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公開番号2025094625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210311
出願日2023-12-13
発明の名称電池パックの車両搭載構造及びその製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250618BHJP(車両一般)
要約【課題】共通の衝撃吸収材を採用した場合でも、車両の運動性能の悪化を抑制できる電池パックの車両搭載構造及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】電池スタックを含む電池パックの車両搭載構造は、電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に延在し、電池パックよりも車両前後方向に長い一対の衝撃吸収材と、車幅方向に延在し、両端が各衝撃吸収材の端部にそれぞれ接続されたクロス部材と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池スタックを含む電池パックの車両搭載構造であって、
該電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に延在し、前記電池パックよりも車両前後方向に長い一対の衝撃吸収材と、
前記車幅方向に延在し、両端が前記各衝撃吸収材の端部に夫々接続されたクロス部材と、
を備える、電池パックの車両搭載構造。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1記載の電池パックの車両搭載構造であって、
前記クロス部材の両端部の断面形状は、車両幅方向の外側に開口したコの字形状であり、前記各衝撃吸収材の端部は、前記クロス部材の両端部の開口に夫々嵌っている、
電池パックの車両搭載構造。
【請求項3】
請求項2記載の電池パックの車両搭載構造であって、
前記各衝撃吸収材の端部と前記クロス部材の両端部とは、前記クロス部材の鉛直方向長さよりも所定値以上、長い締結部材が前記鉛直方向に貫通して、締結されている、
電池パックの車両搭載構造。
【請求項4】
電池スタックを含む電池パックの車両搭載構造の製造方法であって、
前記電池パックよりも車両前後方向に長い一対の衝撃吸収材を、該電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に向けて配置し、
車幅方向に延在するクロス部材の両端を、前記各衝撃吸収材の端部に夫々接続する、
電池パックの車両搭載構造の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックを車両に搭載するための電池パックの車両搭載構造及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に延在する一対の衝撃吸収材を備える電池パックの車両搭載構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-046719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両のアンダーボデーのロッカーに、電池パック側方の衝撃吸収材が取り付けられている。このように、ロッカー間に電池パックが存在することで、ロッカーのロール方向の相対的な捩じれに対する剛性が向上する。すなわち、ロール方向に対し、ボデー及び電池パックが係合され剛性が向上することで、車両の運動性能が向上する。
【0005】
一方で、例えば、電池容量の異なる電池パックに対して、コスト削減を目的として、共通の衝撃吸収材を採用することが想定される。その場合、最も大きな電池パックに合わせて衝撃吸収材の車両前後方向の長さを決める。このため、衝撃吸収材が電池パックよりも車両前後方向に突き出た状態となり得る。これにより、上記ロール方向の相対的な捩じれに対する剛性が低下し、車両の運動性能が悪化する虞がある。
【0006】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、共通の衝撃吸収材を採用した場合でも、車両の運動性能の悪化を抑制できる電池パックの車両搭載構造及びその製造方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
電池スタックを含む電池パックの車両搭載構造であって、
該電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に延在し、前記電池パックよりも車両前後方向に長い一対の衝撃吸収材と、
前記車幅方向に延在し、両端が前記各衝撃吸収材の端部に夫々接続されたクロス部材と、
を備える、電池パックの車両搭載構造
である。
この一態様において、
前記クロス部材の両端部の断面形状は、車両幅方向の外側に開口したコの字形状であり、前記各衝撃吸収材の端部は、前記クロス部材の両端部の開口に夫々嵌っていてもよい。
この一態様において、
前記各衝撃吸収材の端部と前記クロス部材の両端部とは、前記クロス部材の鉛直方向長さよりも所定値以上、長い締結部材が前記鉛直方向に貫通して、締結されていてもよい。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
電池スタックを含む電池パックの車両搭載構造の製造方法であって、
前記電池パックよりも車両前後方向に長い一対の衝撃吸収材を、該電池パックの車幅方向外側を挟み込むようにして車両前後方向に向けて配置し、
車幅方向に延在するクロス部材の両端を、前記各衝撃吸収材の端部に夫々接続する、
電池パックの車両搭載構造の製造方法
である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、共通の衝撃吸収材を採用した場合でも、車両の運動性能の悪化を抑制できる電池パックの車両搭載構造及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る電池パックの車両搭載構造を上方から見た上視図である。
車両の側面衝突時における衝撃吸収材及び電池パックの状態を示す図である。
図1に示す線A-Aに沿って、鉛直方向にクロス部材を切断した際の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電池パックの車両搭載構造を上方から見た上視図である。本実施形態に係る電池パックの車両搭載構造1は、電池パック2と、一対の衝撃吸収材3と、クロス部材4と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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