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公開番号
2025134868
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025103705,2022575651
出願日
2025-06-19,2022-01-14
発明の名称
照合装置及び照合方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04N
1/32 20060101AFI20250909BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】簡易な情報媒体を用い、かつ、照合精度が高い真正性照合システムを提供する。
【解決手段】発行装置と照合装置を備えた真正性照合システムであって、発行装置10のプロセッサは、情報媒体40に印刷された照合用画像43をカメラで撮像することにより得られた画像を第1撮像画像P1として取得する。照合装置20のプロセッサは、照合対象の情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第2撮像画像P2として取得し、第1撮像画像が撮影された時刻T1からの経過時間に基づいて、第2撮像画像が取得された時刻T2における濃度変化を予測することにより、第1撮像画像に対して濃度補正を行った補正済み画像を生成し、第2撮像画像と補正済み画像とを画素毎に差分を取ることにより得られる差分画像に基づいて、第1撮像画像と第2撮像画像とを照合する照合領域を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
照合用画像データに基づいて照合用画像を基材に印刷することにより情報媒体を発行する発行装置と、前記照合用画像に基づいて前記情報媒体の真正性を照合する照合装置とを備えた真正性照合システムであって、
前記発行装置は、第1プロセッサを備えており、
前記第1プロセッサは、
前記情報媒体に印刷された前記照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第1撮像画像として取得し、
前記照合装置は、第2プロセッサを備えており、
前記第2プロセッサは、
照合対象の情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第2撮像画像として取得し、
前記第1撮像画像が取得された時刻からの経過時間に基づいて、前記第2撮像画像が取得された時刻における濃度変化を予測することにより、前記第1撮像画像に対して濃度補正を行った補正済み画像を生成し、
前記第2撮像画像と前記補正済み画像とを画素ごとに差分を取ることにより得られる差分画像に基づいて、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを照合する照合領域を決定する、
真正性照合システム。
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【請求項2】
前記第1プロセッサは、前記第1撮像画像を記憶装置に登録し、前記第2プロセッサは、前記記憶装置に登録された前記第1撮像画像を取得するものであって、
前記第2プロセッサは、前記記憶装置に前記第1撮像画像が登録された時刻からの経過時間に基づいて、前記濃度補正を行う、
請求項1に記載の真正性照合システム。
【請求項3】
前記第2プロセッサは、前記差分画像の画素値の絶対値が閾値以下である領域を、前記照合領域として決定する、
請求項1又は請求項2に記載の真正性照合システム。
【請求項4】
前記第2プロセッサは、経過時間と濃度変化との関係を表すテーブルに基づいて、前記濃度補正を行う、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の真正性照合システム。
【請求項5】
前記第2プロセッサは、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像について、前記照合領域に含まれる情報を比較することにより、前記情報媒体の真正性を照合する、
請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の真正性照合システム。
【請求項6】
前記情報は、空間周波数特性である、
請求項5に記載の真正性照合システム。
【請求項7】
照合用画像データに基づいて照合用画像を基材に印刷することにより情報媒体を発行する発行装置と、前記照合用画像に基づいて前記情報媒体の真正性を照合する照合装置とを用いた真正性照合方法であって、
前記情報媒体に印刷された前記照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第1撮像画像として取得する第1撮像画像取得ステップを、
前記発行装置に実行させ、
照合対象の情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第2撮像画像として取得する第2撮像画像取得ステップと、
前記第1撮像画像が取得された時刻からの経過時間に基づいて、前記第2撮像画像が取得された時刻における濃度変化を予測することにより、前記第1撮像画像に対して濃度補正を行った補正済み画像を生成する濃度補正ステップと、
前記第2撮像画像と前記補正済み画像とを画素ごとに差分を取ることにより得られる差分画像に基づいて、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを照合する照合領域を決定する照合領域決定ステップと、
を前記照合装置に実行させる、
真正性照合方法。
【請求項8】
照合用画像データに基づいて照合用画像を基材に印刷することにより情報媒体を発行する発行装置と、前記照合用画像に基づいて前記情報媒体の真正性を照合する照合装置とを備えた真正性照合システムであって、
前記発行装置は、第1プロセッサを備えており、
前記第1プロセッサは、
前記情報媒体に印刷された前記照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第1撮像画像として取得し、
前記照合装置は、第2プロセッサを備えており、
前記第2プロセッサは、
照合対象の情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第2撮像画像として取得し、
前記第2撮像画像と前記照合用画像データとを画素ごとに除算することにより得られる除算画像に基づいて、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを照合する照合領域を決定する、
真正性照合システム。
【請求項9】
前記第2プロセッサは、前記除算画像の画素値が閾値以下である領域を、前記照合領域として決定する、
請求項8に記載の真正性照合システム。
【請求項10】
前記第2プロセッサは、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像について、前記照合領域に含まれる情報を比較することにより、前記情報媒体の真正性を照合する、
請求項8又は請求項9に記載の真正性照合システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、真正性照合システム及び真正性照合方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2002-007977号公報には、社員証又は学生証などのようなID(identification)カードの正当性を認証するための認証システムが開示されている。この認証システムは、安全性が高く堅牢な認証を行うために、IC(Integrated Circuit)メモリが組み込見込まれたIDカードを用いるものであるので、IDカードの発行に時間がかかり、かつ高コストである。
【0003】
IDカードは、社員証又は学生証などのように長期間利用されるものばかりではない。IDカードの中には、展示会などのイベントにおいて利用される来場者証のように、短期間の一時的な利用が想定されるものもある。このような一時的な利用を想定したIDカードには、利用者の画像及び識別情報等を、紙等の基材に印刷してなる簡易な情報媒体が用いられている。
【0004】
しかし、このような簡易な情報媒体は、比較的簡単に偽造が可能であるため、真正性が問題となる。このような情報媒体の偽造を防止するために、例えば、特開2017-013399号公報では、極小サイズのマイクロ文字を基材に印刷することが提案されている。また、特表2004-102562号公報では、基材としての紙媒体の真正性(すなわち原本性)を照合するために、紙の繊維が作り出すランダムなパターンを用いて照合を行うことが提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特開2017-013399号公報及び特表2004-102562号公報に記載のように、情報媒体の真正性を照合するには、情報媒体上の照合領域を撮像し、撮像により得られた撮像画像に含まれる情報が、事前に登録された情報と一致するか否かを照合する必要がある。
【0006】
しかしながら、上記のような簡易な情報媒体は、発行後、利用者に保持されている間などにおいて、表面に汚れが付着したり傷がついたりするおそれがある。情報媒体上の照合領域に汚れ又は傷などが生じた場合には、照合精度が低下してしまう。そこで、簡易な情報媒体を用い、かつ照合精度が高い真正性照合システムが望まれている。
【0007】
本開示の技術は、簡易な情報媒体を用い、かつ照合精度が高い真正性照合システム及び真正性照合方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の真正性照合システムは、照合用画像データに基づいて照合用画像を基材に印刷することにより情報媒体を発行する発行装置と、照合用画像に基づいて情報媒体の真正性を照合する照合装置とを備えた真正性照合システムであって、発行装置は、第1プロセッサを備えており、第1プロセッサは、情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第1撮像画像として取得し、照合装置は、第2プロセッサを備えており、第2プロセッサは、照合対象の情報媒体に印刷された照合用画像をカメラで撮像することにより得られた画像を第2撮像画像として取得し、第1撮像画像が取得された時刻からの経過時間に基づいて、第2撮像画像が取得された時刻における濃度変化を予測することにより、第1撮像画像に対して濃度補正を行った補正済み画像を生成し、第2撮像画像と補正済み画像とを画素ごとに差分を取ることにより得られる差分画像に基づいて、第1撮像画像と第2撮像画像とを照合する照合領域を決定する。
【0009】
第1プロセッサは、第1撮像画像を記憶装置に登録し、第2プロセッサは、記憶装置に登録された第1撮像画像を取得するものであって、第2プロセッサは、記憶装置に第1撮像画像が登録された時刻からの経過時間に基づいて、濃度補正を行うことが好ましい。
【0010】
第2プロセッサは、差分画像の画素値の絶対値が閾値以下である領域を、照合領域として決定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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