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公開番号2025126626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022954
出願日2024-02-19
発明の名称配線基板及び配線基板の製造方法
出願人新光電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250822BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】隣接する配線層間のショート不良の発生を抑制できる配線基板を提供する。
【解決手段】配線基板10は、コア基板20と、配線層22を被覆するようにコア基板20の上面に形成された絶縁層31と、絶縁層31を厚さ方向に貫通して配線層22の上面を露出するビアホール31Xと、絶縁層31の上面に形成された凹部31Yとを有している。配線基板10は、ビアホール31Xを充填するとともに、配線層22と電気的に接続されたビア配線41と、凹部31Yを充填する導電層42とを有している。配線基板10は、ビア配線41を介して配線層22と電気的に接続されるとともに、絶縁層31の上面に形成された配線層32を有している。凹部31Yは、絶縁層31を厚さ方向に貫通しないように形成されている。凹部31Yは、ビアホール31Xの周囲にビアホール31Xと離れて設けられるとともに、配線層32と平面視で重なるように設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上面に形成された第1配線層と、
前記第1配線層を被覆するように前記第1絶縁層の上面に形成された第2絶縁層と、
前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通して前記第1配線層の上面を露出するビアホールと、
前記第2絶縁層の上面に形成された凹部と、
前記ビアホールを充填するとともに、前記第1配線層と電気的に接続されたビア配線と、
前記凹部を充填する導電層と、
前記ビア配線を介して前記第1配線層と電気的に接続されるとともに、前記第2絶縁層の上面に形成された第2配線層と、を有し、
前記凹部は、前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通しないように形成されており、
前記凹部は、前記ビアホールの周囲に前記ビアホールと離れて設けられるとともに、前記第2配線層と平面視で重なるように設けられている、配線基板。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記凹部は、平面視において、前記ビアホールから第1方向に向かって離れた位置に設けられており、
前記第1方向と直交する第2方向に沿う前記凹部の寸法は、前記第2方向に沿う前記ビアホールの寸法以上である、請求項1に記載の配線基板。
【請求項3】
前記配線基板は、複数の前記ビアホールと、複数の前記凹部と、を有し、
前記複数の凹部の各々は、前記複数のビアホールの各々に対応して設けられており、
前記複数の凹部の各々は、対応する前記ビアホールから前記第1方向に向かって離れた位置に設けられている、請求項2に記載の配線基板。
【請求項4】
前記ビアホールの平面形状は、円形状であり、
前記第2方向に沿う前記凹部の寸法は、前記ビアホールの直径以上であり、
前記凹部は、平面視において、前記ビアホールの外周縁に対して連続して対向するように形成されており、
前記凹部は、平面視において、前記ビアホールの外周縁に沿った弧状に形成されている、請求項2に記載の配線基板。
【請求項5】
前記凹部は、平面視において、前記ビアホールの外周縁の一部のみと対向するように形成されている、請求項4に記載の配線基板。
【請求項6】
前記凹部の外縁形状は、平面視において、複数の凹凸を有する形状に形成されており、
前記凹凸は、曲線によって形成されている、請求項1に記載の配線基板。
【請求項7】
前記凹部は、第1凹部と、前記第1凹部よりも浅く形成された第2凹部とが連続して形成されている、請求項1に記載の配線基板。
【請求項8】
前記第2配線層は、パッドを有し、
前記凹部は、前記パッドと平面視で重なるように設けられている、請求項1に記載の配線基板。
【請求項9】
前記第2絶縁層の上面と、前記ビアホールの内面と、前記凹部の内面とを連続して被覆する金属膜と、
前記金属膜よりも内側の前記ビアホールを充填する第1金属層と、
前記金属膜よりも内側の前記凹部を充填する第2金属層と、
前記第1金属層及び前記第2金属層と一体に形成されるとともに、前記第1金属層上及び前記第2金属層上に形成された第3金属層と、を有し、
前記ビア配線は、前記ビアホールの内面を被覆する前記金属膜と前記第1金属層とにより構成されており、
前記導電層は、前記凹部の内面を被覆する前記金属膜と前記第2金属層とにより構成されており、
前記第2配線層は、前記第2絶縁層の上面を被覆する前記金属膜と前記第3金属層とにより構成されている、請求項1に記載の配線基板。
【請求項10】
第1絶縁層の上面に第1配線層を形成する工程と、
前記第1絶縁層の上面に、前記第1配線層を被覆するように第2絶縁層を形成する工程と、
前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通して前記第1配線層の上面を露出するビアホールを形成する工程と、
前記第2絶縁層の上面に、前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通しない凹部を形成する工程と、
前記第2絶縁層の上面と、前記ビアホールの内面と、前記凹部の内面とを連続して被覆する金属膜を形成する工程と、
前記金属膜の上面にレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層に、前記ビアホールと前記凹部とを露出する開口部を形成する工程と、
前記レジスト層をめっきマスクとした電解めっき法により、前記ビアホールを充填するビア配線と、前記凹部を充填する導電層と、前記第2絶縁層の上面に形成された第2配線層とを形成する工程と、
前記レジスト層を除去する工程と、を有し、
前記レジスト層を形成する工程は、
前記金属膜の上面に、ドライフィルムレジストである前記レジスト層をラミネートする工程と、
第1方向に沿って進行するローラにより、前記レジスト層を加熱及び押圧する工程と、を有し、
前記凹部は、平面視において、前記ビアホールの周囲に設けられるとともに、前記ビアホールから前記第1方向に向かって離れた位置に設けられる、配線基板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板及び配線基板の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、半導体素子等の電子部品を実装するための配線基板は、様々な形状・構造のものが知られている。この種の配線基板としては、ビルドアップ法により複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に積層した配線基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。複数の配線層は、絶縁層を厚さ方向に貫通するビアホール内に形成されたビア配線を介して互いに電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-168348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した配線基板では、隣接する配線層間のショート不良の発生を抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によれば、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上面に形成された第1配線層と、前記第1配線層を被覆するように前記第1絶縁層の上面に形成された第2絶縁層と、前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通して前記第1配線層の上面を露出するビアホールと、前記第2絶縁層の上面に形成された凹部と、前記ビアホールを充填するとともに、前記第1配線層と電気的に接続されたビア配線と、前記凹部を充填する導電層と、前記ビア配線を介して前記第1配線層と電気的に接続されるとともに、前記第2絶縁層の上面に形成された第2配線層と、を有し、前記凹部は、前記第2絶縁層を厚さ方向に貫通しないように形成されており、前記凹部は、前記ビアホールの周囲に前記ビアホールと離れて設けられるとともに、前記第2配線層と平面視で重なるように設けられている。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一観点によれば、隣接する配線層間のショート不良の発生を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態の配線基板を示す概略断面図(図3における1-1線断面図)である。
図2は、一実施形態の配線基板の一部を拡大した概略断面図である。
図3は、一実施形態の配線基板の一部を示す概略断面図(図2における3-3線断面図)である。
図4は、一実施形態の配線基板の一部を示す概略断面図(図3における4-4線断面図)である。
図5は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図6は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図7(a)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略平面図であり、図7(b)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図(図7(a)における7b-7b線断面図)である。
図8(a)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略平面図であり、図8(b)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図(図8(a)における8b-8b線断面図)である。
図9は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図10は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図11は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図12は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図13(a)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略平面図であり、図13(b)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図(図13(a)における13b-13b線断面図)である。
図14(a)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略平面図であり、図14(b)は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図(図14(a)における14b-14b線断面図)である。
図15は、一実施形態の配線基板の製造方法を示す概略断面図である。
図16は、変更例の配線基板を示す概略断面図である。
図17は、変更例の配線基板を示す概略断面図である。
図18は、変更例の配線基板を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、添付図面は、便宜上、特徴を分かりやすくするために特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、断面図では、各部材の断面構造を分かりやすくするために、一部の部材のハッチングを梨地模様に代えて示し、一部の部材のハッチングを省略している。平面図では、各部材の平面形状を分かりやすくするために、一部の部材にハッチングを付している。各図面には、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸を図示している。各図面には、X軸に沿ったX軸方向の一方向である第1方向X1と、第1方向X1の反対方向である第1反対方向X2とを図示している。各図面には、Y軸に沿ったY軸方向の一方向である第2方向Y1と、第2方向Y1の反対方向である第2反対方向Y2とを図示している。各図面には、Z軸に沿ったZ軸方向の一方向である第3方向Z1と、第3方向Z1の反対方向である第3反対方向Z2とを図示している。なお、本明細書において、「平面視」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見ることを言う。また、本明細書において、「平面形状」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見た形状のことを言う。また、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。本明細書における「対向」とは、2つの部材が互いに離れている場合だけでなく、2つの部材が互いに接触している場合も含む。
【0009】
(配線基板10の全体構成)
図1に示すように、配線基板10は、コア基板20と、コア基板20の上面に積層された配線構造30と、コア基板20の下面に積層された配線構造50とを有している。
【0010】
コア基板20としては、例えば、補強材であるガラスクロス(ガラス織布)にエポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂を含浸させ硬化させた、いわゆるガラスエポキシ基板を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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