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公開番号
2025144920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024044842
出願日
2024-03-21
発明の名称
情報処理方法、サーバー装置、及び情報処理装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
G06F
21/31 20130101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザーの手間を軽減しつつ、認証済のユーザーに紐づく処理をネットワーク経由で出力装置に実行させる。
【解決手段】所定のサービスを提供するサーバー装置30は、出力装置10を示す装置IDと第1のパスワードとを関連付ける。サーバー装置30は、第1のパスワードを出力装置10に出力させ、ユーザーIDを用いてログイン済みの端末装置40から第1のパスワードを受信した場合に、出力装置10と端末装置40のユーザーとを関連付ける。サーバー装置30は、共通鍵を端末装置40に送信し、当該共通鍵と所定の暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワードを端末装置40に出力させる。出力装置10は、第2のパスワードの入力を契機として当該第2のパスワードの生成に用いられた共通鍵に対応するユーザーIDをサーバー装置30から取得し、当該ユーザーIDに基づく処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ネットワークを介してサービスを提供するサーバー装置が、出力装置を示す装置識別情報と第1のパスワードとを関連付けることと、
前記サーバー装置が、前記第1のパスワードを前記出力装置に送信することと、
前記出力装置が、前記第1のパスワードを含む情報を出力することと、
ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログイン済みの第1の端末装置が、前記第1のパスワードを前記サーバー装置へ送信することと、
前記サーバー装置が、前記第1のパスワードに基づいて前記ユーザー識別情報と前記装置識別情報とを関連付けることと、
前記サーバー装置が、前記ユーザー識別情報に対応付けた共通鍵を前記第1の端末装置に送信することと、
前記第1の端末装置が、前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワードを表示することと、
前記出力装置が、前記第2のパスワードの入力を受け付けることと、
前記出力装置が、前記第2のパスワードと前記暗号化アルゴリズムとに基づいて、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記サーバー装置から取得することと、
前記出力装置が、前記ユーザー識別情報に基づく処理を実行することと、
を含む、情報処理方法。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第1のパスワードを含む情報は、前記サービスを提供するウェブサイトのアドレス情報を含み、
前記第1の端末装置が、前記アドレス情報を用いて前記ウェブサイトにアクセスすることと、
前記第1の端末装置が、前記ウェブサイトから、前記ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログインすることと、を更に含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1の端末装置による前記サービスへのログインが完了した場合に、前記サーバー装置が、前記ユーザー識別情報と前記共通鍵とに関連付けて回復キーを記憶することと、
前記サーバー装置が前記第1の端末装置に前記回復キーを送信することと、
前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置が、前記ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログインした場合に、前記サーバー装置が前記回復キーの入力を要求することと、
前記サーバー装置が、前記第2の端末装置から前記回復キーを受信した場合に、前記回復キーに関連付けられた前記共通鍵を前記第2の端末装置に送信することと、を更に含む、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記サーバー装置が、前記共通鍵を前記出力装置に送信することと、
前記出力装置が、前記共通鍵と前記暗号化アルゴリズムとに基づいて、前記第2のパスワードの認証を行うことと、を更に含み、
前記出力装置が前記ユーザー識別情報を前記サーバー装置から取得することは、前記認証が成功した場合に前記ユーザー識別情報を取得することである、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記暗号化アルゴリズムは、Time-based One-Time Passwordアルゴリズムである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記出力装置は、画像を表示する画像表示装置であり、前記ユーザー識別情報に基づく処理は、前記ユーザー識別情報に応じた画像を表示することである、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記ユーザー識別情報に基づく処理は、前記出力装置の動作又は状態に関する情報を前記サーバー装置に送信することである、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項8】
出力装置、及び第1の端末装置の各々と通信する通信装置と、
少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサーは、
ネットワークを介してサービスを提供することと、
前記出力装置を示す装置識別情報と第1のパスワードとを関連付けることと、
前記第1のパスワードを、前記通信装置を用いて前記出力装置に送信することと、
ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログイン済みの前記第1の端末装置から、前記第1のパスワードを、前記通信装置を用いて受信することと、
前記第1のパスワードに基づいて前記ユーザー識別情報と前記装置識別情報とを関連付けることと、
前記ユーザー識別情報に対応付けた共通鍵を、前記通信装置を用いて前記第1の端末装置に送信することにより、前記共通鍵と所定の暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワードを前記第1の端末装置に出力させることと、
前記暗号化アルゴリズムに基づいて、前記第2のパスワードの認証を行うことと、
前記認証に成功した場合に、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記出力装置へ送信することと、を実行する、
サーバー装置。
【請求項9】
サービスを提供するサーバー装置及び出力装置の回路基板の各々と通信する通信装置と、
少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサーは、
前記出力装置を示す装置識別情報を、前記通信装置を用いて前記サーバー装置へ送信することと、
前記装置識別情報と前記サービスにログイン済のユーザーを示すユーザー識別情報とを関連付けるための第1のパスワードを、前記サーバー装置から取得することと、
前記第1のパスワードを含む情報を前記出力装置に出力させることと、
前記サーバー装置において前記ユーザー識別情報に対応付けられた共通鍵を、前記サーバー装置から受信することと、
前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワード、の入力を受け付けることと、
前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づいて、前記第2のパスワードの認証を行うことと、
前記認証に成功した場合に、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記サーバー装置から取得することと、
前記ユーザー識別情報に基づく処理を前記出力装置に実行させることと、を実行する、
情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法、サーバー装置、及び情報処理装置、に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
プロジェクター等の画像表示装置を予め認証されたユーザーのみに操作させる技術が種々提案されており、一例としては特許文献1に開示の技術が挙げられる。特許文献1に開示のパスワード生成装置は、画像表示装置を操作する操作者の認証を行う操作者認証手段と、認証された操作者に対し、画像表示装置を使用するための使い捨てパスワードを生成するパスワード生成手段とを有する。特許文献1に開示の画像表示装置は、画像表示装置を操作する操作装置により入力された使い捨てパスワードを認証するパスワード認証手段と、パスワード認証手段による認証結果に応じて、画像表示装置の動作内容を制御する動作制御手段とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-061881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像表示装置をネットワークに接続し、当該ネットワークに接続されたパーソナルコンピューター等の端末装置を操作装置として用いる場合、特許文献1に開示の方法では、端末装置をサービスにログインさせた後、更に画像表示装置をサービスにログインさせる必要があり、ユーザーにとっては手間がかかるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の情報処理方法の一態様は、ネットワークを介してサービスを提供するサーバー装置が、出力装置を示す装置識別情報と第1のパスワードとを関連付けることと、前記サーバー装置が、前記第1のパスワードを前記出力装置に送信することと、前記出力装置が、前記第1のパスワードを含む情報を出力することと、ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログイン済みの第1の端末装置が、前記第1のパスワードを前記サーバー装置へ送信することと、前記サーバー装置が、前記第1のパスワードに基づいて前記ユーザー識別情報と前記装置識別情報とを関連付けることと、前記サーバー装置が、前記ユーザー識別情報に対応付けた共通鍵を前記第1の端末装置に送信することと、前記第1の端末装置が、前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワードを表示することと、前記出力装置が、前記第2のパスワードの入力を受け付けることと、前記出力装置が、前記第2のパスワードと前記暗号化アルゴリズムとに基づいて、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記サーバー装置から取得することと、前記出力装置が、前記ユーザー識別情報に基づく処理を実行することと、を含む。
【0006】
本開示のサーバー装置の一態様は、出力装置、及び第1の端末装置の各々と通信する通信装置と、少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、ネットワークを介してサービスを提供することと、前記出力装置を示す装置識別情報と第1のパスワードとを関連付けることと、前記第1のパスワードを、前記通信装置を用いて前記出力装置に送信することと、ユーザー識別情報を用いて前記サービスにログイン済みの前記第1の端末装置から、前記第1のパスワードを、前記通信装置を用いて受信することと、前記第1のパスワードに基づいて前記ユーザー識別情報と前記装置識別情報とを関連付けることと、前記ユーザー識別情報に対応付けた共通鍵を、前記通信装置を用いて前記第1の端末装置に送信することにより、前記共通鍵と所定の暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワードを前記第1の端末装置に出力させることと、前記暗号化アルゴリズムに基づいて、前記第2のパスワードの認証を行うことと、前記認証に成功した場合に、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記出力装置へ送信することと、を実行する。
【0007】
また、本開示の情報処理装置の一態様は、サービスを提供するサーバー装置及び出力装置の回路基板の各々と通信する通信装置と、少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記出力装置を示す装置識別情報を、前記通信装置を用いて前記サーバー装置へ送信することと、前記装置識別情報と前記サービスにログイン済のユーザーを示すユーザー識別情報とを関連付けるための第1のパスワードを、前記サーバー装置から取得することと、前記第1のパスワードを含む情報を前記出力装置に出力させることと、前記サーバー装置において前記ユーザー識別情報に対応付けられた共通鍵を、前記サーバー装置から受信することと、前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づく第2のパスワード、の入力を受け付けることと、前記共通鍵と暗号化アルゴリズムとに基づいて、前記第2のパスワードの認証を行うことと、前記認証に成功した場合に、前記共通鍵に対応する前記ユーザー識別情報を前記サーバー装置から取得することと、前記ユーザー識別情報に基づく処理を前記出力装置に実行させることと、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態による情報システム1の構成例を示す図である。
情報システム1に含まれるサーバー装置30の構成例を示す図である。
サーバー装置30の記憶装置350に記憶される管理テーブルTBLの一例を示す図である。
情報処理装置20による制御の下で出力装置10が出力するUI画面G1の一例を示す図である。
情報システム1に含まれる情報処理装置20の構成例を示す図である。
情報システム1において実行される情報処理方法における処理の流れを示す図である。
他の実施形態によるサポート画面G2の一例を示す図である。
変形例(2)のUI画面G3の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態は、以下に述べる形態に限られるものではない。
1.実施形態
図1は、本開示の一実施形態による情報処理方法を実行する情報システム1の構成例を示す図である。図1に示されるように、情報システム1は、出力装置10と、端末装置40(1)及び端末装置40(2)と、サーバー装置30と、を含む。出力装置10は、情報処理装置20を含む。情報処理装置20、端末装置40(1)、端末装置40(2)、及びサーバー装置30の各々は、例えばインターネット等のネットワークNWに接続される。本実施形態では、セキュリティー確保のため、端末装置40(1)又は端末装置40(2)とサーバー装置30との間の通信、及びサーバー装置30と情報処理装置20との間の通信にはいずれもHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)に準拠した通信が採用される。具体的には、これらの通信はWebAPI(Web Application Programming Interface)により実現される。
【0010】
情報処理装置20は、例えばAndoroid OS(Operating System)に従って作動するコンピューター装置であり、ネットワークNWを介してサーバー装置30から与えられる指示に応じて出力装置10の作動制御の少なくとも一部を行う装置である。本実施形態では、情報処理装置20は出力装置10の筐体内に配置されるが、情報処理装置20は出力装置10とは別個の装置として、出力装置10の外部から出力装置10に有線接続されてもよい。情報処理装置20が出力装置10に外部から接続される場合も、情報処理装置20は出力装置10と一体的に機能するため、出力装置10の一部とみなすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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