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公開番号
2025114866
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025085729,2021024002
出願日
2025-05-22,2021-02-18
発明の名称
積層コイル部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】巻回効率及び特性の向上が図られると共に、構成の簡単化及び耐電圧の向上を実現できる積層コイル部品を提供する。
【解決手段】積層コイル部品1は、積層構造をなす絶縁性の素体2の内部にコイル部Cを含み、コイル部Cを構成する第1の導体パターン層L1及び第2の導体パターン層L2において、分断領域Rを挟んで対峙する外側導体ライン12の端部対12a,12b及び内側導体ライン13の端部対13a,13bの位置が分断領域Rを通るコイル部Cのライン方向にずれている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、
前記コイル部は、
所定の分断領域において一部が分断された環状の外側導体ライン及び内側導体ラインを有する第1の導体パターン層と、
積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記外側導体ライン同士を前記分断領域において接続する外側接続ライン、及び積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記内側導体ライン同士を前記分断領域において接続する内側接続ラインを有する第2の導体パターン層と、
前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとを接続する接続ラインを有する第3の導体パターン層と、を有し、
前記分断領域を挟んで対峙する前記外側導体ラインの端部対及び前記内側導体ラインの端部対の位置、若しくは前記分断領域における前記外側接続ラインの両端部及び前記内側接続ラインの両端部の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向にずれている積層コイル部品。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記分断領域における前記外側接続ラインの両端部及び前記内側接続ラインの両端部の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向について揃っており、
前記分断領域を挟んで対峙する前記外側導体ラインの端部対及び前記内側導体ラインの端部対の位置は、前記分断領域を通る前記コイル部のライン方向についてずれている請求項1記載の積層コイル部品。
【請求項3】
前記第1の導体パターン層において、前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとの間の領域の抵抗率は、前記第1の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっている請求項1又は2記載の積層コイル部品。
【請求項4】
前記第2の導体パターン層において、積層方向に隣り合う前記第1の導体パターン層の前記外側導体ライン間及び前記内側導体ライン間の領域の抵抗率は、前記第2の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっている請求項1~3のいずれか一項記載の積層コイル部品。
【請求項5】
前記第2の導体パターン層の厚さは、前記第1の導体パターン層の厚さよりも小さくなっている請求項1~4のいずれか一項記載の積層コイル部品。
【請求項6】
前記素体における積層方向の一端面には、一対の端子電極が設けられ、
前記コイル部は、前記外側導体ラインを前記一対の端子電極の一方に接続し、前記内側導体ラインを前記一対の端子電極の他方に接続する引出導体を有する第4の導体パターン層を有している請求項1~5のいずれか一項記載の積層コイル部品。
【請求項7】
前記第3の導体パターン層は、前記素体における積層方向の他端面側において前記外側導体ラインと前記内側導体ラインとを接続している請求項6記載の積層コイル部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子部品の小型化及び高性能化の要求に伴い、電子部品に搭載される積層コイル部品の小型化及び特性向上が求められている。例えば特許文献1に記載の積層インダクタは、いわゆる多重巻回構造のコイルを有している。この従来の積層インダクタでは、例えば各層の外側のコイルが積層方向の一方側から他方側に向かって巻かれており、各層の内側のコイルが積層方向の他方側から一方側に向かって巻かれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-216023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような積層コイル部品では、小型化及び特性向上に加え、構成の簡単化や耐電圧の向上といった技術的な課題が更に存在している。例えば上述した特許文献1の積層インダクタでは、多重巻回構造のコイルを形成することで巻回効率が向上する一方、必要な導体パターンの種類が多くなるため、各層の作製に手間と時間を要することが考えられる。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、巻回効率及び特性の向上が図られると共に、構成の簡単化及び耐電圧の向上を実現できる積層コイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る積層コイル部品は、積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、コイル部は、所定の分断領域において一部が分断された環状の外側導体ライン及び内側導体ラインを有する第1の導体パターン層と、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン同士を分断領域において接続する外側接続ライン、及び積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の内側導体ライン同士を分断領域において接続する内側接続ラインを有する第2の導体パターン層と、外側導体ラインと内側導体ラインとを接続する接続ラインを有する第3の導体パターン層と、を有し、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置、若しくは分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側接続ラインの両端部の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向にずれている。
【0007】
この積層コイル部品では、積層方向に隣り合う第1の導体パターン層の外側導体ライン同士及び内側導体ライン同士が接続されることにより、素体内に多重巻回構造のコイル部が形成されている。かかる多重巻回構造のコイル部の採用により、巻回効率の向上が図られる。この積層コイル部品では、外側導体ライン及び内側導体ラインの分断領域に位置する外側接続ライン及び内側接続ラインによって、外側導体ライン同士及び内側導体ライン同士が階段状に接続されている。このため、コイル部の内径を十分に確保することが可能となり、インダクタンス値、直流重畳特性、直流抵抗といった特性を向上できる。また、コイル部の形成に必要な導体パターンの種類を抑えることができ、各層の作製に手間と時間を要することを回避できる。
【0008】
さらに、この積層コイル部品では、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置、若しくは分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側接続ラインの両端部の位置が分断領域を通るコイル部のライン方向にずれている。これにより、外側のラインと内側のラインとが並行する領域の長さを抑えることができる。外側のラインと内側のラインとが並行する領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の長さを抑えることで耐電圧の向上を実現できる。
【0009】
分断領域における外側接続ラインの両端部及び内側接続ラインの両端部の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向について揃っており、分断領域を挟んで対峙する外側導体ラインの端部対及び内側導体ラインの端部対の位置は、分断領域を通るコイル部のライン方向についてずれていてもよい。この構成によれば、外側のラインと内側のラインとが並行する領域の長さをより確実に抑えることができる。したがって、耐電圧の向上を一層好適に実現できる。
【0010】
第1の導体パターン層において、外側導体ラインと内側導体ラインとの間の領域の抵抗率は、第1の導体パターン層の中央領域の抵抗率よりも高くなっていてもよい。外側導体ラインと内側導体ラインとの間の領域は、他の部分に比べて電圧がかかり易い。したがって、当該領域の抵抗率を相対的に高めることで、耐電圧の一層の向上が図られる。
(【0011】以降は省略されています)
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