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公開番号2025115617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010173
出願日2024-01-26
発明の名称半導体ウェハの搬送方法及び半導体ウェハ搬送装置
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01L 21/677 20060101AFI20250731BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】非接触式チャックが半導体ウェハから脱離されているか否かの判定ミスを抑制可能な半導体ウェハの搬送方法を提供する。
【解決手段】半導体ウェハの搬送方法は、光センサが設けられている非接触式チャックと第1主面を有する半導体ウェハとを準備する工程と、光センサと第1主面とが間隔を空けて対向するように非接触式チャックを配置する工程と、非接触式チャックを第1主面に近づける前に、光センサが第1主面に光を照射するとともに第1主面において反射された光の強度である第1強度を測定する工程と、非接触式チャックを第1主面に近づけるとともに非接触式チャックが第1主面に気体を吹き付けることにより非接触式チャックが半導体ウェハを非接触状態で保持する工程と、非接触式チャックを第1主面から離していくことにより、非接触式チャックを半導体ウェハから脱離させる工程とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光センサが設けられている非接触式チャックと第1主面を有する半導体ウェハとを準備する工程と、
前記光センサと前記第1主面とが間隔を空けて対向するように前記非接触式チャックを配置する工程と、
前記非接触式チャックを前記第1主面に近づける前に、前記光センサが前記第1主面に光を照射するとともに前記第1主面において反射された光の強度である第1強度を測定する工程と、
前記非接触式チャックを前記第1主面に近づけるとともに前記非接触式チャックが前記第1主面に気体を吹き付けることにより前記非接触式チャックが前記半導体ウェハを非接触状態で保持する工程と、
前記非接触式チャックを前記第1主面から離していくことにより、前記非接触式チャックを前記半導体ウェハから脱離させる工程と、
前記非接触式チャックを前記第1主面から離していく過程で、前記光センサが前記第1主面に光を照射するとともに前記第1主面で反射された光の強度である第2強度を測定する工程とを備え、
前記非接触式チャックを前記半導体ウェハから脱離させる工程では、前記第2強度が前記第1強度となった際に、前記非接触式チャックが前記半導体ウェハから脱離されたと判定される、半導体ウェハの搬送方法。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記非接触式チャックは、ベルヌーイチャック又はサイクロンチャックである、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項3】
前記非接触式チャックは、前記光センサが前記第1主面の中央部と対向するように配置される、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項4】
前記非接触式チャックは、前記光センサが前記第1主面の外周部と対向するように配置される、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項5】
前記光センサは、反射型センサである、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項6】
前記光センサは、前記第1主面に照射する光の光源を有し、
前記光源は、赤色半導体レーザを有する、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項7】
前記光センサは、前記第1主面に照射する光の光源を有し、
前記光源は、前記第1主面に波長が640nm以上770nm以下の光を照射する、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項8】
前記半導体ウェハは、シリコンウェハ、SOIウェハ、炭化ケイ素ウェハ、サファイアウェハ、窒化ガリウムウェハ、リン化ガリウムウェハ及びヒ化ガリウムウェハのいずれかである、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項9】
前記第1主面及び前記第1主面の反対面である前記半導体ウェハの第2主面のいずれか一方には、電気回路パターンが形成されている、請求項1に記載の半導体ウェハの搬送方法。
【請求項10】
前記第1主面には、前記電気回路パターンが形成されている、請求項9に記載の半導体ウェハの搬送方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体ウェハの搬送方法及び半導体ウェハ搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2023-97770号公報(特許文献1)には、半導体ウェハ搬送装置が記載されている。特許文献1に記載の半導体ウェハ搬送装置は、非接触式チャックを有している。非接触式チャックは、半導体ウェハの主面に気体を吹き付けることにより、半導体ウェハを非接触状態で保持する。非接触式チャックには、半導体ウェハの主面と対向するように、センサが設けられている。センサは、非接触式チャックに半導体ウェハが保持されているか否かを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-97770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非接触式チャックに設けられるセンサとしては、反射型センサが考えられる。反射型センサでは、半導体ウェハの主面で反射された光の強度を測定する。この強度と予め設定された閾値とを比較することにより非接触式チャックが半導体ウェハから脱離されているか否かを判定しようとすると、判定ミスが生じるおそれがある。その他の課題及び新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の半導体ウェハの搬送方法は、光センサが設けられている非接触式チャックと第1主面を有する半導体ウェハとを準備する工程と、光センサと第1主面とが間隔を空けて対向するように非接触式チャックを配置する工程と、非接触式チャックを第1主面に近づける前に、光センサが第1主面に光を照射するとともに第1主面において反射された光の強度である第1強度を測定する工程と、非接触式チャックを第1主面に近づけるとともに非接触式チャックが第1主面に気体を吹き付けることにより非接触式チャックが半導体ウェハを非接触状態で保持する工程と、非接触式チャックを第1主面から離していくことにより、非接触式チャックを半導体ウェハから脱離させる工程と、非接触式チャックを第1主面から離していく過程で、光センサが第1主面に光を照射するとともに第1主面で反射された光の強度である第2強度を測定する工程とを備える。非接触式チャックを半導体ウェハから脱離させる工程では、第2強度が第1強度となった際に、非接触式チャックが半導体ウェハから脱離されたと判定される。
【発明の効果】
【0006】
本開示の半導体ウェハの搬送方法によると、非接触式チャックが半導体ウェハから脱離されているか否かの判定ミスを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
搬送装置DEVの模式的な平面図である。
搬送装置DEVの模式的な側面図である。
搬送装置DEVの機能ブロック図である。
変形例に係る搬送装置DEVの模式的な平面図である。
搬送装置DEVを用いた半導体ウェハSWの搬送方法の工程図である。
チャック配置工程S2を説明する模式的な側面図である。
反射強度測定工程S3を説明する模式的な側面図である。
半導体ウェハ保持工程S4を説明する模式的な側面図である。
チャック脱離工程S5を説明する模式的な側面図である。
光センサOSと第1主面MS1との間の距離を変化させた際の光センサOSの受光部で測定される反射光の強度を示すグラフである。
半導体ウェハSWの表面における色と半導体ウェハSWの表面における赤色光の反射率との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。実施形態に係る半導体ウェハ搬送装置を、搬送装置DEVとする。
【0009】
(搬送装置DEVの構成)
以下に、搬送装置DEVの構成を説明する。
【0010】
図1は、搬送装置DEVの模式的な平面図である。図2は、搬送装置DEVの模式的な側面図である。図1及び図2に示されているように、搬送装置DEVは、非接触式チャックCHKを有している。非接触式チャックCHKは、半導体ウェハSWを非接触で保持する。半導体ウェハSWは、図1中及び図2中において、点線で示されている。半導体ウェハSWは、第1主面MS1と、第2主面MS2とを有している。第2主面MS2は、第1主面MS1の反対面である。第1主面MS1及び第2主面MS2は、半導体ウェハSWの厚さ方向における端面である。
(【0011】以降は省略されています)

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