燃機関を停止状態から運転状態に切り替える際に、前記静音モードを実行する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記静音モードを実行する時間を、前記車両の状態に応じて補正する第1補正制御を有し、
前記第1補正制御によって補正した時間、前記静音モードを実行する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記車両の加速状態を検知した場合、前記静音モードを禁止する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記車両の動力特性を可変させる複数のドライブモードと、
前記第2静音制御を実行する時間を、前記ドライブモードに応じて補正する第2補正制御と、
を有する、
請求項1に記載の車両の制御システム。
【請求項8】
前記内燃機関によって駆動される発電機と、
前記発電機によって発電された電力が蓄電される駆動用電池と、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記駆動用電池の充電率が所定充電率未満となった場合、前記静音モードを実行する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の車両の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載するエンジンの燃焼音を低減する車両の制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の車両の制御システムは、ディーゼルエンジンのパイロット噴射の噴射タイミングを変更することで、ディーゼルエンジンの燃焼音を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-147002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車両の制御システムでは、内燃機関の回転数と負荷に応じて音圧の指標を設定し、その指標に合わせて内燃機関を制御している。しかし、パイロット噴射の噴射タイミングを変更してエンジンの燃焼音を下げる場合、燃焼温度が低下するため排気ガスの悪化についても考慮する必要がある。
【0005】
本開示の課題は、排気の悪化を抑制しながら燃焼音を低減できる車両の制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両の制御システムは、車両に搭載される内燃機関と、前記内燃機関の燃料噴射弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、静音モードとして、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射を分割噴射する、または、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射後の後噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第1静音制御と、前記燃料噴射弁の主燃焼噴射の前噴射の噴射量を増加させて、前記内燃機関の燃焼音を抑制する第2静音制御と、を有し、前記静音モード中に、前記車両の状態に応じて、前記第1静音制御および前記第2静音制御のいずれか一方を実行する。
【発明の効果】
【0007】
この車両の制御システムによれば、第1静音制御では、第2静音制御よりも排気の悪化を抑制できるが、第2静音制御よりも燃焼音の低減量は小さくなる。第2静音制御では、第1静音制御よりも排気は悪化するものの、第1静音制御よりも燃焼音の低減量が大きくなる。制御装置は、静音モード中に車両の状態に応じて第1静音制御および第2静音制御を使い分け、排気の悪化を抑制しながら燃焼音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の車両の制御システムのシステム図。
本開示の内燃機関のシステム図。
本開示の内燃機関の噴射形態を示す図。
本開示の制御装置が実行する制御手順を示すフローチャート。
本開示の制御装置が実行する第1補正制御の一例を示す図。
本開示の制御装置が実行する第2補正制御の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、車両Cの制御システム1は、エンジン(内燃機関の一例)2と、モータ(FrM)3と、発電機(GEN)4と、駆動用電池(BT)6と、トランスアクスル8と、モータ3および発電機4を制御するインバータ12と、車両Cのユーザが操作するアクセルペダル14と、外部電源に接続可能な充電器16と、例えば家電などの外部機器に電力を供給可能な給電装置(外部給電装置)18と、車両制御装置(制御装置の一例)20と、エンジン2を制御するエンジン制御装置22と、燃料タンク(Fuel TANK)24と、ドライブモード選択装置26と、を備える。このほか、車両Cは、例えばユーザが充電を指示する充電ボタン(図示なし)などを備えてもよい。本実施形態の車両Cは、充電器16によって外部電源からの電力を駆動用電池6に蓄電可能な外部充電、および、給電装置18によって駆動用電池6からの電力を外部機器に供給可能な外部給電を備えるプラグインハイブリッド車両(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)である。
(【0011】以降は省略されています)

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