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公開番号2025129426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025115509,2021100590
出願日2025-07-09,2021-06-17
発明の名称経皮カテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20250828BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者の身体に対する負担を抑制し、循環回路を循環中の液体の圧力損失を低減することができるとともに、より効率よく脱血することのできる経皮カテーテルを提供する。
【解決手段】カテーテル30は、軸方向に延在する本体部と、径方向に拡張収縮変形可能に構成され、間に隙間部30Lが形成されるように周方向に沿って複数の拡張片33を備える拡張部32と、を有し、拡張片は、拡張時に、拡張片の径方向の外方に向けて突出する頂部32Bと、複数の拡張片の少なくとも1つに設けられ、頂部よりも基端側に設けられる基端開口部32Hと、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
血液が流通するルーメンを備える経皮カテーテルであって、
軸方向に延在する本体部と、
前記本体部に設けられるとともに、径方向に拡張収縮変形可能に構成され、拡張時において間に隙間部が形成されるように周方向に沿って複数の拡張片を備える拡張部と、を有し、
前記拡張片は、
拡張時に、前記径方向の外方に向けて突出するとともに屈曲した形状の頂部を有する、経皮カテーテル。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記本体部は、先端に開口部を有し、
前記ルーメンは、先端から基端まで貫通しており、
前記隙間部および前記開口部は、前記ルーメンと連通している、請求項1に記載の経皮カテーテル。
【請求項3】
血液が流通するルーメンを備える経皮カテーテルであって、
軸方向に延在する本体部と、
前記本体部に設けられるとともに、径方向に拡張収縮変形可能に構成され、拡張時において間に隙間部が形成されるように周方向に沿って複数の拡張片を備える拡張部と、を有し、
前記拡張片は、
拡張時に、前記径方向の外方に向けて突出する頂部と、
前記頂部よりも先端側に配置される第1湾曲部と、
前記頂部よりも基端側に配置される第2湾曲部と、を有し、
前記第1湾曲部および前記第2湾曲部のうち少なくとも1つは、径方向の内方へ湾曲する形状を備える、経皮カテーテル。
【請求項4】
前記頂部は、屈曲した形状を備える、請求項3に記載の経皮カテーテル。
【請求項5】
前記複数の拡張片のうち、前記頂部よりも先端側の領域は閉塞した形状を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の経皮カテーテル。
【請求項6】
前記拡張部は、前記複数の拡張片の少なくとも1つに設けられ、前記頂部よりも先端側に設けられる先端開口部、および前記頂部よりも基端側に設けられる基端開口部をさらに有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の経皮カテーテル。
【請求項7】
前記基端開口部は、前記軸方向が長軸となる楕円形状を備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の経皮カテーテル。
【請求項8】
前記本体部の先端における開口部の径は、前記本体部の基端側の外径よりも小さく構成される、請求項1~7のいずれか1項に記載の経皮カテーテル。
【請求項9】
前記複数の拡張片のうち、前記頂部よりも先端側の領域は、前記径方向の内部へ湾曲する形状を備えている、請求項1または2に記載の経皮カテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、経皮カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、救急治療における心肺蘇生や、循環補助、呼吸補助を行うため、経皮的心肺補助法(PCPS:percutaneous cardiopulmonary support)による治療が行われている。この経皮的心肺補助法とは、体外式膜型人工肺循環装置(ECMO:exgfacorporeal membrane oxfenation)を用いて、一時的に心肺機能の補助・代行を行う方法である。
【0003】
体外循環装置は、遠心ポンプ、人工肺、脱血路および送血路等から構成される体外循環回路を備え、脱血した血液に対してガス交換を行い送血路へ送血するものである。
【0004】
これに関連して、例えば下記の特許文献1には、体外循環装置の循環回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開番号WO2007/123156
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この循環回路で血液循環を行う場合には、モータにより駆動されるポンプの力で血液を循環させている。したがって、血液循環を好適に行うために、循環回路を構成する脱血チューブ(経皮カテーテル)における圧力損失の低減が求められる。
【0007】
ただし、脱血チューブの内径が小さいと圧力損失は高くなり、循環回路を流れる流量は減少する。このため、脱血チューブの内径を十分な大きさとしないと、必要とされる血液の循環量は得られない。
【0008】
一方で、脱血チューブの内径を大きくすると脱血チューブの外径も大きくなる。したがって、患者の体内に挿入される脱血チューブの内径を大きくすると、患者の身体に対する侵襲の程度が大きくなり、患者の身体に対する負担が大きくなってしまう。
【0009】
そこで、本発明は、患者の身体に対する負担を抑制し、循環回路を循環中の液体の圧力損失を低減することができる経皮カテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成する経皮カテーテルは、血液が流通するルーメンを備える経皮カテーテルである。経皮カテーテルは、軸方向に延在する本体部と、前記本体部に設けられるとともに、径方向に拡張収縮変形可能に構成され、拡張時において間に隙間部が形成されるように周方向に沿って複数の拡張片を備える拡張部と、を有する。また、前記拡張片は、拡張時に、前記径方向の外方に向けて突出するとともに屈曲した形状の頂部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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