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公開番号2025124237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020152
出願日2024-02-14
発明の名称果実棚装置
出願人株式会社ヤマナカ
代理人スプリング弁理士法人
主分類A01G 17/04 20060101AFI20250819BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】高い作業効率を実現可能で、かつ、簡易な構造の果実棚装置の提供。
【解決手段】設置面に間隔を空けた状態で立てて設置された少なくとも2本の支柱と、前記支柱の間に架け渡された線材とを備え、前記線材によって蔓植物を支える果実棚装置であって、前記支柱に対して上下方向に伸縮可能に接合された第2支柱と、前記支柱に設けられた中間支点と前記第2支柱の上端の自由支点との間に接続し、上下に伸縮するパンタグラフ構造の伸縮部と、を備え、前記伸縮部は前記中間支点において交差し回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の下部アームと、前記自由支点において交差し回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の上部アームと、を備え、前記上部アーム、及び、前記下部アームとは、前記第2支柱の高さ方向の中途位置で、それぞれ回動可能に接続し、前記線材は、異なる前記支柱が備える前記下部アーム間に架け渡される果実棚装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設置面に間隔を空けた状態で立てて設置された少なくとも2本の支柱と、
前記支柱の間に架け渡された線材と、を備え、前記線材によって蔓植物を支える果実棚装置であって、
前記支柱に対して、上下方向に伸縮可能に接合された第2支柱と、
前記支柱に設けられた中間支点と前記第2支柱の上端の自由支点との間に接続し、上下に伸縮するパンタグラフ構造の伸縮部と、を備え、
前記伸縮部は、
前記中間支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の下部アームと、
前記自由支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の上部アームと、を備え、
前記上部アーム、及び、前記下部アームとは、前記第2支柱の高さ方向の中途位置で、それぞれ回動可能に接続し、
前記線材は、異なる前記支柱が備える前記下部アーム間に架け渡される、果実棚装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
異なる前記支柱が備える前記下部アームがそれぞれ略平行となるよう配置される、請求項1に記載の果実棚装置。
【請求項3】
更に台車を備え、
前記台車の荷台が前記設置面とされ、
前記2本の支柱の間の前記設置面に、前記蔓植物が配置され、移動可能とされた請求項2に記載の果実棚装置。
【請求項4】
異なる前記支柱が備える前記下部アーム、又は、前記上部アーム同士の間にそれぞれ架け渡される2つの棒材を更に備える、請求項3に記載の果実棚装置。
【請求項5】
前記2つの棒材の間に架け渡され、上方向に凸とされるアーチ型部材を少なくとも2つ備え、前記アーチ型部材に固定され、前記上部アームの上方に張られたシートを備える、請求項4に記載の果実棚装置。
【請求項6】
前記中間支点の前記支柱の高さ方向における位置を変更可能に構成された請求項5に記載の果実棚装置。
【請求項7】
前記2本の支柱の間に架け渡される第2の棒材を更に備える、請求項6に記載の果実棚装置。
【請求項8】
前記支柱、前記第2支柱、前記上部アーム、及び、前記下部アームは、平板状、断面L字状、及び、断面コの字状からなる群より選択される少なくとも1種の金属板からなる請求項7に記載の果実棚装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、果実棚装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ブドウ等の蔓性植物の栽培には、果実棚装置が用いられることが多い。特許文献1には、「複数本の支柱を直線状に間隔を開けて地面に立設し、各支柱の中間部に枝条の基部を軸支しすると共に、該枝条の先端部にワイヤーロープの端部を取付け、該ワイヤーロープを前記支柱の上部を経由して伸縮自在に張設し、前記各枝条間に亙って複数の張線を架設して蔓を巻き付かせる棚を形成したことを特徴とする果樹棚装置。」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-153876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の果実棚装置は、ワイヤーロープにより枝条の角度を自在としており、これにより、用途や時期により棚の角度を変更可能に構成されている。
しかし、ワイヤーロープを用いた構造は、ウインチ、ドラム(プーリー)、ワイヤーロープ、そしてフレーム材と、部品点数、及び、その種類が多くなりやすかった。結果として、コスト高となり、大規模な農場に多数導入することの妨げとなっていた。また、メンテナンス性の面でも、課題があった。
また、ワイヤーロープの劣化、伸張による角度ズレ、破断による果実棚装置の破損など、堅牢性の面でも課題があった。
【0005】
本開示は、上記従来技術が有する課題のいずれか1つを解決する。具体的な解決課題の1つは、高い作業効率を実現可能で、かつ、簡易な構造の果実棚装置の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の果実棚装置の実施形態の1つは、設置面に間隔を空けた状態で立てて設置された少なくとも2本の支柱と、前記支柱の間に架け渡された線材と、を備え、前記線材によって蔓植物を支える果実棚装置であって、前記支柱に対して、上下方向に伸縮可能に接合された第2支柱と、前記支柱に設けられた中間支点と前記第2支柱の上端の自由支点との間に接続し、上下に伸縮するパンタグラフ構造の伸縮部と、を備え、前記伸縮部は、前記中間支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の下部アームと、前記自由支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の上部アームと、を備え、前記上部アーム、及び、前記下部アームとは、前記第2支柱の高さ方向の中途位置で、それぞれ回動可能に接続し、前記線材は、異なる前記支柱が備える前記下部アーム間に架け渡される、果実棚装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、従来技術が有する課題のいずれか1つが解決される。具体的な効果の1つは、高い作業効率を実現可能で、かつ、簡易な構造の果実棚装置が提供されることである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の果実棚装置の正面図である。
実施例1の果実棚装置の斜視図である。
実施例1の果実棚装置の右側面図である。
実施例1の果実棚装置のA-A′線拡大図である。
アーチ型部材の棒材に対する固定部分の拡大図(斜視図)である。
果実棚装置の斜視図であり、アーチ型部材に沿ってシートが装着された状態を表す。
果実棚装置の右側面図であり、アーチ型部材に沿ってシートが装着された状態を表す。
伸縮部の正面図である。
伸縮部の正面図であり、下方向に移動させる状態を表す図である。
実施例2の果実棚装置の右側面図である。
実施例3の果実棚装置の右側面図である。
アーチ型部材の棒材に対する固定部分の別実施例の拡大図(斜視図)である。
アーチ型部材の棒材に対する固定部分の別実施例の拡大図(斜視図)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の果実棚装置の第1実施形態は、設置面に間隔を空けた状態で立てて設置された少なくとも2本の支柱と、前記支柱の間に架け渡された線材と、を備え、前記線材によって蔓植物を支える果実棚装置であって、前記支柱に対して、上下方向に伸縮可能に接合された第2支柱と、前記支柱に設けられた中間支点と前記第2支柱の上端の自由支点との間に接続し、上下に伸縮するパンタグラフ構造の伸縮部と、を備え、前記伸縮部は、前記中間支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の下部アームと、前記自由支点において交差し、回動可能に支持され、左右対称に起倒動作する2本の上部アームと、を備え、前記上部アーム、及び、前記下部アームとは、前記第2支柱の高さ方向の中途位置で、それぞれ回動可能に接続し、前記線材は、異なる前記支柱が備える前記下部アーム間に架け渡される、果実棚装置である。
【0010】
上記果実棚装置では、パンタグラフ構造とされた下部アームに架け渡された線材により棚が形成される。そのため、自由支点の高さを変更するだけで、簡単に下部アームの角度、すなわち、棚の角度を変更できる。高さの変更は、例えば、支柱に対する第2支柱の固定位置を変更するだけであるため、特別な機構、部材を必要としない。結果として、必要な部品点数、種類(特に、種類)がより少なくなる。また、下部アームは、上部アーム及び支柱により支持されるため、ワイヤーロープにより吊り下げて固定されるのと比較して、より堅牢である。
(【0011】以降は省略されています)

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