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公開番号
2025111827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025079932,2024074461
出願日
2025-05-12,2020-04-23
発明の名称
積層セラミック電子部品
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】信頼性を高めることが可能な積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】積層セラミック電子部品は、第1方向に積層された内部電極を有する機能部と、機能部を上記第1方向から覆うカバー部と、機能部を第1方向に直交する第2方向から覆うサイドマージン部と、を具備する。機能部は、所定の断面において、カバー部と接し第2方向に延びる第1直線部と、サイドマージン部と接し第1方向に延びる第2直線部と、第1直線部及び第2直線部を接続する角部と、を有する。角部は、第1直線部が第2方向に延長された第1仮想線と、第2直線部の第1仮想線側の端点と、の間の第1方向に沿った距離をa、第2直線部が第1方向に延長された第2仮想線と、第1直線部の第2仮想線側の端点と、の間の第2方向に沿った距離をbとしたときに、a≧1μm、かつ0.1≦a/b≦0.4の条件を満たすように湾曲する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に積層された複数の内部電極を有する機能部と、
前記機能部を前記第1方向から覆うカバー部と、
前記機能部を前記第1方向に直交する第2方向から覆うサイドマージン部と、
を含む素体を具備し、
前記機能部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に前記機能部を2等分し、かつ前記第3方向に直交する断面において、前記カバー部と接し前記第2方向に延びる第1直線部と、前記サイドマージン部と接し前記第1方向に延びる第2直線部と、前記第1直線部及び前記第2直線部を接続する角部と、を有し、
前記角部は、前記第1直線部が前記第2方向に延長された第1仮想線と、前記第2直線部の前記第1仮想線側の端点と、の間の前記第1方向に沿った距離をa、前記第2直線部が前記第1方向に延長された第2仮想線と、前記第1直線部の前記第2仮想線側の端点と、の間の前記第2方向に沿った距離をbとしたときに、2μm≦a≦10μm、かつ0.1≦a/b≦0.4の条件を満たすように湾曲し、
前記機能部の前記第2方向に向いた側面又は前記第2方向に直交する断面において、前記機能部に含まれる内部電極は、前記第3方向に沿った一方の端部から前記第3方向に沿った他方の端部に亘って平坦である
積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記機能部に含まれる内部電極のうち、少なくとも最外層内部電極は、前記第1直線部を構成する平坦な平坦部と、当該平坦部の前記第2方向周縁に位置し前記平坦部から前記第1方向内方に向かって湾曲する周縁部と、を含む、
積層セラミック電子部品。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記第2仮想線と、前記第1直線部の前記第2仮想線側の端点と、の間の前記第2方向に沿った距離bは、前記素体の前記第2方向に沿う寸法の10%以下である、
積層セラミック電子部品。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記サイドマージン部の厚みが、10μm以上15μm以下である
積層セラミック電子部品。
【請求項5】
請求項4に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記サイドマージン部の厚みが、12μm以下である
積層セラミック電子部品。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記角部は、前記第1直線部の前記第2仮想線側の前記端点から、前記第2直線部の前記第1仮想線側の前記端点に向かって、前記第1方向の内方へ湾曲する
積層セラミック電子部品。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記機能部は、前記断面において、4つの前記角部を有する
積層セラミック電子部品。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の積層セラミック電子部品であって、
前記距離bは、20μm≦b≦25μmである
積層セラミック電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックコンデンサ等の積層セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の小型化及び高性能化に伴い、電子機器に用いられる積層セラミックコンデンサに対する小型化及び大容量化の要望がますます強くなってきている。この要望に応えるためには、積層セラミックコンデンサの内部電極を拡大することが有効である。内部電極を拡大するためには、内部電極の周囲の絶縁性を確保するためのサイドマージン部を薄くする必要がある。
【0003】
特許文献1には、サイドマージン部の薄型化を図る観点から、サイドマージン部を後付けする技術が開示されている。この技術では、内部電極を側面に露出させた状態のグリーンチップの側面に、セラミック保護層(サイドマージン部)が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-209539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、サイドマージン部が薄くなった場合、十分な耐湿性が得られず、信頼性を高めることが難しかった。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、信頼性を高めることが可能な積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る積層セラミック電子部品は、機能部と、カバー部と、サイドマージン部と、を具備する。
上記機能部は、第1方向に積層された内部電極を有する。
上記カバー部は、上記機能部を上記第1方向から覆う。
上記サイドマージン部は、上記機能部を上記第1方向に直交する第2方向から覆う。
上記機能部は、上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向に上記機能部を2等分し、かつ上記第3方向に直交する断面において、上記カバー部と接し上記第2方向に延びる第1直線部と、上記サイドマージン部と接し上記第1方向に延びる第2直線部と、上記第1直線部及び上記第2直線部を接続する角部と、を有する。
上記角部は、
上記第1直線部が上記第2方向に延長された第1仮想線と、上記第2直線部の上記第1仮想線側の端点と、の間の上記第1方向に沿った距離をa、上記第2直線部が上記第1方向に延長された第2仮想線と、上記第1直線部の上記第2仮想線側の端点と、の間の上記第2方向に沿った距離をbとしたときに、a≧1μm、かつ0.1≦a/b≦0.4の条件を満たすように湾曲する。
【0008】
この構成では、機能部がa≧1μmかつ0.1≦a/b≦0.4となるように湾曲する角部を有する。角部がa≧1μmかつa/b≧0.1の条件を満たすことにより、積層セラミック電子部品の表面から最外層の内部電極の端部までの距離を十分確保することができ、耐湿性劣化を抑制することができる。加えて、角部がa/b≦0.4の条件を満たすことで、最外層の内部電極が急峻に湾曲することを防止できる。これにより、第1方向に隣接する内部電極間のショートを抑制することができる。したがって、上記構成によれば、耐湿性劣化及びショート不良を抑制でき、信頼性の高い積層セラミック電子部品を得ることができる。
【0009】
上記サイドマージン部の厚みが、10μm以上15μm以下であってもよい。
さらに、上記サイドマージン部の厚みが、12μm以下であってもよい。
これにより、サイドマージン部の厚みが非常に薄い場合であっても、十分な耐湿性を確保することができる。したがって、小型かつ大容量であって、信頼性が高い積層セラミック電子部品を得ることができる。
【0010】
上記角部は、上記第1直線部の上記第2仮想線側の上記端点から、上記第2直線部の上記第1仮想線側の上記端点に向かって、上記第1方向の内方へ湾曲してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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