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公開番号2025106518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025065735,2024114842
出願日2025-04-11,2020-09-08
発明の名称レーザ光源
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01S 5/02326 20210101AFI20250708BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】レーザダイオードチップとレンズとの位置ずれが生じにくいレーザ光源が求められている。
【解決手段】レーザ光源は、発光層を含む半導体積層構造体と、発光層で発生したレーザ光を出射する第1の端面と、その反対側の第2の端面とを有し、第1の端面から第2の端面までの距離によって共振器長が規定される端面出射型のレーザダイオードチップと、レーザダイオードチップが固着された主平面と、主平面を挟んでレーザダイオードチップの第1の端面の両側に位置する一対のレンズ支持部とを持つサブマウントと、一対のレンズ支持部の端面と接合されたレンズと、レーザダイオードチップ、レンズおよびサブマウントを収容する半導体レーザパッケージとを備え、レーザダイオードチップの第1の端面は主平面のエッジよりも共振器長方向に突出し、一対のレンズ支持部の端面はレーザダイオードチップの第1の端面よりも共振器長の方向に突出する。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
発光層を含む半導体積層構造体と、前記発光層で発生したレーザ光を出射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対側の第2の端面と、を有し、前記第1の端面から前記第2の端面までの距離によって共振器長が規定される、端面出射型のレーザダイオードチップと、
前記レーザダイオードチップが固着された主平面と、前記主平面を挟んで前記レーザダイオードチップの前記第1の端面の両側に位置する一対のレンズ支持部と、前記主平面の反対側に位置する裏面と、を持つサブマウントと、
前記一対のレンズ支持部の端面と接合されたレンズと、
前記レーザダイオードチップ、前記レンズ、および前記サブマウントを収容する半導体レーザパッケージと、
を備え、
前記レーザダイオードチップの前記第1の端面は、前記主平面のエッジよりも前記共振器長の方向に突出し、
前記一対のレンズ支持部の前記端面は、前記レーザダイオードチップの前記第1の端面よりも前記共振器長の方向に突出する、レーザ光源。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記半導体レーザパッケージは、前記サブマウントの前記裏面に熱的に接触する基体を有し、前記レーザダイオードチップ、前記サブマウント、および前記レンズを気密に封止している、請求項1に記載のレーザ光源。
【請求項3】
前記サブマウントは、前記主平面および前記裏面をつなぐ前方端面を有し、
前記前方端面は、中央端面、および前記中央端面の両側に位置する両側端面を有し、
前記中央端面は、前記両側端面よりも前記共振器長の方向に窪み、
前記主平面の前記エッジは、前記サブマウントにおける前記主平面と前記中央端面とによって規定される、請求項1または2に記載のレーザ光源。
【請求項4】
前記サブマウントは、
前記一対のレンズ支持部を上面に有する第1のサブマウント部分と、
前記第1のサブマウント部分の前記上面に固定され、前記主平面を有する第2のサブマウント部分と、
を含む、請求項1または2に記載のレーザ光源。
【請求項5】
前記一対のレンズ支持部のそれぞれと前記第2のサブマウント部分との間には、空隙が存在する、請求項4に記載のレーザ光源。
【請求項6】
前記サブマウントは、前記一対のレンズ支持部のそれぞれと前記レーザダイオードチップとの間に、前記共振器長の方向に沿って延びる溝を有している、請求項1または2に記載のレーザ光源。
【請求項7】
前記サブマウントは、前記主平面から前記裏面に達する貫通孔と、前記貫通孔を埋める金属とを有している、請求項1から6のいずれか一項に記載のレーザ光源。
【請求項8】
前記共振器長の方向から見たとき、前記レンズの重心は前記一対のレンズ支持部の間に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載のレーザ光源。
【請求項9】
前記一対のレンズ支持部は、前記レーザダイオードチップの両側において前記共振器長の方向に延びている、請求項1から8のいずれか一項に記載のレーザ光源。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レーザ光源に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
レーザ光源は、加工、プロジェクタ、および照明器具などの様々な用途に利用される。このようなレーザ光源の典型例は、レーザダイオードチップ、レーザダイオードチップを支持するサブマウント、レーザダイオードチップから出射されるレーザ光の発散角を低減するコリメートレンズを備える(例えば、特許文献1)。レーザダイオードチップ、サブマウントおよびコリメートレンズ等のレンズが半導体レーザパッケージに収容される場合、レーザ光が大きく発散する前に、小さいレンズによってレーザ光をコリメート等することが可能になる。一方で、レーザダイオードチップとレンズとの少しの位置ずれにより、レーザ光源から外部に出射されるレーザ光の光軸の向きが大きくずれる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-98190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レーザダイオードチップとレンズとの位置ずれが生じにくいレーザ光源が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のレーザ光源は、一実施形態において、発光層を含む半導体積層構造体と、前記半導体積層構造体を支持する基板と、前記発光層で発生したレーザ光を出射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対側の第2の端面と、を有し、前記第1の端面から前記第2の端面までの距離によって共振器長が規定される、端面出射型のレーザダイオードチップと、前記レーザダイオードチップが固着された主平面と、前記レーザダイオードチップの前記第1の端面の両側に位置する一対のレンズ支持部と、前記主平面の反対側に位置する裏面と、を持つサブマウントと、前記一対のレンズ支持部の端面と接合されたレンズと、前記レーザダイオードチップ、前記レンズ、および前記サブマウントを収容する半導体レーザパッケージと、を備え、前記レーザダイオードチップの前記基板よりも前記発光層が前記サブマウントに近い状態で前記レーザダイオードチップが前記サブマウントに固着されており、前記レーザダイオードチップの前記第1の端面は、前記主平面のエッジよりも前記共振器長の方向に突出し、前記一対のレンズ支持部の前記端面は、前記レーザダイオードチップの前記第1の端面よりも前記共振器長の方向に突出する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、レーザダイオードチップとレンズとの位置ずれが生じにくいレーザ光源を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1Aは、本開示の実施形態1におけるレーザ光源100の構成例を模式的に示す斜視図である。
図1Bは、図1Aのレーザ光源100の平面構成を模式的に示す図である。
図2Aは、図1Aのレーザ光源100から半導体レーザパッケージ40および一対のリード端子50を省略した構成のより詳細を示す斜視図である。
図2Bは、図2Aのレーザ光源100を模式的に示す上面図である。
図2Cは、図2Bの構成のYZ平面に平行なIIC-IIC線断面図である。
図3Aは、本開示の実施形態1の変形例1におけるレーザ光源110の構成例を模式的に示す斜視図である。
図3Bは、図3Aのレーザ光源110を模式的に示す上面図である。
図3Cは、図3Bの構成のYZ平面に平行なIIIC-IIIC線断面図である。
図4Aは、本開示の実施形態1の変形例2におけるレーザ光源120の構成例を模式的に示す斜視図である。
図4Bは、図4Aのレーザ光源120を模式的に示す上面図である。
図4Cは、図4Bの構成のYZ平面に平行なIVC-IVC線断面図である。
図5Aは、本開示の実施形態1の変形例3におけるレーザ光源130の構成例を模式的に示す斜視図である。
図5Bは、図5Aのレーザ光源130を模式的に示す上面図である。
図5Cは、図5Bの構成のYZ平面に平行なVC-VC線断面図である。
図6Aは、本開示の実施形態1の変形例4におけるレーザ光源140の構成例を模式的に示す斜視図である。
図6Bは、図6Aのレーザ光源140を模式的に示す上面図である。
図6Cは、図6Bの構成のYZ平面に平行なVIC-VIC線断面図である。
図7Aは、本開示の実施形態1の変形例5におけるレーザ光源150の構成例を模式的に示す斜視図である。
図7Bは、図7Aのレーザ光源150を模式的に示す上面図である。
図7Cは、図7Bの構成のYZ平面に平行なVIIC-VIIC線断面図である。
図7Dは、コレット60を用いて、図7Aのレーザ光源150におけるコリメートレンズ30をサブマウント20に接合する様子を模式的に示す斜視図である。
図8Aは、本開示の実施形態2におけるレーザ光源200の構成例を模式的に示す斜視図である。
図8Bは、図8Aのレーザ光源200を模式的に示す上面図である。
図8Cは、図8Bの構成のYZ平面に平行なVIIIC-VIIIC線断面図である。
図8Dは、図8Aのレーザ光源200を模式的に示す背面図である。
図9Aは、本開示の実施形態2の変形例1におけるレーザ光源210の構成例を模式的に示す斜視図である。
図9Bは、図9Aのレーザ光源210を模式的に示す上面図である。
図9Cは、図9Bの構成のYZ平面に平行なIXC-IXC線断面図である。
図9Dは、図9Aのレーザ光源210を模式的に示す背面図である。
図10Aは、本開示の実施形態2の変形例2におけるレーザ光源220の構成例を模式的に示す斜視図である。
図10Bは、図10Aのレーザ光源220を模式的に示す上面図である。
図10Cは、図10Bの構成のYZ平面に平行なXC-XC線断面図である。
図10Dは、図10Aの第4のサブマウント部分20p

およびコリメートレンズ30を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態におけるレーザ光源を詳細に説明する。複数の図面に表れる同一符号の部分は同一または同等の部分を示す。
【0009】
さらに以下は、本開示の技術思想を具体化するために例示しているのであって、本開示を以下に限定しない。また、構成要素の寸法、材質、形状、その相対的配置などの記載は、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図している。各図面が示す部材の大きさや位置関係などは、理解を容易にするなどのために誇張している場合がある。
【0010】
(実施形態1)
まず、図1Aおよび図1B、ならびに図2Aから図2Cを参照して、本開示の実施形態1におけるレーザ光源の基本的な構成例を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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