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公開番号
2025117571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2025013447
出願日
2025-01-30
発明の名称
正極活物質、これを含む正極およびリチウム二次電池
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
H01M
4/525 20100101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高密度、高容量、長寿命特性、および高いエネルギー密度を実現することができる正極活物質と、これを適用した正極およびリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】一実施形態による正極活物質は、層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物を含み、単粒子形態である第1正極活物質;およびリチウムを除いた金属全体に対するリチウムのモル比が1.1~3であり、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するマンガンの含量が60モル%以上であるリチウム-マンガン-リッチ複合酸化物を含み、単粒子形態である第2正極活物質;を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物を含み、単粒子形態である第1正極活物質;および
リチウムを除いた金属全体に対するリチウムのモル比が1.1~3であり、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するマンガンの含量が60モル%以上であるリチウム-マンガン-リッチ複合酸化物を含み、単粒子形態である第2正極活物質;を含む、正極活物質。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
第1正極活物質および第2正極活物質総合計100重量%に対して、第1正極活物質は30重量%~95重量%で含まれ、第2正極活物質は5重量%~70重量%で含まれる、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物は、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するニッケルの含量が60モル%~80モル%であり、マンガンの含量が15モル%以上である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項4】
前記層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物はアルミニウムをさらに含み、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するアルミニウムの含量は1モル%~3モル%である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項5】
前記層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物内でアルミニウムの濃度は均一である、請求項4に記載の正極活物質。
【請求項6】
前記層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物で、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するコバルトの含量は0モル%~0.01モル%である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項7】
前記層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物は化学式1で表されるものである、請求項1に記載の正極活物質:
[化学式1]
Li
a1
Ni
x1
Mn
y1
Al
z1
M
1
w1
O
2-b1
X
b1
上記化学式1中、0.9≦a1≦1.8、0.6≦x1≦0.8、0.1≦y1≦0.4、0≦z1≦0.03、0≦w1≦0.3、0.9≦x1+y1+z1+w1≦1.1、および0≦b1≦0.1であり、M
1
はB、Ba、Ca、Ce、Cr、Fe、Mg、Mo、Nb、Si、Sn、Sr、Ti、V、W、およびZrから選択される一つ以上の元素であり、XはF、PおよびSから選択される一つ以上の元素である。
【請求項8】
前記第1正極活物質の平均粒径(D
50
)は0.5μm~8μmである、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項9】
前記第1正極活物質は単粒子形態のコア粒子;および
前記コア粒子の表面に位置し、Al、Y、またはこれらの組み合わせを含むコーティング層;をさらに含む、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項10】
前記第2正極活物質の前記リチウム-マンガン-リッチ複合酸化物は化学式2で表される、請求項1に記載の正極活物質:
[化学式2]
Li
1+x2
(Ni
y2
Mn
z2
M
2
1-y2-z2
)
1-x2
O
2-b2
X
b2
化学式2中、0.04≦x2≦0.5、0.1≦y2≦0.5、0.5≦z2≦0.9、0.9≦y2+z2≦1.1、および0≦b2≦0.1であり、M
2
はAl、B、Ba、Ca、Ce、Cr、Fe、Mg、Mo、Nb、Si、Sn、Sr、Ti、V、W、Y、およびZrから選択される一つ以上の元素であり、XはF、P、およびSから選択される一つ以上の元素である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
正極活物質、これを含む正極およびリチウム二次電池に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話、ノートパソコン、スマートフォンなどの移動情報端末器の駆動電源として高いエネルギー密度を有しながらも携帯が容易なリチウム二次電池が主に使用されている。最近はエネルギー密度の高いリチウム二次電池をハイブリッド自動車や電気自動車の駆動用電源または電力貯蔵用電源として使用するための研究が活発に行われている。
【0003】
このような用途に符合するリチウム二次電池を実現するために多様な正極活物質が検討されている。そのうち、リチウムニッケル系酸化物、リチウムニッケルマンガンコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルトアルミニウム複合酸化物、リチウムコバルト酸化物などが主に正極活物質として使用される。しかし、最近、大型、高容量、または高エネルギー密度のリチウム二次電池に対する需要は急増する反面、希少金属であるコバルトが含有された正極活物質の供給量は非常に不足することと予想される。即ち、コバルトは高価であり残っている埋蔵量が多くないため、コバルトを除くかまたはその含量を減少させた正極活物質に対する開発が必要な状況である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高密度、高容量、長寿命特性、および高いエネルギー密度を実現することができる正極活物質と、これを適用した正極およびリチウム二次電池を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態で、層状型のリチウムニッケル-マンガン系複合酸化物を含み、単粒子形態である第1正極活物質;およびリチウムを除いた金属全体に対するリチウムのモル比が1.1~3であり、リチウムを除いた金属全体100モル%に対するマンガンの含量が60モル%以上であるリチウム-マンガン-リッチ複合酸化物を含み、単粒子形態である第2正極活物質;を含む正極活物質を提供する。
【0006】
他の一実施形態で、正極集電体、および前記正極集電体上に位置する正極活物質層を含み、前記正極活物質層は前記正極活物質を含む正極を提供する。
【0007】
他の一実施形態で、前記正極、負極、および電解質を含むリチウム二次電池を提供する。
【発明の効果】
【0008】
一実施形態による正極活物質は生産価格を最少化しながら容量を極大化したもので、長寿命特性が確保され高電圧での特性と高温保存特性が改善される。前記正極活物質を適用したリチウム二次電池は高電圧駆動条件でも高い初期充放電容量および効率を示すことができペレット密度が高くて高いエネルギー密度を実現することができ、長寿命特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態によるリチウム二次電池を概略的に示した断面図である。
一実施形態によるリチウム二次電池を概略的に示した断面図である。
一実施形態によるリチウム二次電池を概略的に示した断面図である。
一実施形態によるリチウム二次電池を概略的に示した断面図である。
実施例1で製造した第1正極活物質に対する走査電子顕微鏡(SEM)イメージである。
実施例1で製造した第1正極活物質に対する走査電子顕微鏡(SEM)イメージである。
実施例1で製造した第2正極活物質に対するSEMイメージである。
実施例1で製造した第2正極活物質に対するSEMイメージである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、具体的な実施形態についてこの技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳しく説明する。しかし、本発明は様々の異なる形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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