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公開番号2025137334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024103767
出願日2024-06-27
発明の名称ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類C08F 8/00 20060101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の課題は、吸水性樹脂を吸水以外の機能を有する機能性材料に再生する技術に関する。
【解決手段】本発明の一形態に係るポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物は、重量平均分子量が100以上1,000,000以下であり、アクリル酸由来の構成単位を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物であって、
重量平均分子量が100以上1,000,000以下であり、
アクリル酸由来の構成単位を有する
ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂は、ポリアクリル酸塩架橋体、ポリアクリル酸/ポリアクリル酸塩架橋体から選択される少なくとも1種である
請求項1に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物。
【請求項3】
分散剤、紫外線吸収剤、及び蛍光剤から選択される少なくとも1つの機能性材料として用いられる
請求項1に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物。
【請求項4】
分散剤として用いられる
請求項1に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物を含有する塗料。
【請求項6】
ポリアクリル酸系吸水性樹脂を分解することで、重量平均分子量が100以上1,000,000以下であり、かつ、アクリル酸由来の構成単位を有する分解物を生成する
ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法。
【請求項7】
前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解では、前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂を熱分解する
請求項6に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法。
【請求項8】
前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂を熱分解する温度は、300℃以上500℃以下である
請求項7に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法。
【請求項9】
前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解では、前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂を、酸を含む処理液と接触させる
請求項6に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法。
【請求項10】
前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解では、前記ポリアクリル酸系吸水性樹脂をオゾンと接触させる
請求項6に記載のポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物及びその製造方法等に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ポリアクリル酸系吸水性樹脂は、多量の水分を保持できる性質から、おむつ及び生理用ナプキン等の吸収性物品を含む幅広い用途で用いられている。一方で、資源の有効活用、及び温室効果ガスの排出量削減などの観点から、使用済み吸水性樹脂をリサイクルする技術について検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、酸及び/又はアルカリによって吸水性樹脂を分解する方法が記載されている。また、特許文献2には、高吸水性樹脂をオゾン水で処理し、オゾン水で処理された高吸水性樹脂をアルカリ水溶液で再活性化し、再活性化された高吸水性樹脂に親水性微粒子を添加した後乾燥する、使用済み高吸水性樹脂を再生する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-249711号公報
特開2020-195994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2において、吸水性樹脂を、吸水以外の機能を有する機能性材料に再生するための具体的な技術については検討されていない。
【0006】
本発明の課題は、吸水性樹脂を吸水以外の機能を有する機能性材料に再生する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物は、
重量平均分子量が100以上1,000,000以下であり、
アクリル酸由来の構成単位を有する。
【0008】
本発明の他の形態に係るポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の製造方法は、
ポリアクリル酸系吸水性樹脂を分解することで、重量平均分子量が100以上1,000,000以下であり、かつ、アクリル酸由来の構成単位を有する分解物を生成するステップを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、吸水性樹脂を吸水以外の機能を有する機能性材料に再生することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態において推定されるポリアクリル酸系吸水性樹脂の熱分解のメカニズムを説明するための模式図であり、(A)は分解前のポリアクリル酸系吸水性樹脂の例を示し、(B)はポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物の例を示す。
本発明の実施例に係る吸光特性の評価試験において、200~800nmの光を照射した場合の各波長における光の透過率の測定結果を示すグラフであり、実施例1、比較例1~3のサンプルの結果を示すグラフである。
図2と同様の試験において、実施例2~5のサンプルの結果を示すグラフである。
図2と同様の試験において、実施例6~9のサンプルの結果を示すグラフである。
図2と同様の試験において、実施例10~13のサンプルの結果を示すグラフである。
図2と同様の試験において、実施例14及び15のサンプルの結果を示すグラフである。
図2と同様の試験において、実施例16及び17のサンプルの結果を示すグラフである。
本発明の実施例に係る蛍光特性の評価試験において、励起波長を変えて(波長分布200~900nm)照射した際の、400nmの発光強度を示すグラフであり、実施例1、比較例1~3のサンプルの結果を示すグラフである。
図8と同様の試験において、実施例2~5のサンプルの結果を示すグラフである。
図8と同様の試験において、実施例6~9のサンプルの結果を示すグラフである。
図8と同様の試験において、実施例10~13のサンプルの結果を示すグラフである。
図8と同様の試験において、実施例14及び15のサンプルの結果を示すグラフである。
図8と同様の試験において、実施例16及び17のサンプルの結果を示すグラフである。
本発明の実施例に係る蛍光特性の評価試験において、波長298nmの紫外光を照射して発せられた分光強度(波長200~900nm)の分布を示すグラフであり、実施例1、比較例1~3のサンプルの結果を示すグラフである。
図14と同様の試験において、実施例2~5のサンプルの結果を示すグラフである。
図14と同様の試験において、実施例6~9のサンプルの結果を示すグラフである。
図14と同様の試験において、実施例10~13のサンプルの結果を示すグラフである。
図14と同様の試験において、実施例14及び15のサンプルの結果を示すグラフである。
図14と同様の試験において、実施例16及び17のサンプルの結果を示すグラフである。
本発明の実施例に係る遠心沈降方式による分散安定性の評価試験において、温度25℃、回転数4,000rpmの条件でサンプル及びフタロシアニンを含有する懸濁液に遠心力を付加した場合の、経過時間と光の平均透過度との関係を示すグラフであり、実施例1、比較例1~3のサンプルの結果を示すグラフである。
図20と同様の試験において、実施例2~5のサンプルの結果を示すグラフである。
図20と同様の試験において、実施例6~9のサンプルの結果を示すグラフである。
図20と同様の試験において、実施例10~13のサンプルの結果を示すグラフである。
図20と同様の試験において、実施例14及び15のサンプルの結果を示すグラフである。
図20と同様の試験において、実施例16及び17のサンプルの結果を示すグラフである。
本発明の実施例1に係るポリアクリル酸系吸水性樹脂の分解物を塗布した実施例18の和紙と、比較例4に係る分解物を塗布していない和紙と、を用いて、200~800nmの光を照射した場合の各波長における光の透過率の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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