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公開番号
2025134236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032011
出願日
2024-03-04
発明の名称
超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
8/14 20060101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ユーザが熟練度に関わらず推奨断面を適切に描出できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)の位置および姿勢角を検出する位置姿勢検出部と、超音波画像を取得する画像取得部(31)と、超音波画像を画像解析して推奨断面を認識する推奨断面認識部(25)と、検出された超音波プローブ(1)の位置および姿勢角を参照して、推奨断面に対応する超音波プローブ(1)の位置角度範囲において推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定する検査判定部(26)と、検査が不適正であると判定された場合に、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブ(1)の押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する指示部(27)を備える超音波診断装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
超音波プローブと、
前記超音波プローブの位置および姿勢角を検出する位置姿勢検出部と、
前記超音波プローブを用いて超音波ビームを送受信することにより被検体内の超音波画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部により取得された前記超音波画像を画像解析することにより前記被検体の部位に対する定められた推奨断面を認識する推奨断面認識部と、
前記位置姿勢検出部により検出された前記超音波プローブの前記位置および前記姿勢角を参照して、前記推奨断面に対応する前記超音波プローブの推奨位置および推奨姿勢角を含む定められた位置角度範囲において、前記推奨断面認識部により前記推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定する検査判定部と、
前記検査判定部により前記検査が不適正であると判定された場合に、前記被検体の呼吸状態、前記被検体に対する前記超音波プローブの押付量および前記被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する指示部を備える超音波診断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記超音波画像を画像解析することにより、検査が不適正となる原因を、前記被検体の呼吸状態、前記被検体に対する前記超音波プローブの押付量および前記被検体の姿勢の中から特定する原因特定部を備え、
前記指示部は、前記原因特定部により前記原因として特定された前記被検体の呼吸状態、前記被検体に対する前記超音波プローブの押付量および前記被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるように前記ユーザに指示する請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記超音波画像を画像解析することにより、前記原因に関する指標として前記被検体の現在の呼吸状態のレベル、現在の前記超音波プローブの押付量のレベルおよび現在の前記被検体の姿勢の少なくとも1つを算出し、算出された前記指標の適正度を判定する適正度判定部を備える請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
前記指示部は、前記適正度判定部により得られた前記指標および前記適正度に基づいて、前記検査が適正であると判定されるために必要な、前記呼吸状態のレベルの変化量、前記超音波プローブの押付量のレベルの変化量および目標とする前記被検体の姿勢の少なくとも1つを前記ユーザに指示する請求項3に記載の超音波診断装置。
【請求項5】
前記指示部は、前記推奨断面とは異なる指標断面を撮影するための前記超音波プローブの指標位置および指標姿勢角において、前記被検体の呼吸状態、前記被検体に対する前記超音波プローブの押付量および前記被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるように前記ユーザに指示する請求項1~4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
超音波プローブの位置および姿勢角を検出し、
前記超音波プローブを用いて超音波ビームを送受信することにより被検体内の超音波画像を取得し、
前記超音波画像を画像解析することにより被検体の部位に対する定められた推奨断面を認識し、
検出された前記超音波プローブの前記位置および前記姿勢角を参照して、前記推奨断面に対応する前記超音波プローブの推奨位置および推奨姿勢角を含む定められた位置角度範囲において前記推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定し、
前記検査が不適正であると判定された場合に、前記被検体の呼吸状態、前記被検体に対する前記超音波プローブの押付量および前記被検体の姿勢の少なくとも一方を変化させるようにユーザに指示する超音波診断装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の腹部の検査に用いられる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、いわゆる超音波診断装置を用いて被検体の断層を表す超音波画像を撮影することによって被検体内の検査が行われている。この際に超音波診断装置のユーザは、通常、撮影された超音波画像を確認しながら目的とする部位を撮影できる被検体上の位置まで超音波プローブを移動させるが、超音波診断装置を用いた検査の熟練度が低いユーザは、超音波画像を確認しても被検体のどの部分が撮影されているのかの判断が難しい等により、目的とする部位を撮影するための位置に超音波プローブを移動できないことがある。
【0003】
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、超音波画像を解析することにより、目的とする部位を適切に検査するための断面を撮影できる被検体上の位置に超音波プローブの位置をユーザに案内する技術が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2021-522956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、通常、被検体の腹部は被検体の呼吸状態および姿勢により形状が変化するため、超音波診断装置により被検体の腹部を検査する場合には、被検体の体表面における超音波プローブの位置および角度が変わらなくても、被検体の呼吸状態および姿勢によって撮影される超音波画像の画像パターンが変化する。また、超音波診断装置により被検体の腹部を検査する場合に、超音波プローブを被検体の体表面に押し付けて圧力をかけながら超音波画像を撮影することがあり、この際の超音波プローブの押付量によっても撮影される超音波画像の画像パターンが変化する。被検体の腹部の検査に対する熟練度が低いユーザは、例えば特許文献1の技術を用いたとしても、被検体の呼吸状態、被検体の姿勢および超音波プローブの押付量の管理を適切に行うことができず、検査において推奨される断面である推奨断面を描出できないことがあった。
【0006】
本発明はこのような従来の問題点を解消するためになされたものであり、ユーザが熟練度に関わらずに推奨断面を適切に描出できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下の構成によれば、上記目的を達成できる。
〔1〕 超音波プローブと、
超音波プローブの位置および姿勢角を検出する位置姿勢検出部と、
超音波プローブを用いて超音波ビームを送受信することにより被検体内の超音波画像を取得する画像取得部と、
画像取得部により取得された超音波画像を画像解析することにより被検体の部位に対する定められた推奨断面を認識する推奨断面認識部と、
位置姿勢検出部により検出された超音波プローブの位置および姿勢角を参照して、推奨断面に対応する超音波プローブの推奨位置および推奨姿勢角を含む定められた位置角度範囲において、推奨断面認識部により推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定する検査判定部と、
検査判定部により検査が不適正であると判定された場合に、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する指示部を備える超音波診断装置。
〔2〕 超音波画像を画像解析することにより、検査が不適正となる原因を、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の中から特定する原因特定部を備え、
指示部は、原因特定部により原因として特定された被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する〔1〕に記載の超音波診断装置。
〔3〕 超音波画像を画像解析することにより、原因に関する指標として被検体の現在の呼吸状態のレベル、現在の超音波プローブの押付量のレベルおよび現在の被検体の姿勢の少なくとも1つを算出し、算出された指標の適正度を判定する適正度判定部を備える〔2〕に記載の超音波診断装置。
〔4〕 指示部は、適正度判定部により得られた指標および適正度に基づいて、検査が適正であると判定されるために必要な、呼吸状態のレベルの変化量、超音波プローブの押付量のレベルの変化量および目標とする被検体の姿勢の少なくとも1つをユーザに指示する〔3〕に記載の超音波診断装置。
〔5〕 指示部は、推奨断面とは異なる指標断面を撮影するための超音波プローブの指標位置および指標姿勢角において、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の超音波診断装置。
〔6〕 超音波プローブの位置および姿勢角を検出し、
超音波プローブを用いて超音波ビームを送受信することにより被検体内の超音波画像を取得し、
超音波画像を画像解析することにより被検体の部位に対する定められた推奨断面を認識し、
検出された超音波プローブの位置および姿勢角を参照して、推奨断面に対応する超音波プローブの推奨位置および推奨姿勢角を含む定められた位置角度範囲において推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定し、
検査が不適正であると判定された場合に、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の少なくとも一方を変化させるようにユーザに指示する超音波診断装置の制御方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、超音波診断装置が、超音波プローブと、超音波プローブの位置および姿勢角を検出する位置姿勢検出部と、超音波プローブを用いて超音波ビームを送受信することにより被検体内の超音波画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された超音波画像を画像解析することにより被検体の部位に対する定められた推奨断面を認識する推奨断面認識部と、位置姿勢検出部により検出された超音波プローブの位置および姿勢角を参照して、推奨断面に対応する超音波プローブの推奨位置および推奨姿勢角を含む定められた位置角度範囲において、推奨断面認識部により推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定する検査判定部と、検査判定部により検査が不適正であると判定された場合に、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブの押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する指示部を備えるため、ユーザが熟練度に関わらずに推奨断面を適切に描出できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1における送受信回路の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1における画像生成部の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1におけるユーザへの指示の例を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る超音波診断装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態2に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態3に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態4に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態4におけるユーザへの指示の第1の例を示す図である。
本発明の実施の形態4におけるユーザへの指示の第2の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、「同一」、「同じ」は、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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