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公開番号
2025127026
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023492
出願日
2024-02-20
発明の名称
虚像表示装置及び光学ユニット
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250825BHJP(光学)
要約
【課題】光学系全体が大型化してしまうことを回避しつつ画角を広くする。
【解決手段】虚像表示装置100A,100Bは、虚像表示装置100A,100B及び光学ユニット100は、照明装置10aと、照明装置10aから射出された照明光ILを結像させる投影光学系12と、照明光ILの結像位置に配置され、照明光ILに対応する映像光MLを形成する透過型イメージャー22と、投影光学系12からの照明光ILを透過型イメージャー22に向けて選択的に反射する照明光用ミラー14と、透過型イメージャー22及び照明光用ミラー14の顔側に配置され、映像光MLの偏光に対して選択的に作用する屈折力を有する偏光レンズ50とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
照明装置と、
前記照明装置から射出された照明光を結像させる投影光学系と、
前記照明光の結像位置に配置され、前記照明光に対応する映像光を形成する透過型イメージャーと、
前記投影光学系からの前記照明光を前記透過型イメージャーに向けて選択的に反射する照明光用ミラーと、
前記透過型イメージャー及び前記照明光用ミラーの顔側に配置され、前記映像光の偏光に対して選択的に作用する屈折力を有する偏光レンズと、
を備える、虚像表示装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記透過型イメージャーは、離散的に2次元に配置され映像光を形成する表示領域と、前記表示領域の周囲に設けられている光透過領域とを有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記透過型イメージャーの顔側に表示領域に対向して配置され、前記表示領域からの前記映像光を第1偏光方向に制限する第1偏光領域と、前記第1偏光領域の位置から外界側に配置され、外界光を前記第1偏光領域と異なる第2偏光方向に制限する第2偏光領域とを有する偏光部材を備える、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記照明装置は、青色の前記照明光を射出し、
前記照明光用ミラーは、所定の入射角以上の青色の前記照明光を反射し、前記所定の入射角以下の前記映像光を透過させ、
前記透過型イメージャーは、前記表示領域として、青色の前記照明光を散乱し前記映像光として射出する第1表示領域と、青色の前記照明光に励起されて蛍光を生成し前記映像光として射出する第2表示領域とを有する、
請求項2に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記透過型イメージャーの前記第2表示領域は、青色の前記照明光に励起されて緑色の蛍光を生成し前記映像光として射出し、
前記透過型イメージャーは、青色の前記照明光に励起されて赤色の蛍光を生成し前記映像光として射出する第3表示領域をさらに有する、
請求項4に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
前記照明装置は、紫外域の前記照明光を射出し、
前記照明光用ミラーは、紫外域の前記照明光を反射し、可視域の光を透過させ、
前記透過型イメージャーは、前記表示領域として、紫外域の前記照明光に励起されて蛍光を生成し前記映像光として射出する第1表示領域を有する、
請求項2に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記透過型イメージャーの前記第1表示領域は、紫外域の前記照明光に励起されて青色の蛍光を生成し前記映像光として射出し、
前記透過型イメージャーは、紫外域の前記照明光に励起されて緑の蛍光を生成し前記映像光として射出する第2表示領域と、紫外域の前記照明光に励起されて赤色の蛍光を生成し前記映像光として射出する第3表示領域とをさらに有する、
請求項6に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記照明装置は、可視域の前記照明光を射出し、
前記照明光用ミラーは、所定の入射角以上の可視域の前記照明光を反射し、前記所定の入射角以下の可視域の前記映像光を透過させ、
前記透過型イメージャーは、前記表示領域として、可視域の前記照明光を散乱し前記映像光として射出する第1表示領域を有する、
請求項2に記載の虚像表示装置。
【請求項9】
前記透過型イメージャーの前記第1表示領域は、青色の前記照明光を散乱し前記映像光として射出し、
前記透過型イメージャーは、緑色の前記照明光を散乱し前記映像光として射出する第2表示領域と、赤色の前記照明光を散乱し前記映像光として射出する第3表示領域とをさらに有する、
請求項8に記載の虚像表示装置。
【請求項10】
前記偏光レンズは、一対の基材間に挟まれた液晶層を有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、虚像の観察を可能にする虚像表示装置及び光学ユニットに関し、特に外界像を視認可能にするシースルー型の虚像表示装置等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
外界を視認可能にするシースルー型の虚像表示装置として、画像表示領域と、該画像表示領域を囲むように形成された透明表示領域とを有する液晶パネルと、光源から端部に入射されたバックライト光を導光する導光板とを備え、導光板が液晶パネルの画像表示領域にバックライト光を照射する発光領域と環境光を透過させる光透過領域とを有するものが公知となっている(特許文献1)。この表示装置は、導光板の光透過領域及び液晶パネルの透明表示領域から環境光が観察者に到達するとともに、画像表示領域にバックライト光を照射しない期間に環境光が導光板の発光領域と液晶パネルの画像表示領域とを透過して観察者に到達するように構成されている。このような構成により、映像光と環境光とが重ね合わされたシースルー表示が実現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/056298号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記装置では、導光板の発光領域にドットの形成、散乱材の塗布等の加工がなされており、液晶パネルの画像表示領域を通過する環境光が、加工がなされた発光領域を通過することになるので、画像表示領域に対応する視野の中央付近でのシースルー透過率が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面における虚像表示装置は、照明装置と、照明装置から射出された照明光を結像させる投影光学系と、照明光の結像位置に配置され、照明光に対応する映像光を形成する透過型イメージャーと、投影光学系からの照明光を透過型イメージャーに向けて選択的に反射する照明光用ミラーと、透過型イメージャーの顔側に配置され、映像光の偏光に対して選択的に作用する屈折力を有する偏光レンズとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の虚像表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。
表示光学系の光学的構造を説明する側面図である。
表示光学系の光学的構造を説明する概念的な斜視図である。
像形成光学系及び複合表示部材の配置を説明する概念的な斜視図である。
誘電体多層膜ミラーの角度特性を説明する図である。
複合表示部材のサブ画素を説明する概念的な拡大斜視図である。
遮光部材を説明する平面図である。
透過型イメージャーを説明する平面図である。
パターン偏光部材を説明する平面図である。
画素区画でのサブ画素スポットの照射状態を説明する図である。
変形例の虚像表示装置を説明する図である。
変形例における光学的な動作を説明する概念図である。
第2実施形態の虚像表示装置を説明する図である。
誘電体多層膜ミラーの反射及び透過の波長特性を説明する図である。
画素区画でのサブ画素スポットの照射状態を説明する図である。
第3実施形態の虚像表示装置を説明する図である。
画素区画でのサブ画素スポットの照射状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
〔第1実施形態〕
以下、図1~8を参照して、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置等について説明する。
【0008】
図1は、ヘッドマウントディスプレイ、すなわち頭部装着型表示装置200の装着状態を説明する斜視図である。頭部装着型表示装置(以下、HMDとも称する。)200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
【0009】
HMD200は、右眼用の第1虚像表示装置100Aと、左眼用の第2虚像表示装置100Bと、虚像表示装置100A,100Bを支持する一対のテンプル100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1虚像表示装置100Aは、上部に配置される第1表示駆動部102aと、眼前を覆う第1表示光学系103aと、第1表示光学系103aを外界側又は前方側において覆う光透過カバー104aとで構成される。第2虚像表示装置100Bは、上部に配置される第2表示駆動部102bと、眼前を覆う第2表示光学系103bと、第2表示光学系103bを外界側又は前方側において覆う光透過カバー104bとで構成される。第1虚像表示装置100Aと、第2虚像表示装置100Bとを組み合わせたHMD200は、広義の虚像表示装置でもある。一対のテンプル100Cは、装着者USの頭部に装着される装着部材又は支持装置106である。テンプル100Cは、外観上一体化されている表示駆動部102a,102bを介して一対の表示光学系103a,103bの上端側と、一対の光透過カバー104a,104bの上端側とを支持している。一対の表示駆動部102a,102bを組み合わせたものを駆動装置102と呼ぶ。一対の光透過カバー104a,104bを組み合わせたものをシェード104と呼ぶ。
【0010】
図2は、第1表示光学系103aの構造を説明する概念的な側面図であり、図3は、第1表示光学系103aの照明用の光学系を主に説明する概念的な斜視図であり、図4は、第1表示光学系103aの観察用の光学系を主に説明する概念的な斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
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