TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025117731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012612
出願日2024-01-31
発明の名称電池セル
出願人株式会社AESCジャパン
代理人個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】積層体のずれの抑制と、電池セルのエネルギー密度の向上と、を両立する。
【解決手段】電池セル10Aは、第1正極112A、第1負極114A及び第1セパレータ116Aを有する第1積層体110Aと、第2正極122A、第2負極124A及び第2セパレータ126Aを有する第2積層体120Aと、第1積層体110A及び第2積層体120Aの間に位置する介在正極130Aと、を備えている。第1積層体110A及び第2積層体120Aの少なくとも一方と、介在正極130Aと、の互いに接触する面同士の少なくとも一方に滑り止め処理が施されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
各々が正極、負極及びセパレータを有する複数の積層体と、
前記積層体同士の間に位置する介在電極と、
を備え、
前記介在電極の両側に位置する前記積層体の少なくとも一方と、前記介在電極と、の互いに接触する面同士の少なくとも一方に滑り止め処理が施されている、電池セル。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記滑り止め処理は、粗面処理と、接着化合物の添加と、の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の電池セル。
【請求項3】
前記積層体は、交互に積層された複数の前記正極及び複数の前記負極と、各正極の一方の側の側方部及び各負極の前記一方の側の反対側の側方部で交互に折り返された前記セパレータと、を有する、請求項1又は2に記載の電池セル。
【請求項4】
前記介在電極は、前記介在電極の一方の側に位置する前記積層体の前記複数の正極及び前記複数の負極のうち前記介在電極が位置する側の最外側に位置する前記正極又は前記負極と、前記介在電極の他方の側に位置する前記積層体の前記複数の正極及び前記複数の負極のうち前記介在電極が位置する側の最外側に位置する前記正極又は前記負極と、のいずれとも異なる極性を有する、請求項3に記載の電池セル。
【請求項5】
各々が正極、負極及びセパレータを有する複数の積層体を備え、
前記積層体同士の互いに接触する面同士の少なくとも一方に滑り止め処理が施されている、電池セル。
【請求項6】
前記滑り止め処理は、粗面処理と、接着化合物の添加と、の少なくとも一方を含む、請求項5に記載の電池セル。
【請求項7】
各積層体は、交互に積層された複数の前記正極及び複数の前記負極と、各正極の一方の側方部及び各負極の前記一方の側方部の反対側の他方の側方部で交互に折り返された前記セパレータと、を有する、請求項5又は6に記載の電池セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池セルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な電池セルが開発されている。電池セルは、正極、負極及びセパレータを有する電池要素を有している。
【0003】
特許文献1には、電池セルの一例について記載されている。この電池セルは、2つの電極体と、2つの電極体の間に介在して2つの電極体を互いに接着する接着層と、を備えている。
【0004】
特許文献2には、電池セルの一例について記載されている。この電池セルは、互いに積層された複数の積層体ユニットを備えている。各積層体ユニットは、正極板と、負極板と、正極板及び負極板の間に位置するセパレータと、を有している。互いに重なる積層体ユニットの対向面同士には、互いに重なる積層体ユニット同士を位置決めするための凹凸が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-51907号公報
特開2012-248465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば特許文献1に記載されているように、各々が正極、負極及びセパレータを有する複数の積層体が互いに積層されることがある。複数の積層体が互いに積層される場合、積層体のずれを抑制するため、積層体同士の間に接着層が設けられることがある。しかしながら、積層体同士の間に接着層が設けられる場合、接着層の厚みに応じて電池セルの体積が増加して、電池セルのエネルギー密度の向上が難しくなることがある。
【0007】
本発明の目的の一例は、積層体のずれの抑制と、電池セルのエネルギー密度の向上と、を両立することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、以下のとおりである。
1. 各々が正極、負極及びセパレータを有する複数の積層体と、
前記積層体同士の間に位置する介在電極と、
を備え、
前記介在電極の両側に位置する前記積層体の少なくとも一方と、前記介在電極と、の互いに接触する面同士の少なくとも一方に滑り止め処理が施されている、電池セル。
2. 前記滑り止め処理は、粗面処理と、接着化合物の添加と、の少なくとも一方を含む、1.に記載の電池セル。
3. 前記積層体は、交互に積層された複数の前記正極及び複数の前記負極と、各正極の一方の側の側方部及び各負極の前記一方の側の反対側の側方部で交互に折り返された前記セパレータと、を有する、1.又は2.に記載の電池セル。
4. 前記介在電極は、前記介在電極の一方の側に位置する前記積層体の前記複数の正極及び前記複数の負極のうち前記介在電極が位置する側の最外側に位置する前記正極又は前記負極と、前記介在電極の他方の側に位置する前記積層体の前記複数の正極及び前記複数の負極のうち前記介在電極が位置する側の最外側に位置する前記正極又は前記負極と、のいずれとも異なる極性を有する、3.に記載の電池セル。
5. 各々が正極、負極及びセパレータを有する複数の積層体を備え、
前記積層体同士の互いに接触する面同士の少なくとも一方に滑り止め処理が施されている、電池セル。
6. 前記滑り止め処理は、粗面処理と、接着化合物の添加と、の少なくとも一方を含む、5.に記載の電池セル。
7. 各積層体は、交互に積層された複数の前記正極及び複数の前記負極と、各正極の一方の側方部及び各負極の前記一方の側方部の反対側の他方の側方部で交互に折り返された前記セパレータと、を有する、5.又は6.に記載の電池セル。
【発明の効果】
【0009】
本発明の上記態様によれば、積層体のずれの抑制と、電池セルのエネルギー密度の向上と、を両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る電池セルの前方斜視図である。
実施形態1に係る電池セルの一部分の前方拡大斜視図である。
実施形態1に係る電池セルの右側面図である。
図3のA-A断面模式図である。
実施形態2に係る電池セルの断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社AESCジャパン
電池セル
1日前
株式会社AESCジャパン
電池セル
2日前
株式会社AESCジャパン
電池セル
2日前
株式会社AESCジャパン
電池セル
2日前
株式会社AESCジャパン
電池セル
2日前
株式会社AESCジャパン
電池セル
2日前
株式会社AESCジャパン
電池モジュール
2日前
株式会社AESCジャパン
電池モジュール
2日前
株式会社AESCジャパン
全固体電池および全固体電池の製造方法
6日前
株式会社AESCジャパン
負極電極、およびリチウムイオン二次電池
7日前
個人
雄端子
2日前
個人
後付地震遮断機
6日前
個人
超精密位置決め機構
7日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
10日前
株式会社ExH
電流開閉装置
1か月前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
個人
鉄心用材料とその製造方法
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
9日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1か月前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
矢崎総業株式会社
電線
17日前
住友電装株式会社
端子
1日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
9日前
続きを見る