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公開番号2025117870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012834
出願日2024-01-31
発明の名称信号通信装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】車両への車輪の固定状態に対応する信号を送信する装置の利便性を高める。
【解決手段】筐体11は、軸Aを中心に回転されることにより車両に車輪を固定するナット20に装着される。アンテナ12は、前記車輪の固定状態に対応する信号を送信するために使用される。アンテナ12は、筐体11がナット20に装着された状態において軸Aと交差する平面に沿って延びる第一部分121を有している。第一部分121は、筐体11がナット20に装着された状態において軸Aに沿う方向について間隙Gを介してナット20と対向するように筐体11に支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸を中心に回転されることにより車両に車輪を固定する締結部材に装着される筐体と、
前記車輪の固定状態に対応する信号を送信するためのアンテナと、
を備えており、
前記アンテナは、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において前記軸と交差する平面に沿って延びる第一部分を有しており、
前記第一部分は、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において前記軸に沿う方向について間隙を介して前記締結部材と対向するように前記筐体に支持されている、
信号通信装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記信号を処理する回路が搭載された基板と、
前記回路と電気的に接続されており、前記基板に支持されている導電端子と、
を備えており、
前記アンテナは、前記軸に沿う方向に延びて前記導電端子と接続された第二部分を有しており、
前記第一部分は、前記第二部分から前記軸に沿う方向について前記基板と対向しない位置へ延びる部分を含んでいる、
請求項1に記載の信号通信装置。
【請求項3】
前記導電端子は、中空部を区画するとともに当該中空部に連通する開口が形成された筒状部を有しており、
前記アンテナの前記第二部分は、前記開口を通じて前記中空部内に延びており、
前記アンテナの前記第一部分と前記開口を含む前記導電端子の一部は、第一ポッティング剤により封止されている、
請求項2に記載の信号通信装置。
【請求項4】
前記基板および前記導電端子の残りの部分は、第二ポッティング剤により封止されている、
請求項3に記載の信号通信装置。
【請求項5】
軸を中心に回転されることにより車両に車輪を固定する締結部材に装着される筐体を有する信号通信装置の製造方法であって、
第一部分と第二部分を有し、かつ前記車輪の固定状態に対応する信号を送信するためのアンテナを、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において当該第一部分が前記軸と交差する平面に沿って延び、かつ当該第二部分が前記軸に沿う方向に伸びるように前記筐体に支持させ、
第一ポッティング剤を前記筐体へ流し込み、少なくとも前記第一部分を当該第一ポッティング剤に浸らせるとともに、前記第二部分の一部を当該第一ポッティング剤から露出させ、
中空部を区画するとともに当該中空部に連通する開口が形成された筒状部を有する導電端子を用意し、
未硬化状態の前記第一ポッティング剤に前記開口を含む前記導電端子の一部を浸し、前記開口を通じて前記第二部分の一部を前記中空部へ嵌入し、
前記第一ポッティング剤を硬化させる、
信号通信装置の製造方法。
【請求項6】
前記信号を処理する回路が搭載された基板に前記導電端子を支持させるとともに当該回路と前記導電端子を電気的に接続し、
前記開口を含まない前記導電端子の一部と前記基板を第二ポッティング剤で封止する、
請求項5に記載の信号通信装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、軸を中心に回転されることにより車両に車輪を固定する締結部材に装着される筐体を有する信号通信装置に関連する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車輪に装着された加速度センサから出力される信号に基づいて当該車輪の車両への固定状態の異常を検出する装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-329907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両への車輪の固定状態に対応する信号を送信する装置の利便性を高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示により提供される態様例の一つは、信号通信装置であって、
軸を中心に回転されることにより車両に車輪を固定する締結部材に装着される筐体と、
前記車輪の固定状態に対応する信号を送信するためのアンテナと、
を備えており、
前記アンテナは、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において前記軸と交差する平面に沿って延びる第一部分を有しており、
前記第一部分は、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において前記軸に沿う方向について間隙を介して前記締結部材と対向するように前記筐体に支持されている。
【0006】
上記のような構成によれば、アンテナの第一部分を軸と交差する平面に沿って延ばすことにより、巻き回したり蛇行させたりといった経路の形状に係る選択自由度と空間の利用効率を高めることができる。これにより、筐体の大型化を抑制しつつ、放射効率の高いアンテナ長の確保を容易化できる。他方、信号通信装置が装着される締結部材は金属製であることが一般的である。しかしながら、上記のような構成によれば、第一部分を軸に沿う方向に締結部材から離隔させることができるので、締結部材がアンテナの放射特性に及ぼしうる影響を抑制できる。したがって、車両への車輪の固定状態に対応する信号を送信する装置の利便性を高めることができる。
【0007】
本開示により提供される態様例の一つは、軸を中心に回転されることにより車両に車輪を固定する締結部材に装着される筐体を有する信号通信装置の製造方法であって、
第一部分と第二部分を有し、かつ前記車輪の固定状態に対応する信号を送信するためのアンテナを、前記筐体が前記締結部材に装着された状態において当該第一部分が前記軸と交差する平面に沿って延び、かつ当該第二部分が前記軸に沿う方向に伸びるように前記筐体に支持させ、
第一ポッティング剤を前記筐体へ流し込み、少なくとも前記第一部分を当該第一ポッティング剤に浸らせるとともに、前記第二部分の一部を当該第一ポッティング剤から露出させ、
中空部を区画するとともに当該中空部に連通する開口が形成された筒状部を有する導電端子を用意し、
未硬化状態の前記第一ポッティング剤に前記開口を含む前記導電端子の一部を浸し、前記開口を通じて前記第二部分の一部を前記中空部へ嵌入し、
前記第一ポッティング剤を硬化させる。
【0008】
車輪を車両に固定する締結部材に装着される信号通信装置は、雨雪、粉塵、温度変化などに曝されることを免れない。しかしながら、上記のような方法によれば、放射効率の高いアンテナ長の確保が容易であり、かつ水分、粉塵、および温度変化などからアンテナを保護可能な、利便性の高い信号通信装置を簡易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態例に係る信号通信装置の外観を例示している。
図1の信号通信装置が装着されるナットを例示している。
図1の信号通信装置の一部の外観を例示している。
図1の信号通信装置の一部の構成を例示している。
図4における導電端子の外観を例示している。
図1の信号通信装置の一部の構成を例示している。
図6の構成を得るための製造方法を例示している。
図6の構成を得るための製造方法を例示している。
図6の構成を得るための製造方法を例示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。例示される各要素を認識可能な大きさとするために、各図においては縮尺が適宜に変更されている。
(【0011】以降は省略されています)

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