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公開番号
2025125706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021808
出願日
2024-02-16
発明の名称
複合体および複合体の製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06M
15/13 20060101AFI20250821BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】機械的強度および耐湿性に優れるとともに質感が良好な複合体およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】キノコの菌糸と、1分子に2つ以上のカルボキシ基を含み、前記菌糸と結着している結着剤と、2価以上の金属陽イオンと、を有し、前記金属陽イオンを介して前記カルボキシ基同士がイオン架橋していることを特徴とする複合体。また、繊維をさらに有することが好ましい。さらに、前記繊維は、セルロースを含むことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
キノコの菌糸と、
1分子に2つ以上のカルボキシ基を含み、前記菌糸と結着している結着剤と、
2価以上の金属陽イオンと、
を有し、
前記金属陽イオンを介して前記カルボキシ基同士がイオン架橋していることを特徴とする複合体。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
繊維をさらに有する請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記繊維は、セルロースを含む請求項2に記載の複合体。
【請求項4】
前記金属陽イオンは、Ca、Mg、Ba、Cu、Fe、AlおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素のイオンである請求項1または2に記載の複合体。
【請求項5】
前記結着剤は、多価カルボン酸または多価カルボン酸塩を含む請求項1または2に記載の複合体。
【請求項6】
前記結着剤の含有率は、1.5質量%以上80.0質量%以下である請求項1または2に記載の複合体。
【請求項7】
質量10mgが濃度30質量%の水酸化ナトリウム水溶液10mLに浸漬されたとき、溶出する前記金属陽イオンの濃度が、3×10
-6
mol/L以上170×10
-6
mol/L以下である請求項1または2に記載の複合体。
【請求項8】
グリセリンまたは植物性油をさらに有する請求項1または2に記載の複合体。
【請求項9】
前記菌糸は、キチンを含み、
前記結着剤は、前記菌糸とアミド結合している請求項1または2に記載の複合体。
【請求項10】
請求項1に記載の複合体の製造方法であって、
前記菌糸を含むシートに加水分解処理を行う工程と、
前記加水分解処理が行われた前記シートと、1分子に2つ以上のカルボキシ基を含む前記結着剤と、を接触させ、前記シートと前記結着剤とを結着させる工程と、
前記結着剤が結着された前記シートと、前記金属陽イオンと、を接触させ、前記金属陽イオンを介して前記カルボキシ基同士をイオン架橋させることにより、前記複合体を得る工程と、
を有することを特徴とする複合体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合体および複合体の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の少ない製品として、天然由来の素材を用いた製品が市場から求められている。例えば、特許文献1には、1つ以上の塊を破壊してなる分岐菌糸と、カルボキシ基を有する結合剤と、を含む培養菌糸体材料が開示されている。このような構成によれば、良好な機械的強度および美的品質を有る培養菌糸体材料が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-534025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、カルボキシ基を有する結合剤は、親水性を有する。このため、培養菌糸体材料は、耐湿性が低く、例えば高湿度の環境に置かれた場合には、機械的強度の低下を招く。また、培養菌糸体材料の質感には、改善の余地があり、培養菌糸体材料の用途が限られるという課題もある。
【0005】
そこで、機械的強度および耐湿性に優れるとともに質感が良好な複合体を実現することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の適用例に係る複合体は、
キノコの菌糸と、
1分子に2つ以上のカルボキシ基を含み、前記菌糸と結着している結着剤と、
2価以上の金属陽イオンと、
を有し、
前記金属陽イオンを介して前記カルボキシ基同士がイオン架橋している。
【0007】
本発明の適用例に係る複合体の製造方法は、
本発明の適用例に係る複合体を製造する方法であって、
前記菌糸を含むシートに加水分解処理を行う工程と、
前記加水分解処理が行われた前記シートと、1分子に2つ以上のカルボキシ基を含む結着剤と、を接触させ、前記シートと前記結着剤とを結着させる工程と、
前記結着剤が結着された前記シートと、前記金属陽イオンと、を接触させ、前記金属陽イオンを介して前記カルボキシ基同士をイオン架橋させることにより、前記複合体を得る工程と、
を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る複合体の製造方法の構成を示す工程図である。
各実施例および各比較例の複合体の構成および複合体の評価結果を示す表1である。
各実施例および各比較例の複合体の構成および複合体の評価結果を示す表2である。
各実施例および各比較例の複合体の構成および複合体の評価結果を示す表3である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の複合体および複合体の製造方法を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
1.複合体
まず、実施形態に係る複合体について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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