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公開番号2025131791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2025096923,2020207737
出願日2025-06-10,2020-12-15
発明の名称繊維処理剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/898 20060101AFI20250902BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】毛髪等の繊維表面の色を濃く見せることができ、しかも処理後に洗髪を繰り返した場合にもこの効果を維持することができる繊維処理剤組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05質量%以上5.0質量%以下であり、成分(B)の含有量が0.05質量%以上10.0質量%以下であり、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が3以上10以下である、繊維処理剤組成物。
(A):エポキシアミノシランコポリマー及びアルコキシシリル基含有アルキルアミンからなる群より選ばれる1以上の自己架橋性化合物
(B):ポリクオタニウム-37を含む濃色化剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の成分(A)及び(B)を含有し、
成分(A)の含有量が0.05質量%以上5.0質量%以下であり、
成分(B)の含有量が0.05質量%以上10.0質量%以下であり、
成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が3以上10以下である、
繊維処理剤組成物。
(A)以下の成分(A1)及び(A3)からなる群より選ばれる1以上の自己架橋性化合物
(A1)以下の化合物(a)~(d)の反応産物であるエポキシアミノシランコポリマー
(a)次の一般式(1)で表される、少なくとも二つのオキシラニル基又はオキセタニル基を有するポリシロキサン
TIFF
2025131791000014.tif
22
170
〔式中、Rは末端にオキシラニル基又はオキセタニル基を有する、ヘテロ酸素原子を含んでもよい炭素数1~6の炭化水素基を示し、xは1~1000の数を示す。〕
(b)次の一般式(2)で表される、少なくとも二つのオキシラニル基又はオキセタニル基を有するポリエーテル
TIFF
2025131791000015.tif
15
170
〔式中、Rは前記と同じ意味を示し、yは1~100、zは0~100であってy+zが1~200となる数を示す。〕
(c)アミノプロピルトリアルコキシシラン
(d)アミノプロピルジエチルアミン
(A3)アルコキシシリル基含有アルキルアミン
(B)ポリクオタニウム-37を含む濃色化剤
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
pHが1以上5以下、又は7以上11以下である、請求項1に記載の繊維処理剤組成物。
【請求項3】
成分(A1)がポリシリコーン-29である、請求項1又は2に記載の繊維処理剤組成物。
【請求項4】
さらに、成分(C)として、エタノール、へキシレングリコール及びジプロピレングリコールから選ばれる少なくとも1種のミセル形成阻害剤を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の繊維処理剤組成物。
【請求項5】
ミセル形成阻害剤の含有量が5.0質量%以上96.8質量%以下である、請求項4に記載の繊維処理剤組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の繊維処理剤組成物を繊維表面に適用後、洗い流さずに乾燥させる繊維処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維処理剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ヘアカラー、パーマ等の化学施術に加え、若年層の女性を中心に習慣化してきて
いるヘアアイロン、ドライヤー等の熱を利用したヘアセットなどにより、特に毛先部分に
おけるダメージが深刻化している。毛髪ダメージは、毛髪表面の親水化と摩擦増大を引き
起こす結果、スタイリング時に毛先の絡まりや指通りの悪さといった問題を生じるほか、
毛髪内部に空洞を生じる結果、光の乱反射により髪の外観が白っぽく見え、不健康な印象
となるという問題を生じる。
【0003】
ダメージ毛の色の改善に関する技術としては、特許文献1において、アミノ基又は四級
アンモニウム基を含む水不溶性変性シリコーンを含有するシャンプーによる洗髪とコンデ
ィショナー処理によって、ダメージによってくすんだ色になった毛髪の本来の色を鮮やか
に見せ、その彩度を高めることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-206585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、彩度向上の程度が十分ではなく、損傷毛の
外観を改善する技術として満足できるものではなかった。
【0006】
したがって本発明は、毛髪等の繊維を処理することにより、繊維表面の色を濃く見せる
ことができ、しかも処理後に洗髪を繰り返した場合にもこの効果を維持することができる
繊維処理剤組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、特定の自己架橋性化合物と共に、繊維表面に形成
される被膜の膜厚を増加させることができる成分を併用することで前記課題を解決できる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本発明は、以下の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05質量%以上5.0質量
%以下、成分(B)の含有量が0.05質量%以上10.0質量%以下、成分(A)に対する成分(B)の
質量比(B)/(A)が150以下である繊維処理剤組成物を提供するものである。
(A) 自己架橋性化合物
(B) 不揮発性シリコーン、多価アルコール重合体、脂肪酸エステル及びアクリル樹脂か
らなる群より選ばれる1以上の濃色化剤(ただし、成分(A)に相当するものを除く)
【0009】
また本発明は、上記の繊維処理剤組成物を繊維表面に適用後、洗い流さずに乾燥させる
繊維処理方法を提供するものである。
【0010】
更に本発明は、以下の成分(A)を含有する組成物を繊維表面に適用後、乾燥させること
なく、該適用部分に以下の成分(B)を含有する組成物を適用し、洗い流さずに乾燥させる
繊維処理方法を提供するものである。
(A) 自己架橋性化合物
(B) 不揮発性シリコーン、多価アルコール重合体、脂肪酸エステル及びアクリル樹脂か
らなる群より選ばれる1以上の濃色化剤(ただし、成分(A)に相当するものを除く)
(【0011】以降は省略されています)

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