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公開番号2025038248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2024232552,2021548792
出願日2024-12-27,2020-09-11
発明の名称二次電池
出願人三洋電機株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H01M 50/593 20210101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】集電体を備えた二次電池において、タブ群と封口板との絶縁性を維持した構造の二次電池を提供する。
【解決手段】電極体3を収容した外装体1と、外装体の開口部を封口する封口板2の外側に設けられた外部端子10と、封口板の内側に設けられ、外部端子に接続された接続部材11と、封口板と接続部材との間に設けられた絶縁部材14と、封口板の内側に配置され、接続部材に接続されるとともに、電極体から延出した複数の集電タブからなるタブ群40aに接続された集電体12とを備え、タブ群は、少なくとも一部の集電タブが、集電体から封口板の長手方向にはみ出たはみ出し部分を有し、絶縁部材は、封口板の長手方向に沿って、少なくともはみ出し部分と封口板との間に延在した延在部14cを有している。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
正極板及び負極板を備えた電極体と、
開口部を有し、前記電極体を収容した外装体と、
前記開口部を封口する封口板と、
前記封口板の外側に設けられた外部端子と、
前記封口板の内側に設けられ、前記外部端子に接続された接続部材と、
前記封口板と前記接続部材との間に設けられた絶縁部材と、
前記封口板の内側に配置され、前記接続部材に接続されるとともに、前記正極板及び前記負極板から延出した複数の集電タブからなるタブ群に接続された集電体と、
を備えた二次電池であって、
前記タブ群は、少なくとも一部の集電タブが、前記集電体から前記封口板の長手方向にはみ出たはみ出し部分を有し、
前記絶縁部材は、前記封口板の長手方向に沿って、少なくとも前記はみ出し部分と前記封口板との間に延在した延在部を有している、二次電池。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記タブ群が接続された前記集電体の部位における前記電極体側の面と、前記絶縁部材の前記延在部における前記電極体側の面とは、同一面をなしている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記封口板と前記延在部との間に隙間が設けられている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
前記集電体は、前記タブ群に接続された第1接続領域と、前記接続部材に接続された第2接続領域とを有するとともに、前記第1接続領域と前記第2接続領域との間に段差部を有し、
前記第1接続領域は、前記第2接続領域よりも、前記封口板側に位置している、請求項1に記載の二次電池。
【請求項5】
前記集電体と前記タブ群との接合部は、前記第1接続領域において、前記段差部よりも、前記集電体の端部側に位置している、請求項4に記載の二次電池。
【請求項6】
前記外部端子と前記接続部材とは、同一部材で一体的に形成されている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項7】
前記電極体は、前記正極板及び前記負極板がセパレータを介して巻回された構造をなす、請求項1に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電極体が外装体に収容された二次電池の集電構造として、電極体から外装体の封口板側に延出した集電タブを、集電体を介して外部端子に接続する構造が知られている。
【0003】
このような集電構造において、特許文献1には、電極体として、正極板と負極板とがセパレータを介して扁平状に巻回された構成が開示されている。正極板及び負極体は、それぞれ帯状に形成されており、幅方向一端部に、正負の複数の集電タブが、所定の間隔で形成されている。そして、正極板及び負極板を巻回して電極体を構成した際、正負の複数の集電タブは、それぞれ、所定の位置で積層されて、タブ群を構成している。正負のタブ群は、それぞれ束ねられて、正負の集電体に接続され、さらに集電体が外部端子に接続されることによって、集電構造が構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2018-534725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の集電構造において、外部端子に接続された集電体を、封口板と電気的に絶縁するために、集電体と封口板との間に、絶縁部材が配置されている。
【0006】
ところで、二次電池の出力を高めるために、封口板の長手方向における集電タブの幅を広げることが効果的である。集電タブの幅を広げると、タブ群が接続される集電体の領域も広くなる。その結果、タブ群は、集電体の長手方向における端部まで接近して配置されることになる。
【0007】
一方、複数の集電タブは、正極板及び負極板を扁平状に巻回して電極体を構成した際、所定の位置で積層されるよう、予め、正極板及び負極板の一端部に、所定の間隔で形成されている。しかしながら、極板の厚みや、巻回された極板の曲率、巻回された電極体を扁平状に押圧する際の押圧方向等のバラツキによって、所定の位置からずれて積層される場合がある。
【0008】
このように、複数の集電タブが互いにずれた状態で、タブ群が集電体に接続されると、一部の集電タブが、集電体から封口板の長手方向にはみ出てしまうおそれがある。その結果、集電タブの集電体からはみ出た部分が、封口板と接触し、タブ群と封口板との絶縁性が失われるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る二次電池は、正極板及び負極板を備えた電極体と、開口部を有し、電極体を収容した外装体と、開口部を封口する封口板と、封口板の外側に設けられた外部端子と、封口板の内側に設けられ、外部端子に接続された接続部材と、封口板と接続部材との間に設けられた絶縁部材と、封口板の内側に配置され、接続部材に接続されるとともに、正極板及び負極板から延出した複数の集電タブからなるタブ群に接続された集電体と、を備え、タブ群は、少なくとも一部の集電タブが、集電体から封口板の長手方向にはみ出たはみ出し部分を有し、絶縁部材は、封口板の長手方向に沿って、少なくともはみ出し部分と封口板との間に延在した延在部を有している。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、集電体を備えた二次電池において、複数の集電タブからなるタブ群と、封口板との絶縁性を維持した構造の二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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