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公開番号2025117556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2025011022
出願日2025-01-27
発明の名称電気接続モジュールおよび電気接続アセンブリ
出願人タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人大場国際特許事務所
主分類H01R 4/38 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】振動環境においても導電性ポストとの確実な電気接触を保証し、迅速な挿入および取外しを可能にした電気接続モジュールおよび電気接続アセンブリを開示する。
【解決手段】電気接続部材1は、受入キャビティを取り囲む外周壁、ならびに上壁および受入キャビティの軸方向において上壁とは反対側の底部開口部を有し、コンタクトばね13は、底部開口部から挿入された接続対象2の導電性ポスト21にリング状に装着可能であるように環状形状であり、コンタクトばね13は、受入キャビティの半径方向に沿って弾性変形を受けて、挿入された導電性ポスト21に半径方向に電気的に接触する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気接続モジュールであって、
受入キャビティ(101)が形成された電気接続部材(1)と、
前記受入キャビティ(101)に設けられたコンタクトばね(13)と
を備え、
前記電気接続部材(1)は、前記受入キャビティ(101)を取り囲む外周壁(11)、ならびに上壁(12)および前記受入キャビティ(101)の軸方向において前記上壁(12)とは反対側の底部開口部(13a)を有し、
前記コンタクトばね(13)は、前記底部開口部(13a)から挿入される接続対象(2)の導電性ポスト(21)にリング状に装着可能であるように環状形状であり、
前記コンタクトばね(13)は、前記受入キャビティ(101)の半径方向に沿って弾性変形を受けて、挿入された前記導電性ポスト(21)に半径方向に電気的に接触するように構成され、したがって、前記電気接続部材(1)は、前記コンタクトばね(13)を介して前記接続対象(2)に電気的に接続可能である、電気接続モジュール。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記導電性ポスト(21)が通ることのできる上部貫通孔(102)が、前記受入キャビティ(101)の前記上壁(12)に形成され、したがって、前記受入キャビティ(101)の底部開口部(101a)から挿入された前記導電性ポスト(21)は、前記上部貫通孔(102)を通って前記受入キャビティ(101)の前記上壁(12)を通ることができる、請求項1に記載の電気接続モジュール。
【請求項3】
制限要素(14)をさらに備え、前記制限要素(14)は、環状形状であり、前記受入キャビティ(101)に取り付けられ、前記コンタクトばね(13)を前記受入キャビティ(101)の前記軸方向に制限して、前記コンタクトばね(13)が前記受入キャビティ(101)の前記軸方向に移動することを防ぐために使用される、請求項1に記載の電気接続モジュール。
【請求項4】
前記制限要素(14)は、周壁部(141)、底壁(142)、および上部開口部(104)を有し、前記導電性ポスト(21)が通ることのできる底部貫通孔(103)が、前記制限要素(14)の前記底壁(142)に形成され、
前記制限要素(14)の前記底壁(142)と前記受入キャビティ(101)の前記上壁(12)とは、前記受入キャビティ(101)の前記軸方向において反対側にあり、前記コンタクトばね(13)の上側および下側にそれぞれ位置し、したがって、前記コンタクトばね(13)は、前記受入キャビティ(101)の前記軸方向に移動することができない、請求項3に記載の電気接続モジュール。
【請求項5】
前記制限要素(14)の前記周壁部(141)の外周面が、前記受入キャビティ(101)の前記外周壁(11)の内周面に締まり嵌めして、前記制限要素(14)を前記受入キャビティ(101)に固定する、請求項4に記載の電気接続モジュール。
【請求項6】
前記導電性ポスト(21)が前記コンタクトばね(13)に挿入される前に、前記コンタクトばね(13)を前記受入キャビティ(101)において半径方向に浮動可能にする所定の間隙が、前記コンタクトばね(13)と前記制限要素(14)の前記周壁部(141)との間にある、請求項5に記載の電気接続モジュール。
【請求項7】
前記導電性ポスト(21)が前記コンタクトばね(13)に挿入された後、前記コンタクトばね(13)は、前記導電性ポスト(21)によって前記受入キャビティ(101)の前記半径方向に拡張され、前記制限要素(14)の前記周壁部(141)に接触する、請求項6に記載の電気接続モジュール。
【請求項8】
前記導電性ポスト(21)が前記コンタクトばね(13)に挿入される前に、前記コンタクトばね(13)は、前記制限要素(14)の前記周壁部(141)に接触する、請求項5に記載の電気接続モジュール。
【請求項9】
前記制限要素(14)の前記周壁部(141)の上面が、前記受入キャビティ(101)の前記上壁(12)の内面に押し付けられ、前記制限要素(14)の前記底壁(142)は、前記接続対象(2)の上面(2a)に押し付けられて、前記制限要素(14)を前記受入キャビティ(101)の前記軸方向に位置決めすることができるように構成されている、請求項4に記載の電気接続モジュール。
【請求項10】
前記電気接続部材(1)は、平坦な接続部(10)を有し、前記受入キャビティ(101)の前記外周壁(11)は、前記平坦な接続部(10)の上面から突出し、
前記平坦な接続部(10)の底面が、前記接続対象(2)の上面(2a)に当接するように構成され、前記受入キャビティ(101)の底部開口部(101a)は、前記平坦な接続部(10)の前記底面に位置する、請求項1に記載の電気接続モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2024年1月30日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202410132352.6号の利益を主張し、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれている。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
本発明は、電気接続モジュール、および電気接続モジュールを備える電気接続アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、バスバーを導電性導体として使用するときに、そのような電気伝導システムの接触面は、面同士で接触し、通常はボルトまたはレーザ溶接によって固定される。ボルト固定方法は、主に装置の接続に使用され、一方、レーザ溶接は、バッテリパックに広く使用され、不可逆的な接続方法である。
【0004】
従来技術において、バスバーと装置との電気接続のために、バスバー端部の電気接続構造は浮動可能であり、一方、装置端部の電気接続構造は、ボルトを使用して装置端部で電気接続構造に固定され取り付けられる。例えば、コンタクトデバイスの適用例にある。
【0005】
従来技術において、例えばキャビネットの適用例では、バスバー間の電気接続のために、バスバーの両端部の電気接続構造は浮動可能であり、ボルトを使用して、電気接続構造をバスバーの両端部でロックする。
【0006】
従来技術において、例えばバッテリパックの適用例では、バスバーと充電式バッテリセルの極との間の電気接続のために、バスバー端部の電気接続構造は浮動可能であり、バッテリセル端部の極は固定されており、バスバー端部の電気接続構造が、レーザ溶接によって、バッテリセル端部で極に溶接される。
【0007】
従来技術において、平面同士を電気接触させる方法を使用すると、振動環境で不良な電気接触が生じることがある。溶接を使用すると、挿入機能および取外し機能を実現することができなくなり、使用が不便になることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様によれば、電気接続モジュールが提供される。電気接続モジュールは、受入キャビティが形成された電気接続部材と、受入キャビティに設けられたコンタクトばねとを備える。電気接続部材は、受入キャビティを取り囲む外周壁、ならびに上壁および受入キャビティの軸方向において上壁とは反対側の底部開口部を有し、コンタクトばねは、底部開口部から挿入された接続対象の導電性ポストにリング状に装着可能であるように環状形状であり、コンタクトばねは、受入キャビティの半径方向に沿って弾性変形を受けて(弾性変形をして、undergo elastic deformation)、挿入された導電性ポストに半径方向に電気的に接触するように構成され、したがって、電気接続部材は、コンタクトばねを介して接続対象に電気的に接続可能である。
【0010】
本発明の例示的な実施形態によれば、導電性ポストが通ることのできる上部貫通孔が、受入キャビティの上壁に形成され、したがって、受入キャビティの底部開口部から挿入された導電性ポストは、上部貫通孔を通って受入キャビティの上壁を通ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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