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公開番号
2025114273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008873
出願日
2024-01-24
発明の名称
蓄電装置および蓄電装置の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/6556 20140101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】冷却器と蓄電モジュールとの間に熱伝導材が設けられる場合に蓄電モジュールの冷却効率が低下するのを抑制することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、蓄電モジュール10と、Z方向(積層方向)において蓄電モジュール10に積層された熱伝導層41を含む熱伝導材40と、Z方向において熱伝導層41に積層された冷却器30と、を備える。冷却器30は、熱伝導層41と接触する接触面32と、接触面32(第1面)とは反対側の外表面33(第2面)とを含む。冷却器30には、接触面32と外表面33とを連通する貫通口31が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、
積層方向において前記蓄電モジュールに積層された熱伝導層を含む熱伝導材と、
前記積層方向において前記熱伝導層に積層された冷却器と、を備え、
前記冷却器は、前記熱伝導層と接触する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを含み、
前記冷却器には、前記第1面と前記第2面とを連通する貫通口が形成されている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記熱伝導材は、前記熱伝導層と連続的に形成され、前記貫通口に充填された充填部分を含み、
前記充填部分は、前記貫通口の内周面と接触している、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記熱伝導材は、前記充填部分と連続的に形成され、前記貫通口から前記熱伝導層とは反対側に突出する突出部を含み、
前記突出部は、前記第2面と接触している、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記貫通口は、前記積層方向と交差する方向における前記蓄電モジュールの中央部と前記積層方向に重なる位置に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記貫通口は、前記積層方向と交差する方向における前記蓄電モジュールの端部と前記積層方向に重なる位置に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記複数の蓄電セルは、前記積層方向と交差する配列方向に配列されており、
前記貫通口は、前記配列方向に隣り合う蓄電セル同士の間の隙間と前記積層方向に重なる位置に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記貫通口の前記配列方向における幅は、前記複数の蓄電セルの各々の前記配列方向における幅よりも小さい、請求項6に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記貫通口の前記配列方向における幅は、前記配列方向に隣り合う蓄電セル同士の間の間隔よりも大きい、請求項6に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記貫通口は、前記複数の蓄電セルのうち少なくとも2つ以上に跨がるように、前記配列方向に延びるように形成されている、請求項8に記載の蓄電装置。
【請求項10】
第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを含み、前記第1面と前記第2面とを連通する少なくとも1つの貫通口が形成された冷却器を準備する準備工程と、
前記冷却器の前記第1面、および、複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールの少なくとも一方に、熱伝導材を塗工する塗工工程と、
前記塗工工程の後に、前記熱伝導材が前記蓄電モジュールおよび前記冷却器の前記第1面の各々と接触するように、前記冷却器と前記蓄電モジュールとを積層する積層工程と、
前記積層工程の後に、前記冷却器および前記蓄電モジュールの一方を、前記冷却器および前記蓄電モジュールの他方側に押圧する押圧工程と、を備える、蓄電装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置および蓄電装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2023-046670号公報(特許文献1)には、蓄電スタックを収容するケースと、冷却器と、ケースと冷却器との間に配置される熱伝導材とを備える蓄電装置が開示されている。熱伝導材は、冷却器と蓄電スタック(ケース)とによって挟まれる(加圧される)ことにより拡散される(押し広げられる)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-046670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の蓄電装置では、製造時において、冷却器と蓄電スタックとの間に位置する熱伝導材に空気溜まりが生じ、冷却器による蓄電スタック(蓄電モジュール)の冷却効率が低下する。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷却器と蓄電モジュールとの間に熱伝導材が設けられる場合に蓄電モジュールの冷却効率が低下するのを抑制することが可能な蓄電装置および蓄電装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る蓄電装置は、複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、積層方向において蓄電モジュールに積層された熱伝導層を含む熱伝導材と、積層方向において熱伝導層に積層された冷却器と、を備える。冷却器は、熱伝導層と接触する第1面と、第1面とは反対側の第2面とを含む。冷却器には、第1面と第2面とを連通する貫通口が形成されている。
【0007】
本開示の第1の局面に係る蓄電装置では、上記のように、第1面と第2面とを連通する貫通口が冷却器に形成されている。これにより、冷却器と蓄電モジュールとによって熱伝導材(熱伝導層)を加圧する際に、冷却器と蓄電モジュールとの間に溜まった空気を貫通口から排出することができる。その結果、上記加圧が空気によって阻害されるのを抑制することができる。これにより、冷却器と熱伝導材(熱伝導層)との間の接触性、および、蓄電モジュールと熱伝導材(熱伝導層)との間の接触性が悪化するのを抑制することができる。その結果、冷却器による蓄電モジュールの冷却効率が低下するのを抑制することができる。
【0008】
上記第1の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、熱伝導材は、熱伝導層と連続的に形成され、貫通口に充填された充填部分を含む。充填部分は、貫通口の内周面と接触している。このように構成すれば、充填部分が接触している内周面の面積の分、冷却器と熱伝導材との接触面積を増加させることができる。その結果、冷却器による蓄電モジュールの冷却効率が低下するのをより抑制することができる。
【0009】
この場合、好ましくは、熱伝導材は、充填部分と連続的に形成され、貫通口から熱伝導層とは反対側に突出する突出部を含む。突出部は、第2面と接触している。このように構成すれば、熱伝導材と冷却器との接触面積を増大させることができるとともに、貫通口の貫通する方向に冷却器が変位するのを抑制することができる。
【0010】
上記第1の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、貫通口は、積層方向と交差する方向における蓄電モジュールの中央部と積層方向に重なる位置に形成されている。ここで、積層方向と交差する方向における蓄電モジュールの中央部は、空気が溜まりやすい。したがって、上記のように構成すれば、空気を貫通口から効果的に排出することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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