TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025131328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024029009
出願日2024-02-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/47 20060101AFI20250902BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ポリゴンミラーの面倒れによる主走査方向の露光開始位置のばらつきを抑制する。
【解決手段】制御部は、第1センサ108が第1ビームBKを検出したときから第1時間が経過したときに第1ビームBKにより第1感光ドラムの露光を開始し、第1センサ108が第1ビームBKを検出したときから第2時間が経過したときに第2ビームBYにより第2感光ドラムの露光を開始する。第2センサ109が複数のミラー面51Aの特定面で反射された第2ビームBYを検出してから第1センサ108が特定面で反射された第1ビームBKを検出するまでの時間である検出時間と、基準時間との差に基づいて、特定面で反射された第2ビームBYにより第2感光ドラムを露光する場合の第2時間を補正する補正値を計算する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1感光ドラムと、
第2感光ドラムと、
前記第1感光ドラムを露光する第1ビームを出射する第1入射光学系と、
前記第2感光ドラムを露光する第2ビームを出射する第2入射光学系と、
第1方向に延びる回転軸を中心に回転し、前記第1ビームおよび前記第2ビームを主走査方向に偏向するポリゴンミラーであって、複数のミラー面を有するポリゴンミラーと、
前記第1方向に直交する第2方向において、前記ポリゴンミラーの一方側に配置された第1走査光学系であって、前記ポリゴンミラーで偏向された前記第1ビームが入射する第1走査光学系と、
前記第2方向において、前記ポリゴンミラーの他方側に配置された第2走査光学系であって、前記ポリゴンミラーで偏向された前記第2ビームが入射する第2走査光学系と、
前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを検出する第1センサであって、前記第1走査光学系における前記第1ビームの走査方向において、前記第1走査光学系の有効走査範囲よりも上流側で前記第1ビームを検出する第1センサと、
前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを検出する第2センサであって、前記第2走査光学系における前記第2ビームの走査方向において、前記第2走査光学系の有効走査範囲よりも下流側で前記第2ビームを検出する第2センサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1センサが前記第1ビームを検出したときから第1時間が経過したときに前記第1ビームにより前記第1感光ドラムの露光を開始し、
前記第1センサが前記第1ビームを検出したときから第2時間が経過したときに前記第2ビームにより前記第2感光ドラムの露光を開始し、
前記第2センサが前記複数のミラー面の特定面で反射された前記第2ビームを検出してから前記第1センサが前記特定面で反射された前記第1ビームを検出するまでの時間である検出時間と、基準時間との差に基づいて、前記特定面で反射された前記第2ビームにより前記第2感光ドラムを露光する場合の前記第2時間を補正する補正値を計算するように構成されたこと、
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第1入射光学系は、副走査方向において、前記ポリゴンミラーに対して斜めに前記第1ビームを入射させ、
前記第2入射光学系は、副走査方向において、前記ポリゴンミラーに対して斜めに前記第2ビームを入射させ、
前記第1入射光学系および前記第2入射光学系は、前記第1ビームおよび前記第2ビームのいずれもが、前記第1方向に直交する、前記ポリゴンミラーを通る平面に対して一方側から前記ポリゴンミラーに入射するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
第3感光ドラムと、
前記第3感光ドラムに露光される第3ビームを出射する第3入射光学系と、をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1センサが前記第1ビームを検出したときから第3時間が経過したときに前記第3ビームにより前記第3感光ドラムの露光を開始し、
前記補正値により前記第3時間を補正するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記検出時間を、前記複数のミラー面の各面に対応して取得し、取得した各面に対応した検出時間の平均により、前記基準時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のビームを異なる複数の感光ドラムに走査して、シートに複数の色で画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のビームを1つのポリゴンミラーで走査するカラーレーザプリンタ用の走査光学装置が知られている(特許文献1参照)。走査光学装置は、ポリゴンミラーで反射したビームを検出する光学センサ(以下、「BDセンサ」という。)を有し、BDセンサでビームを検出したタイミングから所定時間後に、感光ドラムの露光を開始する。この露光開始タイミングを規定する所定時間は、画像を形成する色に対応したビームごとに設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-180772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポリゴンミラーのミラー面は、製造誤差により回転軸に対して傾くことがあり(以下、この傾きを「面倒れ」という。)、複数のミラー面間では、面倒れの量にばらつきが生じる。面倒れがある場合、ミラー面に入射するビームは、副走査方向への進行方向に誤差が生じるだけでなく、主走査方向へも進行方向の誤差が生じる。
【0005】
主走査方向への進行方向の誤差のため、面倒れを考慮せずに露光開始タイミングを規定する所定時間を設定すると、感光ドラム上の露光開始位置に、面倒れ量に応じたずれが生じるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、ポリゴンミラーの面倒れによる主走査方向の露光開始位置のばらつきを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決するため、画像形成装置は、第1感光ドラムと、第2感光ドラムと、第1入射光学系と、第2入射光学系と、ポリゴンミラーと、第1走査光学系と、第2走査光学系と、第1センサと、第2センサと、制御部とを備える。
第1入射光学系は、第1感光ドラムを露光する第1ビームを出射する。
第2入射光学系は、第2感光ドラムを露光する第2ビームを出射する。
ポリゴンミラーは、第1方向に延びる回転軸を中心に回転し、第1ビームおよび第2ビームを主走査方向に偏向する。ポリゴンミラーは、複数のミラー面を有する。
第1走査光学系は、第1方向に直交する第2方向において、ポリゴンミラーの一方側に配置される。第1走査光学系は、ポリゴンミラーで偏向された第1ビームが入射する。
第2走査光学系は、第2方向において、ポリゴンミラーの他方側に配置される。第2走査光学系は、ポリゴンミラーで偏向された第2ビームが入射する。
第1センサは、ポリゴンミラーで反射された第1ビームを検出する。第1センサは、第1走査光学系における第1ビームの走査方向において、第1走査光学系の有効走査範囲よりも上流側で第1ビームを検出する。
第2センサは、ポリゴンミラーで反射された第2ビームを検出する。第2センサは、第2走査光学系における第2ビームの走査方向において、第2走査光学系の有効走査範囲よりも下流側で第2ビームを検出する。
制御部は、第1センサが第1ビームを検出したときから第1時間が経過したときに第1ビームにより第1感光ドラムの露光を開始し、第1センサが第1ビームを検出したときから第2時間が経過したときに第2ビームにより第2感光ドラムの露光を開始する。そして、制御部は、第2センサが複数のミラー面の特定面で反射された第2ビームを検出してから第1センサが前記特定面で反射された第1ビームを検出するまでの時間である検出時間と、基準時間との差に基づいて、前記特定面で反射された第2ビームにより第2感光ドラムの露光する場合の第2時間を補正する補正値を計算するように構成される。
【0008】
第2センサが複数のミラー面の特定面で反射された第2ビームを検出してから第1センサが前記特定面で反射された第1ビームを検出するまでの時間である検出時間と、基準時間との差は、その特定面の面倒れによって、第1ビームおよび第2ビームが主走査方向に反射する方向の誤差が反映された値となる。そのため、この差に基づいて、前記特定面で反射された第2ビームにより第2感光ドラムを露光する場合の第2時間を補正する補正値を計算することで、第2感光ドラムの露光開始タイミングの誤差を小さくすることができる。すなわち、ポリゴンミラーの面倒れによる主走査方向の露光開始位置のばらつきを抑制することができる。
【0009】
前記した画像形成装置において、第1入射光学系は、副走査方向において、ポリゴンミラーに対して斜めに第1ビームを入射させ、第2入射光学系は、副走査方向において、ポリゴンミラーに対して斜めに第2ビームを入射させてもよい。そして、第1入射光学系および第2入射光学系は、第1ビームおよび第2ビームのいずれもが、第1方向に直交する、ポリゴンミラーを通る平面に対して一方側からポリゴンミラーに入射するように配置されていてもよい。
【0010】
第2入射光学系が、第1方向に直交する、ポリゴンミラーを通る平面に対して、第1入射光学系と同じ側からポリゴンミラーに入射する場合、第2ビームの主走査方向の露光開始位置は、誤差が生じやすいが、露光開始タイミングを決める第2時間に補正値を適用することで、誤差を小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ブラザー工業株式会社
複合機
1日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
28日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
今日
ブラザー工業株式会社
読取装置
28日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
28日前
ブラザー工業株式会社
現像装置
12日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
28日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
28日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
今日
ブラザー工業株式会社
プリンタ
28日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
今日
ブラザー工業株式会社
給紙装置
16日前
ブラザー工業株式会社
再生方法
29日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
29日前
ブラザー工業株式会社
工作機械
今日
ブラザー工業株式会社
液体容器
28日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
20日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
22日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
13日前
ブラザー工業株式会社
液滴吐出装置
26日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
29日前
ブラザー工業株式会社
液体供給装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
通信システム
12日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
20日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
5日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
今日
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
続きを見る