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公開番号2025117727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012608
出願日2024-01-31
発明の名称水回り空間の清掃評価システム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A47K 1/04 20060101AFI20250805BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】専用のセンサを用いることなく清掃状態の評価を可能にすること。
【解決手段】実施形態に係る清掃評価システムは、ボウル部に向けて吐出を行う水回り機器と、前記ボウル部のボウル面を含む前記ボウル部の内部状態を検知する光学センサであるセンサユニットと、前記センサユニットの出力値に応じて前記水回り機器から前記ボウル部への吐出を制御する制御部と、前記センサユニットの出力値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの状態を評価する第1評価部と、前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの清掃状態を評価する第2評価部と、前記第1評価部または前記第2評価部による評価結果を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボウル部に向けて吐出を行う水回り機器と、
前記ボウル部のボウル面を含む前記ボウル部の内部状態を検知する光学センサであるセンサユニットと、
前記センサユニットの出力値に応じて前記水回り機器から前記ボウル部への吐出を制御する制御部と、
前記センサユニットの出力値を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの状態を評価する第1評価部と、
前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの清掃状態を評価する第2評価部と、
前記第1評価部または前記第2評価部による評価結果を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする水回り空間の清掃評価システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2評価部は、前記第1評価部の評価結果に基づいて、評価を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項3】
前記センサユニットは、投光部及び受光部を有し、
前記第2評価部は、前記第1評価部の評価結果に基づいて、評価を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項4】
前記第1評価部は、前記水回り機器の吐出の停止時において、前記センサユニットの出力値が第1閾値を超えた場合に、前記センサユニットを要清掃状態と評価し、
前記出力部は、前記センサユニットの要清掃情報を出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項5】
前記記憶部は、前記水回り機器の吐出の停止時の前記センサユニットの出力値を記憶し、
前記第1評価部は、前記センサユニットの出力値が、前記記憶部に記憶された直前の記憶値に対して第1所定値以上低下した場合に、前記センサユニットが清掃完了状態であると評価する
ことを特徴とする請求項3に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項6】
前記記憶部は、センサ基準値を記憶し、
前記第2評価部は、前記清掃完了状態において、前記センサユニットの出力値が前記センサ基準値から第2所定値以上の乖離している場合に、前記センサユニットの清掃が不十分であると評価する
ことを特徴とする請求項5に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項7】
前記記憶部は、前回清掃完了状態における前記センサユニットの出力値を記憶し、
前記第2評価部は、前記記憶部に記憶された前回清掃完了状態における前記センサユニットの出力値を前記センサ基準値とする
ことを特徴とする請求項6に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項8】
前記記憶部は、前記センサユニットの出力値の初期値を記憶し、
前記第2評価部は、前記記憶部に記憶された前記初期値を前記センサ基準値とする
ことを特徴とする請求項6に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項9】
前記記憶部は、前記センサユニットの劣化予測値を記憶し、
前記第2評価部は、前記記憶部に記憶された前記劣化予測値を前記センサ基準値とする
ことを特徴とする請求項6に記載の水回り空間の清掃評価システム。
【請求項10】
ボウル部に向けて吐出を行う水回り機器と、
前記ボウル部のボウル面を含む前記ボウル部の内部状態を検知する光学センサであるセンサユニットと、
前記センサユニットの出力値に応じて前記水回り機器から前記ボウル部への吐出を制御する制御部と、
前記センサユニットの出力値を記憶する記憶部と、
前記センサユニットの清掃状態を評価する評価部と、
前記評価部による評価結果を出力する出力部と、
清掃タイミング取得手段と、
を備え、
前記評価部は、前記清掃タイミング取得手段によって取得された情報が示す清掃タイミングの後で評価を行う
ことを特徴とする水回り空間の清掃評価システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水回り空間の清掃評価システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、吐水(水の吐出)を行う水栓機器等の水回り機器が設けられた水回り空間の清掃に関する技術が提供されている。例えば、ショッピングセンターや公共施設など不特定多数の人々が利用するトイレ設備において、清掃作業や消耗品交換作業を効率的に行うためのトイレ設備管理システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-057298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術には、改善の余地がある。上述の従来技術は、清掃作業を行うタイミングを推測することは可能になるものの、清掃作業の評価の点については考慮されていない。例えば、清掃者による水回り機器等の清掃完了有無は、清掃者の自己申告によって管理されている場合、清掃作業が十分か否かを客観的に把握することが難しい。そのため、清掃者が水回り機器を自動制御するためのセンサ(例えば受光面等)の清掃不足に気づかず、センサの汚れが蓄積していってしまう可能性がある。一方で、センサの汚れ検知のためだけに専用のセンサ等を設けることはコスト増大につながる。そのため、専用のセンサを用いずに清掃状態を評価可能にすることが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、専用のセンサを用いることなく清掃状態の評価を可能にする水回り空間の清掃評価システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る水回り空間の清掃評価システムは、ボウル部に向けて吐出を行う水回り機器と、前記ボウル部のボウル面を含む前記ボウル部の内部状態を検知する光学センサであるセンサユニットと、前記センサユニットの出力値に応じて前記水回り機器から前記ボウル部への吐出を制御する制御部と、前記センサユニットの出力値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの状態を評価する第1評価部と、前記記憶部に記憶された出力値に基づいて、前記センサユニットの清掃状態を評価する第2評価部と、前記第1評価部または前記第2評価部による評価結果を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係る水回り空間の清掃評価システムによれば、水回り機器の制御に用いるセンサユニットにより検知された情報を基に、清掃状態を評価する。これにより、水回り空間の清掃評価システムは、専用のセンサを用いることなく清掃状態の評価を可能にすることができる。例えば、光学センサ式のセンサユニットが水回り空間に設置された場合には、水回り機器を制御するためのセンサユニットの受光部の受光面は、清掃が必要な部分ではあるが、清掃者(清掃員)からは見えにくい部分のため、清掃が十分されない可能性がある。また、清掃者が清掃したとしても、その清掃が十分か否かも判断がしにくい。そこで、水回り空間の清掃評価システムは、センサユニットの受光量に基づいて清掃充不足の判断をすることで、センサユニットの清掃充不足を客観的に評価することができる。このように、水回り空間の清掃評価システムは、センサユニットの受光量に基づいてセンサユニットの汚れ等の状態を判定し、その結果に基づいて、その水回り機器が設けられている水回り空間全体の清掃評価を行うことができる。例えば、水回り空間の清掃評価システムは、既存センサを用いて清掃状態を評価することができる。
【0008】
実施形態の一態様に係る水回り空間の清掃評価システムにおいて、前記第2評価部は、前記第1評価部の評価結果に基づいて、評価を行うことを特徴とする。
【0009】
実施形態の一態様に係る水回り空間の清掃評価システムによれば、センサユニットの状態の評価を基にセンサユニットの清掃状態を評価することで、適切に清掃状態を評価することができる。したがって、水回り空間の清掃評価システムは、専用のセンサを用いることなく清掃状態の評価を可能にすることができる。
【0010】
実施形態の一態様に係る水回り空間の清掃評価システムにおいて、前記センサユニットは、投光部及び受光部を有し、前記第2評価部は、前記第1評価部の評価結果に基づいて、評価を行うことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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