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公開番号2025117186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011912
出願日2024-01-30
発明の名称配線部材、配線部材の接合方法
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人
主分類H01R 4/58 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバーに接合された端子の外力に対する耐性を向上する。
【解決手段】配線部材1は、電線10と、前記電線に接続される端子20と、端子が接続される板状のバスバー30と、を備える配線部材であり、端子は、電線の端部の導電露出部11に圧着される電線接続部22と、電線接続部の先端側に設けられバスバーに接合される接合部21と、を有し、接合部は、電線接続部における長手方向の所定の長さの領域がバスバーの主面31を覆うようにバスバーの主面と接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
前記電線に接続される端子と、
前記端子が接続される板状のバスバーと、
を備える配線部材であり、
前記端子は、
前記電線の端部に接続される電線接続部と、前記電線接続部の先端側に設けられ前記バスバーに接合される接合部と、
を有し、
前記接合部は、前記電線接続部における長手方向の所定の長さの領域が前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーの主面と接合される、
配線部材。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記所定の長さの領域は、前記電線接続部における長手方向の半分以上の長さである、
請求項1に記載の配線部材。
【請求項3】
前記電線接続部は、
前記電線の先端側に設けられる導電露出部に接続されるワイヤバレルと、前記導電露出部よりも前記電線の後端側に設けられる前記電線の絶縁部に圧着されるインシュレーションバレルと、を有し、
前記接合部は、
前記ワイヤバレルが前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーと接合される、
請求項1または2に記載の配線部材。
【請求項4】
前記ワイヤバレルの前記長手方向の一部が前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーと接合される、
請求項3に記載の配線部材。
【請求項5】
前記電線接続部は、圧着により形成される、
請求項3に記載の配線部材。
【請求項6】
前記接合部は、
前記インシュレーションバレルが前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーと接合される、
請求項3に記載の配線部材。
【請求項7】
電線と、
前記電線に接続される端子と、
前記端子が接続される板状のバスバーと、
を備える配線部材の前記端子と前記バスバーとの接合方法であり、
前記端子は、
前記電線の端部に圧着される電線接続部と、前記電線接続部の先端側に設けられ前記バスバーに接合される接合部と、
を有し、
前記端子の前記電線接続部における長手方向の所定の長さの領域が前記バスバーの主面を覆うように、前記バスバーの主面に前記接合部を溶接して接合する、
配線部材の接合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線部材、配線部材の接合方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV)は、バッテリなどの蓄電装置に蓄えられた高圧の電力が、インバータを経由して車輪を駆動するモータに供給される。電気自動車において、バッテリからモータへの給電経路には、例えば、高圧の電力に対応した電線とバスバーとを組み合わせて構成される配線部材が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/215286号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車の給電経路に用いられる配線部材において、バスバーと電線との接続に、例えば、圧着端子などの端子が用いられる。圧着端子を用いてバスバーと電線とを接続する場合には、電線の端部に圧着端子を接続し、溶接などの各種方法により電線と接続された圧着端子の接合部がバスバーに接合される。電線には、電線の被覆を剥いた端部に圧着端子のワイヤバレルをカシメて接合するとともに、電線の被覆が設けられている部分に圧着端子のインシュレーションバレルをカシメて接合する。
【0005】
ところで、従来の配線部材において、バスバーに接合された圧着端子は、ワイヤバレルとインシュレーションバレルとを含む圧着部が、板状のバスバーにおいて最も広い面積を持つ平面(以下「主面」という)の端部よりも外側にある場合、圧着部とバスバーに接合される接合部との間の部分に外力が加わることが考えられる。このため、配線部材において、圧着部とバスバーに接合される接合部との間の部分に加わる外力を抑制して、バスバーに接合された端子の外力に対する耐性を向上することが求められている。
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、バスバーに接合された端子の外力に対する耐性を向上することができる配線部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施態様に係る配線部材は、電線と、前記電線に接続される端子と、前記端子が接続される板状のバスバーと、を備える配線部材であり、前記端子は、前記電線の端部に圧着される電線接続部と、前記電線接続部の先端側に設けられ前記バスバーに接合される接合部と、を有し、前記接合部は、前記電線接続部における長手方向の所定の長さの領域が前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーの主面と接合される。
【0008】
本発明の一実施態様において、前記所定の長さの領域は、前記電線接続部における長手方向の半分以上の長さである。
【0009】
本発明の一実施態様において、前記電線接続部は、前記電線の先端側に設けられる導電露出部に圧着されるワイヤバレルと、前記導電露出部よりも前記電線の後端側に設けられる前記電線の絶縁部に圧着されるインシュレーションバレルと、を有し、前記接合部は、前記ワイヤバレルにおける長手方向の半分以上の長さの領域が前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーと接合される。
【0010】
本発明の一実施態様において、前記ワイヤバレルの前記長手方向の一部が前記バスバーの主面を覆うように前記バスバーと接合される。
(【0011】以降は省略されています)

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