TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025109297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003078
出願日2024-01-12
発明の名称液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの状態検出方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250717BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体噴射ヘッドの内部に設けられたフィルターの目詰まりの程度を検出することができる液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの状態検出方法を提供する。
【解決手段】液体を噴射する複数のノズル21と、前記複数のノズル21に連通する共通液室130と、前記共通液室130を上流室131と下流室132とに区画するフィルター40と、前記共通液室130の前記下流室132を画定する可撓部材111と、前記可撓部材111の前記下流室132を画定する面とは反対側に配置され、前記可撓部材111の位置を検出するための検出部115と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体を噴射する複数のノズルと、
前記複数のノズルに連通する共通液室と、
前記共通液室を上流室と下流室とに区画するフィルターと、
前記共通液室の前記下流室を画定する可撓部材と、
前記可撓部材の前記下流室を画定する面とは反対側に配置され、前記可撓部材の位置を検出するための検出部と、
を備える、
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記可撓部材のうち、前記共通液室の長手方向に関する中央部に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項3】
前記検出部は、歪ゲージである、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項4】
前記液体噴射ヘッドは、前記複数のノズルと、前記共通液室と、前記フィルターと、前記可撓部材と、前記検出部とを有するヘッドチップを備え、
前記ヘッドチップは、前記可撓部材の前記共通液室とは反対側に配置された、前記可撓部材の変位を許容するコンプライアンス空間を画定する導電性の枠部材を有し、
前記検出部は、前記枠部材のうち前記コンプライアンス空間を画定する外周枠部同士を接続する梁部を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項5】
前記外周枠部は、前記梁部を有する第1部分と、前記梁部が設けられていない第2部分と、を含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、導通していない、
ことを特徴とする請求項4に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項6】
前記可撓部材の曲げ剛性は、前記フィルターの曲げ剛性よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備する、
ことを特徴とする液体噴射装置。
【請求項8】
請求項1~6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの状態を検出する方法であって、
前記共通液室内に圧力を付与する圧力付与動作を行う前に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第1情報、及び、前記圧力付与動作を行っている間に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第2情報に基づいて、前記フィルターの目詰まりの程度を推測することを含む、
ことを特徴とする液体噴射ヘッドの状態検出方法。
【請求項9】
前記液体噴射ヘッドは、前記共通液室の前記上流室と前記液体噴射ヘッドの外部から液体を導入するための導入口とを連通する供給流路と、前記供給流路の途中に設けられた上流フィルターと、を備え、
前記圧力付与動作は、前記上流フィルターよりも上流から前記共通液室内の液体を加圧する加圧動作と、前記ノズルから前記共通液室内の液体を減圧する減圧動作と、を含み、
前記圧力付与動作を行う前に検出した前記第1情報、前記加圧動作を行っている間に検出した前記第2情報、及び、前記減圧動作を行っている間に検出した前記第2情報に基づいて、前記フィルター及び前記上流フィルターの各目詰まりの程度を推測する、
ことを特徴とする請求項8に記載の液体噴射ヘッドの状態検出方法。
【請求項10】
前記液体噴射ヘッドは、前記共通液室の前記上流室に連通するとともに前記共通液室から液体を回収するための回収流路を備え、
前記圧力付与動作は、前記回収流路を閉塞した状態で前記共通液室を加圧する第1加圧動作を含み、
前記圧力付与動作を行う前に検出した前記第1情報および前記第1加圧動作を行っている間に検出した前記第2情報に基づいて、前記フィルターの目詰まり程度を推測する、
ことを特徴とする請求項8に記載の液体噴射ヘッドの状態検出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液体を噴射すると共に内部にフィルターが設けられた液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの状態検出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット式プリンター等のインクジェット式記録装置に代表される液体噴射装置は、カートリッジやタンク等に貯留されたインクなどの液体を液滴として噴射可能な液体噴射ヘッドを具備する。
【0003】
液体噴射ヘッドは、液滴を噴射するためのノズルと、ノズルに連通する圧力室と、圧力室内の液体に圧力変化を生じさせる駆動素子と、複数の圧力室に連通する共通液室と、を具備し、駆動素子の駆動によって圧力室内の液体に圧力変化を生じさせることで、ノズルから液滴を噴射する。また、共通液室内に液体に含まれるゴミや気泡などの異物を除去するためのフィルターを具備する液体噴射ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-98016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、液体噴射ヘッド内に設けられたフィルターが液体に含まれるゴミや気泡等の異物によって目詰まりすると、フィルターを介して液体が下流側に正常に供給されず、液体の噴射不良が生じるという問題がある。このため、液体噴射ヘッドの内部に設けられたフィルターの目詰まりの程度を検出することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の態様は、液体を噴射する複数のノズルと、前記複数のノズルに連通する共通液室と、前記共通液室を上流室と下流室とに区画するフィルターと、前記共通液室の前記下流室を画定する可撓部材と、前記可撓部材の前記下流室を画定する面とは反対側に配置され、前記可撓部材の位置を検出するための検出部と、を備える、ことを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
【0007】
また、本発明の他の態様は、上記態様に記載の液体噴射ヘッドを具備する、ことを特徴とする液体噴射装置にある。
【0008】
また、本発明の他の態様は、上記態様に記載の液体噴射ヘッドの状態を検出する方法であって、前記共通液室内に圧力を付与する圧力付与動作を行う前に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第1情報、及び、前記圧力付与動作を行っている間に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第2情報に基づいて、前記フィルターの目詰まりの程度を推測することを含む、ことを特徴とする検出方法にある。
【0009】
また、本発明の他の態様は、上記態様に記載の液体噴射ヘッドの状態を検出する方法であって、前記フィルターが目詰まりしていない第1タイミングで前記共通液室内に圧力を付与する圧力付与動作を行っている間に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第3情報、及び、前記第1タイミングよりも後の第2タイミングで前記圧力付与動作を行っている間に前記検出部によって検出した前記可撓部材の位置に関する第4情報に基づいて、前記フィルターの目詰まりの程度を推測することを含む、ことを特徴とする検出方法にある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る液体噴射装置の概略構成を示す図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの分解斜視図である。
実施形態1に係る圧力室基板の平面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの平面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの状態を示す要部断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの状態を示す要部断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの状態を示す要部断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの状態を示す要部断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの状態を示す要部断面図である。
実施形態1に係る状態検出方法を説明するフローチャートである。
実施形態2に係る液体噴射ヘッドの分解斜視図である。
実施形態2に係る液体噴射ヘッドの断面図である。
実施形態2に係る液体噴射ヘッドの要部拡大断面図である。
実施形態2に係る液体噴射ヘッドの状態判別方法を示す表である。
実施形態3に係る液体噴射ヘッドの要部拡大断面図である。
実施形態3に係る液体噴射ヘッドの状態判別方法を示す表である。
実施形態4に係る液体噴射装置の概略構成を示す図である。
実施形態4に係る液体噴射ヘッドの状態判別方法を示す表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

セイコーエプソン株式会社
記録装置
20日前
セイコーエプソン株式会社
回路装置
今日
セイコーエプソン株式会社
記録装置
20日前
セイコーエプソン株式会社
記録装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
印刷装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
液体吐出装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
液体吐出装置
6日前
セイコーエプソン株式会社
レーザー干渉計
6日前
セイコーエプソン株式会社
レーザー干渉計
6日前
セイコーエプソン株式会社
プロジェクター
6日前
セイコーエプソン株式会社
プロジェクター
今日
セイコーエプソン株式会社
プロジェクター
今日
セイコーエプソン株式会社
レーザー照射装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
ロール体運搬用台車
2日前
セイコーエプソン株式会社
分周回路および発振器
6日前
セイコーエプソン株式会社
記録装置及び記録方法
8日前
セイコーエプソン株式会社
媒体搬送装置及び記録装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
媒体搬送装置及び記録装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
プロジェクションシステム
5日前
セイコーエプソン株式会社
印刷方法および印刷システム
2日前
セイコーエプソン株式会社
液体吐出装置、液体吐出方法
1日前
セイコーエプソン株式会社
中継装置、及びPOSシステム
1日前
セイコーエプソン株式会社
電子機器、及びPOSシステム
1日前
セイコーエプソン株式会社
回路基板の冷却構造、印刷装置
今日
セイコーエプソン株式会社
印刷装置、及び、その色補正方法
1日前
セイコーエプソン株式会社
画像読取装置および画像読取方法
2日前
セイコーエプソン株式会社
液体吐出装置及び液体吐出システム
5日前
セイコーエプソン株式会社
媒体給送装置、及び、その制御方法
2日前
セイコーエプソン株式会社
液体収容体、および、液体噴射装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
反射型スクリーンおよび投射システム
5日前
セイコーエプソン株式会社
慣性センサー、慣性センサーの製造方法
1日前
セイコーエプソン株式会社
プログラマブルゲインアンプ及び回路装置
6日前
セイコーエプソン株式会社
波長変換装置、光源装置及びプロジェクター
8日前
セイコーエプソン株式会社
波長変換装置、光源装置及びプロジェクター
今日
セイコーエプソン株式会社
プロジェクションシステム、および調整機構
5日前
セイコーエプソン株式会社
印刷システム、印刷物生産方法及びプログラム
2日前
続きを見る