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公開番号2025145158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045195
出願日2024-03-21
発明の名称音声提供装置、音声提供方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10L 15/22 20060101AFI20250926BHJP(楽器;音響)
要約【課題】子供が発話した単語や声質の変遷から子供の成長過程を把握できるようにする。
【解決手段】端末装置20のCPU21は、所定の出力条件に基づいて、当該出力条件を満たす成人語又は発達段階用語に対応する音声データを発話音声データベース233から取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす成人語又は発達段階用語が所定の話者により発話された音声を音出力部26より時系列に出力させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
音声データに基づいて、所定の話者を対象とする音声認識を行う認識手段と、
前記認識手段による認識結果に基づいて取得した用語と、所定の一般用語を照合するとともに、前記一般用語に紐づけられた言い間違い用語と、を照合し、前記用語と合致する一般用語又は言い間違い用語を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記一般用語又は前記言い間違い用語と、当該一般用語又は当該言い間違い用語が前記話者により発話された音声に係る音声データと、当該音声データに係る音声の発話が行われたタイミングと、を紐付けて所定のデータベースに記録する記録制御手段と、
所定の出力条件に基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる出力制御手段と、
を備えることを特徴とする音声提供装置。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記データベースに記録されている前記一般用語又は前記言い間違い用語に関する音声の出力内容の指定を、ユーザ操作に基づき受け付ける受付手段を備え、
前記出力制御手段は、
前記受付手段により前記一般用語又は前記言い間違い用語に関する音声の出力内容の指定が受け付けられたことを前記出力条件として、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の音声提供装置。
【請求項3】
前記出力制御手段は、
前記検出手段により前記用語と合致する前記一般用語が検出され、且つ、当該用語に係る前記認識結果の尤度が閾値以上であることを前記出力条件として、当該出力条件を満たす前記一般用語及び当該一般用語に紐づけられた言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語及び当該一般用語に紐づけられた言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の音声提供装置。
【請求項4】
前記受付手段は、
所望の前記一般用語及び当該所望の一般用語に関する前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を時系列に出力する旨の指定を受け付け、
前記出力制御手段は、
前記受付手段により前記指定が受け付けられた場合、前記所望の一般用語及び当該所望の一般用語に関する前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該所望の一般用語及び当該所望の一般用語に関する前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の音声提供装置。
【請求項5】
前記受付手段は、
所望の前記一般用語が前記話者により発話された音声を時系列に出力する旨の指定を受け付け、
前記出力制御手段は、
前記受付手段により前記指定が受け付けられた場合、前記所望の一般用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該所望の一般用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の音声提供装置。
【請求項6】
前記出力制御手段は、
前記受付手段により前記指定が受け付けられた場合、前記データベースから取得した前記所望の一般用語に対応する前記音声データを、当該音声データに係る音声が発話された年ごとに分類し、分類された各グループから一の音声データを選択し、当該各グループにおいて選択された音声データに基づく音声を、前記出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の音声提供装置。
【請求項7】
前記記録制御手段は、
前記検出手段により前記用語と合致する前記一般用語が検出された場合、当該一般用語を前記データベースに記録するときに、当該一般用語の発話が行われたときの前記話者の年齢を更に紐付けて記録し、
前記出力制御手段は、
前記受付手段により前記指定が受け付けられた場合、前記データベースから取得した前記所望の一般用語に対応する前記音声データを、当該音声データに紐付けられている前記話者の年齢ごとに分類し、分類された各グループから一の音声データを選択し、当該各グループにおいて選択された音声データに基づく音声を、前記出力部より時系列に出力させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の音声提供装置。
【請求項8】
音声提供装置のコンピュータにより実行される音声提供方法であって、
音声データに基づいて、所定の話者を対象とする音声認識を行う認識工程と、
前記認識工程による認識結果に基づいて取得した用語と、所定の一般用語を照合するとともに、前記一般用語に紐づけられた言い間違い用語と、を照合し、前記用語と合致する一般用語又は言い間違い用語を検出する検出工程と、
前記検出工程により検出された前記一般用語又は前記言い間違い用語と、当該一般用語又は当該言い間違い用語が前記話者により発話された音声に係る音声データと、当該音声データに係る音声の発話が行われたタイミングと、を紐付けて所定のデータベースに記録する記録制御工程と、
所定の出力条件に基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる出力制御工程と、
を含むことを特徴とする音声提供方法。
【請求項9】
音声提供装置のコンピュータを、
音声データに基づいて、所定の話者を対象とする音声認識を行う認識手段、
前記認識手段による認識結果に基づいて取得した用語と、所定の一般用語を照合するとともに、前記一般用語に紐づけられた言い間違い用語と、を照合し、前記用語と合致する一般用語又は言い間違い用語を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された前記一般用語又は前記言い間違い用語と、当該一般用語又は当該言い間違い用語が前記話者により発話された音声に係る音声データと、当該音声データに係る音声の発話が行われたタイミングと、を紐付けて所定のデータベースに記録する記録制御手段、
所定の出力条件に基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる出力制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声提供装置、音声提供方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力された発話から、育児語(例えば、犬に対する「ワンワン」や、車に対する「ブッブー」)に特有の特徴を検出し、検出された育児語に特有の特徴に基づいて、育児語の使用傾向を表すスコアを算出する育児語使用傾向測定装置が開示されている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-129849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている装置では、育児語の使用傾向を測定するに留まり、入力された発話音声をとり溜めておき、育児語が発話された際の音声の変遷をダイジェストとして提供することは行われていない。このため、上記装置では、子供が発話した単語や声質の変遷から子供の成長過程を把握するといったことができない。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、子供が発話した単語や声質の変遷から子供の成長過程を把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る音声提供装置は、音声データに基づいて、所定の話者を対象とする音声認識を行う認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて取得した用語と、所定の一般用語を照合するとともに、前記一般用語に紐づけられた言い間違い用語と、を照合し、前記用語と合致する一般用語又は言い間違い用語を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記一般用語又は前記言い間違い用語と、当該一般用語又は当該言い間違い用語が前記話者により発話された音声に係る音声データと、当該音声データに係る音声の発話が行われたタイミングと、を紐付けて所定のデータベースに記録する記録制御手段と、所定の出力条件に基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語に対応する前記音声データを前記データベースから取得し、当該音声データに基づいて、当該出力条件を満たす前記一般用語又は前記言い間違い用語が前記話者により発話された音声を出力部より時系列に出力させる出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、子供が発話した単語や声質の変遷から子供の成長過程を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態の音声提供システムを示すブロック図である。
録音装置の機能構成を示すブロック図である。
端末装置の機能構成を示すブロック図である。
成長過程辞書の内容例を示す図である。
発話音声データベースの内容例を示す図である。
発達段階用語検出処理の制御手順を示す図である。
ダイジェスト生成処理の制御手順を示す図である。
ダイジェスト生成受付画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に示すように、音声提供システム1は、録音装置10と、端末装置20と、を備える。音声提供システム1は、端末装置20において、録音装置10で録音された子供の音声に係る音声データをとり溜めておき、当該音声データに基づいて、子供の成長過程を振り返ることのできる音声ダイジェストを生成し、ユーザ(例えば、子供の親など)に提供するシステムとなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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