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公開番号
2025110067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003783
出願日
2024-01-15
発明の名称
媒体給送装置、及び、その制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
1/24 20060101AFI20250718BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】媒体群の載置部から媒体を給送する安定性を向上させる。
【解決手段】媒体群が載置される載置部と、載置部を昇降させる昇降部と、媒体群の上部に接するピックアップローラーと、該ピックアップローラーに下向きの力を加える支持部と、を含み、ピックアップローラーから媒体群に下向きの押圧力を加えながら上から順に媒体を給送方向へ送るピックアップユニットと、制御部と、押圧力を検出する検出部と、を備え、制御部は、検出される押圧力が目標範囲に収まるように昇降部に載置部を昇降させる、媒体給送装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体群が載置される載置部と、
前記載置部を昇降させる昇降部と、
前記媒体群の上部に接するピックローラーと、該ピックローラーに下向きの力を加える支持部と、を含み、前記ピックローラーから前記媒体群に下向きの押圧力を加えながら上から順に媒体を給送方向へ送るピックユニットと、
制御部と、
前記押圧力を検出する検出部と、を備え、
前記制御部は、検出される前記押圧力が目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、媒体給送装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記検出部は、水晶を用いた力覚センサーを備え、該力覚センサーにより前記押圧力を検出する、請求項1に記載の媒体給送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記媒体の給送開始指示を受け付け可能であり、該給送開始指示を受け付けると、前記昇降部に前記載置部を上昇させ、前記検出部により検出される前記押圧力が前記目標範囲に入ると前記媒体が前記給送方向へ送られるように前記ピックローラーを回転させる、請求項1に記載の媒体給送装置。
【請求項4】
内部に前記載置部が配置された媒体収容部と、
前記媒体収容部を使用位置に装着可能な装着部と、
前記装着部に前記媒体収容部が装着されているか否かを検出する装着検出部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記装着検出部により前記媒体収容部の装着が検出されると、前記検出部により検出される前記押圧力が前記目標範囲に入るように前記昇降部に前記載置部を上昇させる、請求項1に記載の媒体給送装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記媒体群の媒体種を特定する処理を行い、
前記目標範囲は、前記媒体種が第一媒体種である場合に適用される第一目標範囲、及び、前記媒体種が前記第一媒体種とは異なる第二媒体種である場合に適用される第二目標範囲を含み、
前記第二目標範囲は、前記第一目標範囲とは異なり、
前記制御部は、
前記媒体種が前記第一媒体種である場合、検出される前記押圧力が前記第一目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させ、
前記媒体種が前記第二媒体種である場合、検出される前記押圧力が前記第二目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の媒体給送装置。
【請求項6】
前記目標範囲は、前記媒体種が前記第一媒体種及び前記第二媒体種とは異なる第三媒体種である場合に適用される第三目標範囲を含み、
前記第一媒体種が普通紙であり、前記第二媒体種が前記普通紙よりも薄い薄紙であり、前記第三媒体種が前記普通紙よりも厚い厚紙であり、
前記第一目標範囲の上限値が前記第二目標範囲の上限値よりも大きく、前記第一目標範囲の下限値が前記第二目標範囲の下限値よりも大きく、前記第三目標範囲の上限値が前記第一目標範囲の上限値よりも大きく、前記第三目標範囲の下限値が前記第一目標範囲の下限値よりも大きい、請求項5に記載の媒体給送装置。
【請求項7】
前記媒体種の設定を受け付ける設定受付部をさらに備え、
前記制御部は、検出される前記押圧力が、前記設定受付部において設定された前記媒体種に適用される前記目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、請求項5に記載の媒体給送装置。
【請求項8】
前記昇降部は、電流が流れることより前記載置部を昇降させるモーターを備え、
前記制御部は、前記ピックローラーが前記媒体群に接していない状態で前記モーターが前記載置部を上昇させる時に前記モーターに流れる電流に対応する電流値を取得し、該電流値に基づいて前記媒体種を特定し、検出される前記押圧力が、特定した前記媒体種に適用される前記目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、請求項5に記載の媒体給送装置。
【請求項9】
前記媒体種の設定を受け付ける設定受付部をさらに備え、
前記制御部は、特定した前記媒体種と前記設定受付部において設定された媒体種とが異なる場合、表示部にアラートを出力する、請求項8に記載の媒体給送装置。
【請求項10】
前記媒体群に複数の媒体種が混在している媒体種混在モードであるか否かの設定を受け付ける設定受付部をさらに備え、
前記目標範囲は、前記媒体種混在モードが設定された場合に適用される固定目標範囲、及び、前記媒体種混在モードが設定されなかった場合に前記媒体種に応じて変わり得る個別目標範囲を含み、
前記制御部は、
前記媒体種混在モードが設定された場合、検出される前記押圧力が前記固定目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させ、
前記媒体種混在モードが設定されなかった場合、検出される前記押圧力が前記個別目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の媒体給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降可能な載置部に載置された媒体群から媒体を給送方向へ送る媒体給送装置、及び、その制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
媒体給送装置として、特許文献1に画像読取装置のシート給送装置が開示されている。該シート給送装置は、原稿台、該原稿台を昇降させる原稿台駆動モーター、原稿台から原稿を給紙方向へ送るピックローラー、給送ローラーと分離ローラーを含む原稿分離給送部、分離モーターの分離トルクを変える制御部、等を備えている。制御部は、ピックローラーの下降による原稿束のたわみ率が原稿の種類に応じて異なることを利用して、たわみ率に応じて分離トルクを変える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-219256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ピックローラーから原稿分離給送部への原稿の送りが不安定になり、原稿が原稿分離給送部等に詰まって給送動作が止まるという、ジャム(紙詰まり)が発生することがある。
尚、上述のような問題は、記録装置等、画像読取装置以外にも考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の媒体給送装置は、
媒体群が載置される載置部と、
前記載置部を昇降させる昇降部と、
前記媒体群の上部に接するピックローラーと、該ピックローラーに下向きの力を加える支持部と、を含み、前記ピックローラーから前記媒体群に下向きの押圧力を加えながら上から順に媒体を給送方向へ送るピックユニットと、
制御部と、
前記押圧力を検出する検出部と、を備え、
前記制御部は、検出される前記押圧力が目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる、態様を有する。
【0006】
また、本発明の媒体給送装置の制御方法は、
媒体群が載置される載置部と、
前記載置部を昇降させる昇降部と、
前記媒体群の上部に接するピックローラーと、該ピックローラーに下向きの力を加える支持部と、を含み、前記ピックローラーから前記媒体群に下向きの押圧力を加えながら上から順に媒体を給送方向へ送るピックユニットと、を備える媒体給送装置の制御方法であって、
前記押圧力を検出する検出工程と、
検出される前記押圧力が目標範囲に収まるように前記昇降部に前記載置部を昇降させる昇降制御工程と、を含む、態様を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
媒体給送装置を含む画像読取装置の例を模式的に示す縦断面図。
媒体給送装置の例を模式的に示す図。
外部装置とともに画像読取装置の電気回路の構成例を模式的に示すブロック図。
給送処理の例を模式的に示すフローチャート。
媒体種設定処理の例を模式的に示すフローチャート。
モーターが載置部を上昇させる時における媒体給送装置の例を模式的に示す図。
モーターの電流値Iと媒体群の重量Wとの対応関係の例を模式的に示す図。
単位枚数重量テーブルの構造例を模式的に示す図。
媒体種を自動的に判定する給送処理の例を模式的に示すフローチャート。
単位高さ重量テーブルの構造例を模式的に示す図。
媒体種の設定後に媒体種を自動的に判定する給送処理の例を模式的に示すフローチャート。
媒体種モード設定処理の例を模式的に示すフローチャート。
媒体給送装置を含む記録装置の例を模式的に示す図。
自動給送処理の例を模式的に示すフローチャート。
比較例に係る媒体給送装置を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
【0009】
(1)本発明に含まれる態様の概要:
まず、図1~15に示される例を参照して本発明に含まれる態様の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本態様の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「本発明に含まれる態様の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
また、本願において、数値範囲「Min~Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
【0010】
[態様1]
一態様に係る媒体給送装置3は、図1~3等に例示するように、媒体群G1が載置される載置部10、該載置部10を昇降させる昇降部20、ピックユニット30、制御部90、及び、検出部40を備える。前記ピックユニット30は、前記媒体群G1の上部G1aに接するピックローラー31と、該ピックローラー31に下向きの力を加える支持部32と、を含み、前記ピックローラー31から前記媒体群G1に下向きの押圧力F0を加えながら上から順に媒体ME1を給送方向D1へ送る。前記検出部40は、前記押圧力F0を検出する。前記制御部90は、検出される前記押圧力F0が目標範囲(例えばFt-ΔFt~Ft+ΔFt)に収まるように前記昇降部20に前記載置部10を昇降させる。
(【0011】以降は省略されています)
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